ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 番外編 大地震に遭遇

いやーもうびっくり。
シアトルで3日間、娘一家と楽しく過ごしてから帰国し、8日につくば市にある自宅に着いた。半年間の留守中泥棒にも入られず、全て元通りでほっとした。
11日の11時、東京から友人二人が遊びに来て、イタリアンレストランでランチ。コーヒーは家で飲もうと、自宅に戻って数分後、突然ギシギシと言う音と共に揺れが始まった。
腰を浮かせて様子をみてるうち、だんだん揺れがひどくなりしかも長い。古い木造家屋なのでつぶれた大変だから、3人で外に飛び出した。
まともに立っていられないほど地面が揺れる。駐車場に留めてある私の車がトランポリンを始めた。道路向こう側のアパート屋根から瓦がバラバラ落ちて来る。
3人で手をつなぎ合って揺れが収まるのを待ち、こわごわ家に入って唖然。大型テレビが台から転げ落ち、リビングキッチンは割れた食器類で足の踏み場もない。
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                     最初の大揺れの後の我が家
友人たちが手伝ってくれてガラスや陶器類の破片を片付けていると、またもや大揺れ。あわてて又飛び出す。
あとはこの繰り返し。数分おきに震度3~4の揺れが来る。
不思議なことに最初にギシギシ音がする時といきなりユサユサが始まる時がある。どうやら、最初の東北地方の大地震と、二度目の茨城県の大地震の余震が交互に襲うらしい。
交通機関は全て閉鎖され、家に帰れなくなった友人たちはうちに泊まることになったが、ケータイも固定電話も通じず、家に連絡が取れない。
幸い電気が来てるのでインターネットで試したら、連絡がついた。
数分おきに余震が始まるのでガスは使えないから、生ものと電子レンジで温められる物だけ食べ、3人ともいつでも飛び出せるようコートを着たまま、テレビとにらめっこで一晩中過ごす。
帰国したばかりで食料は一人分しか買ってなかったので、3人で食べたら何もなくなってしまった。朝8時に近くのコンビニに行って、またもや唖然。棚が空っぽなのだ。残ってるのは水以外のドリンク類と菓子だけ。
10時開店の大型スーパーまで行ったら、入口から」駐車場まで長蛇の列。3人で並んで待ちながら周りの人たちと話していたら、どうやらつくば市の、我が家を含むごく一部を除き、昨日から停電と断水が続いているらしい。
しばらく様子を見ていると店から出て来る人は全員、水だけ抱えてる。店員が出てきて、レジが使えないので、水だけしか販売できないという。
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                      水を求めて並ぶ人達
10キロ先のひたち野牛久店では正常営業してると言うのであわてて車でを走らせる。お惣菜コーナーに突進すると、弁当が1個とコロッケが数個あるだけ。何とか数日分の食料を確保して、レジに並んでいると、後ろの女性がケータイ見ながら、東電から停電のお知らせが出ている,と言う。
友人に隣のドラッグストアに走ってもらい、ホッカイロを確保。最後のワンパックだったとか。エアコンが使えなくちゃ最後の暖房手段はこれしかないものね。
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         10時開店のスーパーは10時半には殆どの棚がこの状態
3時ごろ常磐線は取手駅まで開通、つくばセンターから取手駅まで臨時バスが出ているとネットで知って、友人たちをつくばセンターまで送る。6時ごろ友人たちから「無事帰宅」の連絡が相次いで入りほっとした。
三日目の、これを書いている今も時々震度3~4度の地震があり、半分逃げ腰でパソコンに向かっている次第。
by ruriwada | 2011-03-13 10:18 | Comments(0)