ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 110 階段の怪談

18日、一人で外出しようとした時、また突然の停電。停電でもいつもエレベーターだけは動くので、ドアを開けたら、非常用のモーターが動いていない。ボタンを押してみたがやはり点かない。やれやれ今回はエレベーターまで止まってしまったのか。
このビルは変な作りで、表入り口はエレベーターだけで階段がない。お手伝いさんや配達の人が出入りする勝手口にはサービス用と呼ばれるエレベーターと階段がある。
勝手口から覗くと階段は真っ暗だ。我が家は9階、日本式数え方だと10階だ。歩いて下りるしかない。私のキーホルダーにはライトが付いてるので、照らしながら勝手口から出た。と、動かないエレベーターの前に男性が一人、うす暗い懐中電灯を手に立っている。
作業服を着てるので、電気工事の人かなと思い、「オーラ」と声をかけて階段を下りはじめた。
と、背後に人の気配を感じてギョッ。何と彼がぴったりくっついて来るではではないか。もしかしたら強盗?怖くなって足を速めたら、男も急ぎ足で追って来る。 ゲ、マジやばい。殺されるなら、せめて顔だけでも見ておかなきゃ化けても出られない。ビクビクしながら振り返ると、何と、彼の持ってる懐中電灯が赤い点だけになって消えかかっている。
なあーんだ、私のライトを当てにしてたのか。ほっとして、二人の足元の間を照らすようにして上げたら、「グラシアス」と、向こうさんもほっとした様子。後は二人仲好く、階段をグルグル回りながら下まで降りたけど、真暗な階段って、チョー怖いよ。
それにしてもこのおっさんも一言声をかけてくれりゃ、こんなにビビルことはなかったのに、全くもう。まてよ、どう見ても住民じゃなかったし、隣は空き家だから、9階に用があるはずがない。もしかしたら本物の泥棒だった???
階段の怪談、なーんちゃって。
家にいた夫の話だと、停電は2時間続いたんだって。アルゼンチンでは懐中電灯は必需品だ。それも家の中と各自用と。何しろエレベーターに乗ってる最中にも時々停電があるから油断できない。ま、たいていは非常用のモーターが作動して、少し経つとエレベーターは動き出すけどね・・
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街角風景。見事なビール腹のパロボラチョを見かけ、思わずパチリ。夫の方もドクターからメタボ卒業を宣言されてから、安心して食べすぎ又もやビール腹を取り戻しつつある。
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サン・テルモを歩いていたら、幽霊やらクモの巣(勿論人工のだけど)の張り巡らされた不気味なカフェを発見。
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化け物カフェのテラス席を準備中のボーイさん。店構えは怖いけど、ボーイさんは優しいお兄さんだった。
by ruriwada | 2010-11-07 06:07 | Comments(0)