ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 184 アディオス・アルヘンティーナ

9月26日
セントロ日系で最後のスペイン語クラスとタンゴクラス。セントロ日系の責任者のリカルドが記念のお皿をプレゼントしてくれた。タンゴクラス終了後は皆で記念撮影。ラストダンスは前回と同じく、「ラ・クンパルシータ」
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                   日本語とスペイン語の交換授業をしていたマキシとラストダンス
このクンパルシータは歌詞はアルゼンチン人だが、曲はウルグアイ人で、両国とも自分の国のタンゴだと主張している。ブエノスアイレスとラプラタ川を挟んだ対岸の国ウルグアイはアルゼンチンの一州になりそうな時期があったが、国民投票で独立国になったと聞く。
二国間の関係は良好で行き来も実に簡単。ウルグアイ人の多くはブエノスアイレスで働いていて、週末に帰国する。
因みに日本から観光ビザで来て長期滞在している人達は、3カ月毎に朝ウルグアイ行きの船に乗り、夕方の船で帰って来る、と言う事を繰り返している。私の知人にも何人かいる。
ウルグアイの大統領は清廉潔白、安アパート住まいだそうだ。
ウルグアイの有名観光地コロニアの町は犯罪も少なく、町の人達はとても親切で暖かい。
二言目には「アルゼンチンとは違う」と、胸を張って言うので可笑しかった。

4年間のアルゼンチン生活最後の夜は、一緒に来て一緒に帰る16人全員が参加して、行きつけの中国料理店「COCO」でお別れ会。
パーティのセッティングを頼まれた夫が全員に料金、料理の種類などについて事前アンケートを取ったところ、100ペソ、150ペソ、200ペソ、フランス料理、日本料理、中国料理と、皆の希望はまさにバラバラ。
ふところ具合、食の好みは人それぞれだと痛感した。一番数の多かったのが、1人100ペソの中華料理。
と言う訳で、ブエノスアイレスで私の知る限り一番安くて味もまあまあの「COCO」に決まった次第である。スイパチャ通りの、サンマルティン広場から数分の場所にある、こじんまりした中国料理店で、中国名は御花園飯店。デリバリーも行っている、と言うよりデリバリーの方が主のようだ。

9月27日
とうとう帰国の日が来た。今回も2年間の滞在で、計丸4年間をブエノスアイレスで過ごした。私にとってはまさに第2の故郷。去るのがつらい。出発1時間前に大家の奥さんと、不動産屋で我が家のお助けマンだったオスカルが来て、アパートの引き渡し書類にサイン、カギを返す。
さらば我がアパート。日本だったら億ションと呼ばれるような広い(と言ってもアルゼンチンでは普通だが)アパート暮らしは、もはや二度と縁がないだろうなあ・・・
ニュージャパントラベルのオラショが帰国者全員のアパートを巡って(地方滞在者はホテル)拾い、空港まで送ってくれる。ニュージャパンさんにも本当にお世話になった。
帰国の便はアメリカのダラス経由だが、コンチネンタル航空は、アメリカでの通関手続きの時に、預けた荷物は出さなくてすむから楽だ。
機は珍しく定時に出発。29日午後2時半、無事成田に着いた。

アディオス・アルヘンティーナ(アルゼンチンよ、さようなら)!
Commented by よいこ at 2011-12-15 20:26 x
 最後のタンゴクラス 「ラ クンパルシータ」素敵ですね・
Commented by よいこ at 2011-12-15 20:26 x
 最後のタンゴクラス 「ラ クンパルシータ」素敵ですね・
by ruriwada | 2011-12-03 06:01 | Comments(2)