ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 138 日本に行きたい

4月4日
一ヶ月ぶりにスペイン語クラスとタンゴクラスに顔を出す。スペイン語の先生の妹さんは茨城県南部に半年間留学していたのだが、2月末に帰国していて無事だった。震度3の地震におびえて(何しろ地震は初体験っだので)、アルゼンチンに「こわい」と電話をかけてきたくらいだから、いなくて本当に良かった。
タンゴクラスにはアルゼンチン青年が2人入会していた。一人は以前から太鼓のクラスに来ていて、顔見知りだ。22才のコンピューター技師だが無職だという。それなのに、日本語、書道、太鼓に加えてタンゴまで習うなんて、生活費はいったいどうしてるんだろう。
「何故日本語習ってるの?」と聞いたら、「日本の文化も、人も、景色も食べ物も、めちゃめちゃ日本の物が好き」なんだって。
「どうしても日本に行きたい」と言うので、皆が「今は止めときなさい、危ないから」と言うと、「危なくてもいいから行きたい」
こりゃもうだめだ。アルゼンチンには時々こういうマニアックな日本びいきがいるのだ。
日本人としては嬉しいが、彼が心配でもある。もう一人も日本語の勉強に熱心だ。どうも二人とも、タンゴを習うより、日本人生徒達と友達になりたいというのが目的のようだ。
f0135018_7441740.jpg

        街角風景。ブエノスアイレスデザイン(ショッピングモール)
4月6日
Iさんが日本語を習いに来たが、几帳面なIさんにしては珍しく30分遅れ。乗った列車が少し走っては停車、また走っては停車の繰り返しだったと言う。
「アルゼンチンだから仕方ありません」と苦笑いしておられた。
アルゼンチンでも日本の地震、津波の様子は連日報道され、日系人であるIさんにも「日本にいる親戚は大丈夫か?」と、じゃんじゃん電話がかかって来たという。

夫はと言えば、私が我が家の被害状況の写真を見せるまで、どうせ皿が1~2枚割れただけだろうと、あまり心配していなかったようだ。
おまけに友人に貸してある別宅の屋根瓦が大半落ちて割れ、被害額は数百万円と知ってびっくり仰天、
「なんだ、うちは被災者じゃないか。出す方じゃなくてもらう方だったんだ」だって。県人会や所属の団体から、半ば強制的に被災者支援に寄付させられたらしい。
ま、私が怪我もなく無事だったんだし、家をなくした人達のために出来るだけの事をして上げたいから、大いに結構なんだけどね。
瓦の修理は材料も人手も足りなくて数百軒の順番待ちって言うから、応急処置だけ業者に頼んできた。住人である友人は「雨が降ったら雨漏りがするだろう」って、メールで愚痴ってきたけど、雨漏りの所にバケツ並べて我慢して貰うしかなさそ。何だか子供の頃過ごしたボロ家を思い出すなー。懐かしい?
4月8日
アルゼンチンは秋だけど、ここ数日めっきり冷え込んできた。今日は久しぶりにポカポカ陽気なので、夫と二人で散歩に出かけた。まだパロ・ボラチョの花が咲き続けている。UBA(ブエノスアイレス大學)法学部からアルコルタ大通りをまたいで国立美術館に通じる陸橋が、モダンなデザインに塗り替えられて、見違えるほど綺麗になっていた。
f0135018_7415952.jpg
f0135018_7471446.jpg

私の住むアパートそばの美術館もすっかり塗り替えられてリニュアルオープンした。その他でも、ちょっと見ない間にあちこちが綺麗になってきている。失業者が増えたと聞いていたが、アルゼンチンは景気が良いらしい。町にも活気がある。
f0135018_7431883.jpg

      家の近くの美術館[Palais de Glace]もすっかり綺麗になった
Commented by よいこ at 2011-04-11 06:38 x
 おひさしぶりです。日本はちょっと落ち着きました。計画的停電も今のところは中止になり、節電をよびかけています。上野の桜祭り中止になり、今度は花火まで中止とのこと。みんなあんまり物を買わないようにみたいな呼びかけをTVでしています。余震があるので、こわいです。 写真の陸橋 きれいになりましね。安全なブエノスがなつかしいです。
Commented by ruriwada at 2011-04-11 08:20
アルゼンチンの相変わらずノー天気な人達を見てると、つい日本の事を忘れてしまいますが、関東地方もまだま余震が続いてるようですし、原発も心配です。一日も早く元の生活に戻れる日が来ることをお祈りしております。アルゼンチン在住の息子さんもきっとご両親の事を心配されていることでしょう。
by ruriwada | 2011-04-10 07:49 | Comments(2)