ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信27

再びブエノスアイレスへ
 NYからブエノスアイレス行き飛行機の搭乗ロビーで、早くもアルゼンチンと再会。ロビーの椅子の前の通路に、他人の邪魔など一向にお構いなく、だらしなく荷物を置いてるアルゼンチン版オバタリアン3人連れ。
一人はロビーの清掃用と思われる、床の電源から長いコードをつなげて、コンピュータに没頭してござる。行き交う人たちが足を引っ掛けそうになって睨んでも気がつく様子もなく、2時間ぐらいやっていた。他の二人はそれを時々覗き込みながら、大声でおしゃべりに熱中。
瑠璃通信27_f0135018_23393443.jpg

    通路に放り出したままのアルゼンチンオバタリアン達の荷物
アルゼンチン人は人懐こく、根は良い人たちだが、周囲への配慮に欠けているようだ。つまり、ずばり無神経と言うこと。そして大変な寝坊助だと今回分かった。
真っ暗い機内ですっかり目が覚めてしまった私は、客室乗務員に時刻を尋ねた。すると何と朝の8時ではないか。窓のシャッターを細めに開けてみると、外は眩いくらいの明るさ。
夫と二人、読書灯をつけて本を読み出したが、それでも誰も起きる様子はない。9時半に朝食が配り始めれてからやっと皆起きだした。
さて、空港から市内へ向かう途中、牛の群れが見えてきた。ああ、アルゼンチンに戻ったんだ!市内に入ると、ハカランダ(ジャカランダ)が真っ盛り。
瑠璃通信27_f0135018_23403339.jpg

                  ハカランダ
瑠璃通信27_f0135018_23411062.jpg

                 ハカランダの花びら
ハカランダの花は桐の花に色も形も大きさも似ている。まさに春たけなわと言いたいところだが、連日30度を越す暑さだ。4季はあるが、春と秋が短く、冬から一気に夏になる感じ。
喧騒と排気ガス、路上の犬のウンチと紙くず。懐かしい日常の始まり。
「清い水には魚が棲みにくい」と言うが、こんな風土が今や住み心地が良いから不思議。
by ruriwada | 2007-12-06 23:45 | Comments(0)