ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 133 kaZZma さん

2011年2月7日
3時から4時半までタンゴクラス。5時から6時半までスペイン語。ああ、いそがし、いそがし・・とか何とか言いながら、けっこう忙しいのを楽しんでるのだから始末が悪い。
タンゴクラス新入りの日本人青年は、何とKaZZmaさんと言うプロのタンゴ歌手だと判明。出身は大阪だが、東京で活躍しているそうだ。彼のホームページで歌を聴いたが、素晴らしい声の持ち主だ。大阪弁丸出しの気のいい若者で、とても感じが良い。
聴きたい人はヤフーで「KaZZma」と入力すればOKだよ。
2月8日
日本語を教えているIさん来訪。Iさんが「橋の上で少年が大きな体の男と戦ったとか言う話を子供の頃聞いた記憶があります。あれは何の話ですか?」と聞く。
「ああ、牛若丸と弁慶ね」と言うと、「そう、それそれ」
弁慶と義経の話をして、「義経が本当は日本では死なず、中国大陸に渡ってジンギスカンになったと言う伝説がある」と話すと、Iさんは「アルゼンチンにも似たような話があります。ビセンテロペスからサンイシドロ周辺には戦後、沢山のイギリス人、フランス人、ドイツ人が入植しました。ヒットラーが本当は自殺しなくて、恋人と一緒にアルゼンチンに逃亡し、名前を変えて潜んでいたと言う話が伝わっています」だって。
義経の話はロマンがあるけど、ヒトラーの方はちょっとゾッとするなー。
ヒトラーはともかく、戦後ナチスの残党が沢山アルゼンチンに逃げ込んだ事は事実らしい。現に大物ナチスが潜伏していたのを戦後かなり経ってから、イスラエルの機関に見つかって逮捕されたニュースを聞いたことがある。
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            アルゼンチンの銘菓「アルファフォーレ」日本人にはちと甘すぎる
2月10日
ボランティア仲間のFさんが仕事でバルデス半島から出て来て、夫に「一緒に飲みませんか?」と電話をかけて来た。ブエノス在住のHさんも一緒だと言う。
うちの亭主はとにかく外面が良くて家に人を呼ぶのが好きだから、結局はいつもうちで飲むことになる。そのくせ料理は全部女房まかせで、自分はひたすら飲む手伝いだけ。
3月2日から私一人でアメリカと日本へ1ヶ月行くので、これ幸い、ついでに冷凍庫の整理を兼ねて、有り合わせのご馳走を作って出した。どうせうちの亭主は、一人になったって料理なんぞしないからね。
1ヶ月後に戻って来たら、亭主がミイラになってたりして・・ウシシシシ。
2月12日
ネリダがわざわざバスで自家製の見事なブドウを届けに来てくれた。メンドーサで農園をやってるMさんと言う日系1世の人が日本から持って来たブドウの苗を分けてもらい、挿し木をして増やしたものだと言う。
ブエノスでは雨が多いので温室で作っているそうだが、なんと言う品種か、巨峰ぐらいの大きさの赤紫色のブドウで実に甘くて美味しい。
ところでメンドーサはアルゼンチンワインの一大産地で、特にマルベックが有名だ。毎年3月にはここでワイン祭りが行われる。
サンフアンでもワインを作っているが、先にメンドーサが有名になってしまったので、何とか主役の座を奪おうと州を上げて売り込みに必死だ。と言う訳で、同じ値段なら断然サンフアンのワインの方が美味しい。
2月14日(月)
今日もタンゴとスペイン語。KAZZMA君は残念ながら日本に帰国することになったそうだ。KAZZMA君の日本での活躍を祈ろう。最後に皆で記念撮影をした。
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                         美人で優しいあやか先生とkaZZma 君
by ruriwada | 2011-02-25 00:00 | Comments(0)