ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 137 台湾茶会

3月30日
この25日間にあまりにも色々なことがあったので、タフな私もさすがに心身ともに疲れきっていたらしい。昨日朝、ブエノスのアパートに着いて、昼食を食べた後、(これまた珍しい事に、夫がご飯を炊いてくれたのはいいが、水の分量を間違えてガチガチ。仕方なく粥にしてくれたのだが、今度は煮すぎて殆ど重湯状態のを食べさせられた)ぶっ続けに15時間眠っちまった。
「トラベルにトラブルはつき物だ」なんていつも冗談を言っていたけど、いやはや全く、今度ばかりは参った。でも津波で家や家族を失った人達の事を思えば大変だったなどとは言えないよなー。
朝8時過ぎ、夫が「おい、生きてるんか?」と、あまりにも長時間眠りこけてるのを心配して寝室を覗きに来た。そうだ、今日は台湾茶会にご招待されてたんだ。思い出して飛び起きる。よっしゃあ、快調快調。疲れもすっかり取れたぞー。
折りよく訪ねてきたKさんに車で送って頂いて、台湾人と結婚している日本人の友人Sさん宅へ伺う。早く着きすぎたので、アパート前の歩道を行ったり来たりして時間をつぶし、いざ中に入れてもらおうとしたら、私の行動を見ていたらしい門番から怪しまれ、怖い顔つきで「何のようだ?」と詰問されてしまった。このアパート、VIPが大勢入居してるので、セキュリティが厳しいのだそうだ。
f0135018_8332364.jpg

            Sさんのお住まいのあるデマリア通り
Sさんは素敵なチャイナドレスでお出迎え。なかなかお似合いだ。客は全員顔見知りだったので最初から和気あいあい。全員そろったところで、Sさんが説明しながら数種類のお茶をいれて下さった。
お茶は先ず茶荷(ちゃか)と呼ばれる容器に必要分だけ入れ、そこから急須に移す。いわば茶筒のフタに茶を取り分ける感じだ。
f0135018_832397.jpg

                               茶荷
茶器の色は正式の場では四季により違い、春は緑、夏は赤、秋は白、冬は黒だそうで、今アルゼンチンは秋なので今日は白。お茶碗は杯と間違うくらい小さい。中国茶はお茶自体を楽しむものなので、あまり難しい作法はないが、大体3口ぐらいで飲み干すのだそうだ。
入れ方の目安は、150ccのお湯に3gの茶葉。茶葉が開いてるのは5分、固まってるタイプの場合は6分置くとのこと。
面白い由来もお聞きした。東方美人と言う茶葉は、ある村で栽培された時、虫食いだらけで誰もが出荷をあきらめた。ところが一人の村人が試しに売りに出したら、とても美味しいと評判になった。他の村人達は最初信用せず、彼をほら吹き扱いしたので、ホラ吹き茶と呼ばれるようになったと言う。この葉だけは虫食いが珍重されるそうだ。
f0135018_835642.jpg


という訳で、またまた貴重な初体験をさせて頂いた。人間いくつになっても、まだまだ学ぶべきことが一杯あるんだねー。

ところで茶会の席でkさんから、先週の土曜日、バリオ・チノ(中華街)の、私達の行きつけの店「カサ・チナ」で催涙ガスの被害に遭われた話をお聞きした。突然白い煙が見えたと思ったら、咳が出て喉が痛くなり、涙が出始めたので、ご主人と急いで外に飛び出したと言う。行きつけのもう一つの店「アジア・オリエンタル」でも脅迫の電話があったらしい。
中華街の住人は以前はほとんど台湾系だったのだが、現在では中国系、それも大半が不法入国者が急増。中国系のマフィアがはばをきかし、みかじめ料を払わなかったり、値上げの要求に応じなかった店舗への嫌がらせを繰り返しているのだそうだ。
夫はいつもは土曜日に行くのだが、その週だけは日曜に行ったので巻き込まれなくてすんだ。
この3年間、一度も危険を感じなかった地区なのに、物騒になったものだ。私はトラブルに巻き込まれるのはしばらくご遠慮したいから、当分は夫だけ買い物に行ってもらおう。
f0135018_8361590.jpg

Sさんのアパートから見たブエノスアイレスの風景。遠くに見えるのはラプラタ川
Commented by タンメン at 2011-04-09 11:04 x
ブエノスアイレスで台湾茶会とはいいですねえー。
私は年に2回、友人やテニス仲間を連れて台北に行くので、
その時にウーロン茶や東方美人茶を仕入れてきて、毎日飲んでいます。贔屓のお茶屋さんで、お茶をいただきながら、ご主人からお茶の話を聞くのが楽しみです。
台湾は親日的で親切な人が多いので、とても居心地のよい国ですよ。
Commented by ruriwada at 2011-04-09 18:44
台湾茶はほのかな良い香りの茶が多いようですね。私も大好きです。それに日本のお茶のように堅苦しい作法がないのが気に入りました。台湾にはまだ行った事がないので、帰国したらぜひ行ってみます。Sさんは今月末にメキシコにご転勤なので、台湾茶をご馳走になる機会はもうアルゼンチンではないでしょうから。
ところで、タンメン様のお宅は地震は大丈夫だったのでしょか?
日本の原発問題が早く解決してくれることを願っています。
Commented by タンメン at 2011-04-10 10:05 x
自宅は都内マンションで、何の被害もありませんでしたが、母と弟夫婦が住む故郷が福島県白河なので、原発事故に心を痛めています。原発から60km離れていますが、野菜も出荷停止になっていますし、土壌の検査が終わるまで田植えの準備もやれないそうです。新幹線が那須塩原までしか復旧していないし、我が家は車がないので、母の所にも地震後まだ行っていません。
田舎の友人たちからは、地震・津波だけなら天災と諦めもつくが、原発の不安に押しつぶされそうだという悲痛なメールが届いています。
Commented by ruriwada at 2011-04-11 08:13
お母様と弟さんご夫婦の事、さぞご心配だと思います。原発の事は150キロ離れたつくば市でも心配でした。まだ解決してない様なので、皆さんさぞ心配されておられる事でしょう。一日も早く新幹線が再開して、お母様を東京へ連れて来られる様になることをお祈りしております。
by ruriwada | 2011-04-07 08:38 | Comments(4)