ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 145 二つのメーデー

5月1日
先週29日の金曜日にメーデーをやっていたので不思議だったが、今日もやっている。金曜のがシンジケート系(労働組合)で今日のがポリティカ(政府系)で、敵対する2大組合がメーデーでケンカをせぬよう分けているらしい。
それに10月に大統領選をひかえているので、どちらの組合がどれだけ多くの参加者を集められるかが重要なのだそうだ。
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街角光景:ブエノスの町の至る所の交差点で、迷彩服を来た数人が赤信号と同時に車列の前に飛び出して   看板を見せている。映画の宣伝らしい。
ところで1日土曜日から二日間ぶっ続けで、テレビでエルネスト・サバトという99才の作家の死を報じている。よほど有名で人気のある作家なのだろう。
「トンネル」「作家とその亡霊たち」「英雄達と墓」という作品で知られてと言う。この「英雄達と墓」はアルゼンチンについての話らしいので、帰国したら読んでみよう。
5月2日
今日のびっくりニュースは世界貿易センタービル破壊の、あの911事件の首謀者と言われるビンラディン殺害。
10年前のあの時、我が家の3人の子供達はシアトルに長女、ニューヨークに二女、フィラデルフィアに長男と、全員がアメリカに住んでいた。当時二女が通っていた大学は貿易センタービルのすぐそば。
真夜中長男から「母さん、急いでテレビつけて。フィラデルフィアの郊外にも飛行機が落ちた。町は戦場のような騒ぎだ。ボクは無事だけど、お姉ちゃんと連絡がつかない」と、突然の電話。
長女も無事だと分かったが、二女とは連絡がつかない。一晩中、夫とテレビの画面に目をクギ付けにしながら、電話をかけ続けた。
翌日昼頃、「なっちゃんはハーレムの友達の家に逃げて無事でいる」と、二女のブルックリンのアパートのルームメートから電話が来て、ほっと胸をなで下ろしたした事が昨日の出来事の様に思い出される。
アメリカは鬼の首でも取ったかの様に大喜びしてるが、ビンラディンに代わる指導者はいくらでもいるだろうし、かえって報復テロが増えるのではと心配だ。
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             街角光景:サンマルティン広場のピエロ
風邪がほとんど治りかかっていたので、タンゴクラスとスペイン語に出かけたのだが、寒さでぶり返したらしい。タンゴの後咳が出始め、ゴホゴホやってたら、セントロ日系ボスのリカルドがノド飴を数個差し入れしてくれた。優しいんだね。見直しちゃった。
5月3日
夫が8日ぶりにメルローから帰って来た。鬼のいぬまにうんと羽を伸ばそうと思ってたのに、ずっと風邪で、食欲もないしノドが痛くて味が分からないから、何も出来なかった。
やれやれ、日頃の行いの悪さのバチが当たったのかも。
メルローはオニキス(縞メノウ)の産地なので、夫にオニキスの皿を数枚買って来てもらった。ブエノスに比べ格段に安い。アルゼンチンは貴石の一大産地でもあるのだ。
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オニキスの皿:実に美しい色合いをしている
ところで、先日60番のバスのストについて書いたが、最近経営者が変わり、バスを全部新しいのに買い換えたという。何しろブエノス一のオンボロバスで有名だったのだ。
そこまでは良かったのだが、そのおかげでお金がなくなり、従業員達への給料の支払いが遅れ、抗議ストをやってるのだそうだ。
いかにもアルゼンチらしいと笑ってしまった。
Commented by よいこ at 2011-05-08 09:23 x
 風邪 だいじょうぶでしたか。
10年前、お子様がた3人アメリカにいらしたんですね。たいへんでしたね。

 オニキスのお皿すてきですね。大きそうですね。

60ばんのバスみてみたいですね。従業員の給料のことまでかんがえなかったんですね、さすがアルゼンチンですね。 

 日本は相変わらずです。
Commented by ruriwada at 2011-05-09 02:28
家族が離れていると、何か起きた時、連絡がつくまで心配ですよね。今回の地震では私の方が子供達に心配をかけてしまいました。
オニキスに限らず、アルゼンチンは実に資源に恵まれていると思います。ただそれを一部の金持ちが独占しているのが不公平です。朝からおしゃれなレストランで優雅にコーヒーを飲みながら新聞を読んでる人達のすぐそばの路上にはボロに包まって寝ているのですから、時々この国の為政者は何をやってるのかと疑問に思います。
by ruriwada | 2011-05-06 04:26 | Comments(2)