ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部161 交換授業

7月10日
今日はブエノスアイレス市長選挙。結果はマクリ現市長が48%、次点が28&を獲得。50%を超えなかったので今月31日に決戦投票が行われることになった。マクリはクリスティーナ大統領の天敵だ。10月に大統領選を控えているクリスティーナは気が気でないらしい。テレビに写る彼女の顔は苦虫をつぶした様だ。
7月11日
1週間ほど続いた寒波が去って、今朝は10℃近くある。
朝9時少し過ぎにディスコに買い物に行ったらレジが込んでいた。今日は特売日ではなし、こんな朝早くから何で?と思っていたら、すぐ近くにある、もう一つの大型スーパー「カリフォー」が改造工事中だったのだ。
ブエノスアイレスで面白いのは殆どの大型スーパー前に、ボリビア系と見られるおばちゃん達の露店があり、野菜や果物を売っている。これがスーパーの物よりたいてい新鮮で安いから、季節の果物はこのおばちゃん達から買うことにしている。
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                                   街角風景、5月広場
電話の代金の支払いを忘れていて1回目の期限を過ぎてしまった。あわてて払いに行ったが、2度目の期限では4ペソよけいに払わなくちゃならない。いつもパゴ・ファシル(速い支払い)に行くファルマシアのおばさんから「忘れてたの?」と笑われてしまった。
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                                   街角風景、5月広場
午後はセントロ日系へタンゴとスペイン語の勉強に行く。スペイン語の先生が昨日の選挙で使われた投票用紙を下さった。ザラ紙に候補者の名前が大きく印刷されていて、点線がひいてあり、手で切り離して封筒にいれるのだそうだ。
まるで新聞紙みたいな代物だ。所変われば品変わるとはまさにこのこと。
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                                     新聞紙の様な投票用紙
7月12日(火)
タンゴクラスで一緒のマキシから頼まれ、火曜日の11時からうちで日本語とスペイン語の交換授業をやることになった。
私は毎週水曜日と隔週土曜日に日本語と料理を家で教えている。ほとんど家で仕事をしている夫はその時間になると買い物や散歩に出かけて行く。これ以上夫に“家出”させるのは気の毒で、他の日には友人さえ家に呼ぶのを遠慮していたのだが、今月から毎週火曜日に夫が大学で講義をする事になったので、引き受けたのだ。
今日だけはマキシが友人を空港まで送るので、2時からにした。3時頃夫が帰宅。4時少し前、夫がマキシに見えないように遠くから合図する。そばへ行くと「いったい何時までやってるんだ」と小声で怒る。
マキシに「今日はこれまでにしましょう」と告げ、マキシが夫に挨拶の声をかけると、まさに好々爺の笑顔で挨拶。ところがマキシがドアを出たとたん、鬼の形相に大変身。
よくもまあ、一瞬でこんなに変われるもんだとあきれてしまう。
少したつと今日職場であったことをセキを切ったようにしゃべり始めた。朝いの一番に大學に着いたはいいが、敷地のフェンスにはカギがかかっていた。先日、事務のスサナが入り口のドアのカギはくれたが、フェンスのカギを渡し忘れたのだ。次に通訳のKさんが到着、生徒も2人やって来た。
夫はフェンスの下を犬のごとく這いつくばってもぐり、他の人達も後に続いたのだそうだ。夫はこの事を“おかあちゃん”に早く話したくてイライラしていたらしい。まったく、うちの亭主は精神年齢が5才児なのだ。
ともあれ、一件落着。
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    街角風景、5月広場
by ruriwada | 2011-07-21 22:40 | Comments(0)