ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 147 アルゼンチン流時間の流れ

5月9日
5月8日は日本じゃ母の日。何週間も前から商魂たくましい商売人がいやが上にも盛り上げるが、ブエノスは母の日のハの字もないので不思議だったが、何とアルゼンチンの母の日は10月だったのだ。タンゴクラスのホアンとマキシに教わって分かった。
ハハのんきだね・・・さぶー。
ホアンは22才、ブエノス市内から列車で一時間ぐらいの所から、タンゴと太鼓を習いに来ている。日本語は地元の西部日本人学校に通っていると言う。
マキシは30才、英語の通訳と翻訳をしていて、セントロ日系ではタンゴと日本語を習っている。二人とも日本語の勉強を実に熱心にやっている。日本人同士の会話に時々割り込んで「どういう意味か?」としきりに聞く。
マキシはタンゴの他にもサルサ、フォルクローレ、ルンバ、その他何でもござれの名ダンサーでもある。今日は先生代わりにアブラソ(ちょうど日本語の人の字のように、女性が上半身だけ男性に寄りかかる形で踊る)やガンチョ(男性が片足を突き出し、女性がその足を軸にして蹴り上げるステップ)を教えてくれた。これが出来るようになると、いかにもプロっぽくなる。
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                      街角風景。面白い彫刻1
風邪がやっと治った。2週間かかった。ビール試飲をしてアルコールで内蔵を消毒した甲斐があった・・?
ところで、先日の花火はパレルモの天文台の創立記念だった。
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                      面白い彫刻2                     
5月11日
夫が所属先とは別の環境保護団体責任者のFから頼まれて講演をすることになった。会は9時半開始だが、夫のは10時半頃からと言う。この「頃」というのがくせもの。日本人の感覚だと大体前後10分くらいなものだろう。ところがこの国では30分後か2時間後か、先ず前倒しになることは皆無。
この日も几帳面な夫は9時に行って下準備。私も助手として同伴。ところが、夫を招待し主催者であるF氏の講演、質疑応答が延々と続き、11時20分を過ぎた時点で私だけ帰らせてもらった。12時に家に配達が来る予定だったのだ。(これも結局来なかったが・・)
夫の話では、始まったのは12時過ぎだったそうだ。それも夫の通訳が1時には用があるので、主催者側日本人スタッフが注意を促してようやく・・という事だったらしい。
頭から湯気を立てて帰宅した夫を見て、気の毒やら、それにしても良く切れなかったと、感心した。アルゼンチンに長くいたら忍耐力がつく事だけは確かだ。
アルゼンチン人の講演者は講演中に自己陶酔してしまって、他人のことは全く念頭から消えてしまうらしい。以前も1人30分の持ち時間なのに延々2時間やり、しかも自分のがすむとさっさと帰ってしまった、市のお役人がいたっけ。
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テレビで国内線航空会社2社のストのニュース。アルゼンチンでは国内線、国際線を問わず空港スト、遅延、ドタキャンは日常茶飯事だから、アルゼンチン旅行をお考えの方は、日にちに余裕ある計画を立てられる事をお勧めする。
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面白い彫刻4
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        面白い彫刻5
by ruriwada | 2011-05-14 04:30 | Comments(0)