ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 102 サンマルティン市 ①

サンマルティン市
9月23,24日はサンマルティン市の学校で夫の講演予定。朝7時に通訳のリナがレミス(ハイヤー)で迎えに来てくれた。これまではいつも大きな荷物を抱えて列車やバスで移動だったので、レミスだと楽だ。
サンマルティン市に入ってから、運転手が「そう言う番地はない」と言う。夫の職場に何度か電話したが通じないので、警察署に寄って聞く。全く、この国の情報のいいかげんさには頭にくる。だいたい、夫には学校名さえ知らされていないのだ。
何年生に、何人の生徒に、何時から、という様な基本的な情報さえ三日前まで知らされていなかった。それも何度も催促してやっと、1クラス30名、1年生から6年生まで、2日間で4クラスと分かった。
生徒数1100人、幼稚園から高校まである私立の学校で、理事長のアルベルトさんが気さくに案内したり世話を焼いたりして下さる。
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               アルゼンチンは春。学校の庭には花が咲き乱れていた
11時頃、午前の部が終わってほっと一息ついていたら、別のグループがぞろぞろ入って来た。え?と驚いたら、午前2クラス、午後2クラス、明日も4クラスだって。
夫と私だけなら言葉による聞き間違いも考えられるが、リナさんも「知らなかった」と驚いていた。子供達に上げようと持って行った、二日分で130個の折りヅルは一日で全部なくなってしまった。
ここの子供達の親は中流層だそうだ。学校の礼儀作法教育が行き届いているらしく、活発で人懐こいが、礼儀正しいので感心した。アルベルトさんは環境問題に熱心で、学校内でリサイクルを徹底し、使用済み紙も校内で再生して使っている。                                           
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                                             子供達がゴミを分別して捨てている
高学年の生徒達は環境問題を勉強しているそうで、質問もかなり質が高い。犬のフンの処理法や不燃物を埋めた場合、土壌や地下水が汚染しないかの質問まで出て、夫はたじたじ。私に助けを求めるしまつだ。
だいたいうちの亭主は定年までプラスティックを作っていたのだ。一応日本では大気汚染の資格は持ってはいるが、家庭ごみを出したことなど一度もない。それが何の因果か、アルゼンチンで環境教育をまかされる羽目になり、まさに一夜漬けでの勉強だから、時々ボロが出るのは仕方ない。
クラスの始まる前と、1クラス終わった後に美味しいビスケットとコーヒーのサービスが出た。3人とも朝食抜きだったので遠慮なく頂いた。昼は校内の食堂で、理事長同席でミラネサとホーレンソウのパスタを御馳走になる。これまでの学校で最高のもてなしだ。
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                    帰ろうとしたら、子供達が大勢夫の後を追って来た。夫はちょっとした人気者
帰りのタクシーが途中トンネルに入ったとたん、パンパンと大きな破裂音。バイクが並走していたのでバイクのパンクかと思ったが、その後ブレーキ音もないので不思議に思い、運転手に聞くと「ピストルだろう。モトチョロ(バイクに乗った強盗)だ。ここは物騒な所なんだ」 だって!
ちょ、ちょっと、そんな物騒な所を通らないでよ。リナが「私はアルゼンチン生まれのアルゼンチン育ちだけど、こんな怖い経験は初めて」とビビってる。ところがこの私はこれで二度目なんだなあ。
一度目は3年前の、ブエノスアイレス市内だったけど、突然銃声がして、目の前を男が走って行った。その後を警官が2人で追っかけて、少し先で男に飛びかかって捕まえたのを目撃したことがある。
さて、5時頃帰宅したが、明日の生徒達に折りヅルがなくては不公平だ。家には折ったツルは20個しかないから100個折らなくちゃならない。夫も手伝ってくれて11時に丁度完成。首が痛くなってしまった。夫が手伝ってくれたのは不細工だけど、直す元気もヒマもないので我慢してもらうしかない。
by ruriwada | 2010-10-11 22:29 | Comments(0)