ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信44、バリローチェからアンデスを越えてチリへⅡ

 翌朝8時にホテルまでバスが迎えに来て、7つの湖を見ながらバリローチェの北396kmにある街サンマルチン・デ・ロスアンデスへのツアー出発。今日もギアは若い女性で、スペイン語の後で英語で説明してくれたので助かった。
バリロッチェ市内を出てしばらくは松林が続き、その後、原生林に入る。鬱蒼とした木立の間に見え隠れする、美しい6つの湖の湖畔に沿ってバスは走り、ビューポイントごとに停車。湖の背後は万年雪の山々。
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           トイレ休憩した小さな町の変な像
7つ目のラカール湖湖畔のSan Martin de los Andesが目的地だ。ここで約二時間の昼食休憩。帰りは別のルートでやはり何ヶ所かの湖畔を通った。湖水と森と険しい雪山。まさにバリローチェ周辺一帯が、南米のスイスと言われる由縁だ。スイス人の他にドイツ人入植者の多い地域である。どいつもこいつもドイツ人・・・・なんちゃって。
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           ヴィジャリノ湖
行く途中、湖畔に家が点在していたが、アルゼンチンの大富豪達の別荘地帯だそうだ。サンマルチン市内の観光案内所前で、この町に住んでるという日本人女性から声をかけられた。市内からさらにバスで2時間の山の中で働いている、私達の仲間のMさんの話をすると、知り合いだと言う。
そのMさんに電話したら、「今、ウシュアイヤに来ていて、世界最南端の列車の中」と言う返事。みんなバケーションを楽しんでるんだ。
土産物を売る露天のおやじさんから、夫が車に書かれた中国語の漢字の意味を聞かれて答える。そのおやじさんに安いレストランはないか聞くと、テネドールリブレ(バイキングスタイル)の店を教えてくれた。
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             昼食を食べた「エル・テネドール」の外の眺め
 飲み物別で1人30ペソ(1200円)で食べ放題だが、デザートは別払い。美味しかったが別段安くはない。後でさっきのおやじにそう言うと、サンマルチンは物価が高いのだそうだ。
値段はともかく、ボーイさんはえらくハンサムで、良く気が利き、愛想も抜群の良さだったから、ま、いいとしよう。
バリロッチェへ戻る最後の休憩地は片側が奇岩の連なる湖の湖畔。どんなに美しい湖でも、あまり沢山見すぎると感動が薄れてくるが、この奇岩に囲まれた湖は見ごたえがあった。
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            サンマルチンの町で見かけたレストランのメニュー

 全行程1000km近いバスの旅で、さすがに疲れた。外食する元気もなく、夕食はスーパーで出来合いの料理を買ってきてホテルで食べた。
by ruriwada | 2008-02-09 02:33 | Comments(0)