ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 170 サルタの殺人事件

8月1日(月)
2時頃ニュージャパントラベルに行っての帰り道、珍しく夫からケータイに電話があった。「セントロ日系から電話があって、今日はタンゴはないがスペイン語はある、先生が待っている」と言う。エエッ?そんなバカな。
先週はセシ先生のスペイン語が休みで、タンゴだけだったのだが、、秘書が「来週はクラスは全部休みだ」と言った。先生からは来週はありますと聞いていたので、「スペイン語も?」と、2度も念を押し、さらに私のスペイン語の聞き違いかと、スペイン語の堪能なタンゴの先生からも聞いてもらったら、確かに休みだと言われたのに・・・
それにスペイン語は4時半からのはず。
セシに電話したら、「グループレッスンは全部休みだが、個人レッスンはあります。でも時間はいつもの4時半からです」
まったく何がどうなってるのやら・・
セントロ日系の秘書たちは大学生のアルバイトが多い。先週の秘書が勘違いし、さらに今週の秘書が怪しげな日本語で伝えたので夫が誤解した、というのがこのこんぐらがりの原因らしかった。
急いで家に帰りセントロ日系に行く。
セシ先生が「大丈夫だった。換えてもらえた」と100ペソ札を渡してくれた。先日ナシオン銀行で1,000ドルをペソに両替してもらった時、銀行員が機械で数えて渡してくれたのだが、100ペソ札一枚の角がちょぴり欠けていた。
この国ではどんな汚い札でも流通してるのに、何故か少しでも欠けているのは受け取ってくれないのだ。セシのご主人が銀行員なので、取り替えてもらえるか聞いてもらったのだ。
100ペソ損せずにすんでラッキー!
ところで先生の話では、私達がラ・リオハに行ってた間、サルタで外国人観光客が2人殺されたそうだ。ツアーで相席したベルギー人が「明日はサルタヘ行く」と言っていたのでギクリとしたが、若いフランス人女性2人だった。
死体発見の翌日逮捕のニュースがあり、えらく早く解決したと思ったら、これが誤認逮捕。その翌日には釈放されたが、警察官から拷問されたと訴えていた。その後フランス大統領からクリスチーナ大統領に直接電話があり、政府はやっきになって捜査したらしく、すぐに数名が逮捕された。
4人が若いフランス人女性2人を暴行後射殺して死体遺棄、他に犯人の父親らが証拠隠滅、死体遺棄の手伝いをしたとかで逮捕された。この先が恐ろしい。犯人の一人は警察学校の生徒、その恋人の父親は現役警察官、他にも何人か警察関係者がいるらしい。仏大統領からの電話がなければきっと闇に葬られた事だろう。
被害者の携帯電話を犯人が恋人にプレゼントした事から足がついたそうだ。何ともお粗末でむごい事件だが、アルゼンチンには死刑がないそうだ。終身刑があるが、模範囚だと20年から25年で自宅軟禁になるという。
昨年パレルモ地区で、自分の家族を皆殺しにした老人が刑務所から出て自宅軟禁になったが、地区の住民の猛反対で刑務所に逆戻りさせられたという事件があった。
サルタは私の一番のお気に入りの場所で、そんな凶悪な犯罪が行われたとはとても信じられない思いだ。
by ruriwada | 2011-08-20 08:58 | Comments(0)