ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 169 ロックアウト

7月31日(日)
昨夜ラ・リオハを夕方6時20分に出たバスは予定よりも1時間早い朝7時にレティロターミナルに到着。夫はこのターミナルで数回ケチャップ強盗(実際は液体クレンザーの様な液体を服にかけられただけで、盗難の被害には遭った事はないが)にあって以来、トラウマがひどく、「ターミナルの外の通りを歩くのがこわい、タクシーにしよう」と言う。
タクシー乗り場は超長蛇の列。20分程待ったが、待つだけで1時間はかかりそうだ。あきらめて外に出て、絶えず背後を振り返って警戒しながらレティロ駅前のバス停まで行き、バスで帰った。
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           街角風景。ブエノスアイレスの街中には至る所に花屋のスタンドがある
「今回の旅行は何もハプニングがなかったわね」と言いながらアパートのロビーに入った途端、ポルテーロ(管理人)が「今朝5時からエレベーターが動かない。後ろのサービス用エレベーターを使ってくれ」
「えっ!どうしよう、裏口のカギを持ってない!・・・エドワルドが持ってるかも」
「今日は日曜だからエドワルドは自分の家に帰ってる」
エドワルドはこのアパートの管理責任者で、私達も予備のカギを預けてある。平日はアパート内の母親の家に住んでるが、週末は市外の自宅に帰るのだ。おまけにたとえエドワルドがカギを持っていたにしても、裏口のドアには中からチェーンがかけたままだ。
しばし夫と二人で呆然。ややあって、「とどめの一撃だな」と夫。
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                      街角風景。旧式なポストをあちこちで見かける
「修理は来るの?」とポルテーロに聞くと
「頼んだが、今日は日曜だし、市長選挙だから、いつになるやら・・」と、気の優しいポルテーロが困り果てたようにぶつぶつ。それから何度か目の前で電話をかけて「住人が部屋に入れないで困ってる」と催促してくれたら、2時間位したら行く、と言う。
仕方なくロビーのベンチに腰掛けて待ってると、1階下の紳士が裏エレベーターから降りて来て「おや?旅行ですか?」
ポルテーロが説明すると、「家に妻がいるから、私の家で待ちなさい」と言って下さった。
このご夫婦は二人とも英語を話せるので、顔を合わせるたび「困った事があったら、いつでも相談にいらっしゃい」と、とても親切だ。息子さんがタンゴダンサーで、日本へも巡業に行った事があり、とても親日家なのだ。
「ありがとう。もう少しここで待ちます」と、お礼だけ言って待っていると2時間後に修理工がやって来た。30分程して、手動で動くようになると、ポルテーロが「とにかく、この二人だけでも先に部屋に入れてあげてくれ」と頼んでくれた。
修理工が1階ごとにボタンを押しながら10階まで行き、ドアを手でこじ開けて押さえながら出してくれ、無事、部屋に入る事が出来てほっとした。
エレベーターが直ったのは結局夕方だった。やっぱりこのアパートには、ポルターガイストが住みついてるのかもね。
このエレベータは側に非常階段がなく、乗ってる最中に停電や故障が起きたら、まさに缶詰状態で逃げ場がなく、以前から不安に思っていたのだが、今のアルゼンチンではこんなエレベーターは建築違反だそうだ。
とんだおまけつきのラ・リオハ旅行ではあった。
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                  街角風景。こんなポンコツ車が現役で走っている
Commented by よいこ at 2011-08-15 06:10 x
 おはようございます。
リオハ すてきなところですね。まだまだアルゼンチンにはいいところがたくさんありそうですね。
 レティーロえきで大丈夫だったのに、家に帰ったらたいへんだったんですね。 日本に帰ったら、息子さんもいるし、また新しいことでたのしみがありますよ。
 あと、2か月 たのしんでください。毎日、猛暑です。
by ruriwada | 2011-08-15 02:27 | Comments(1)