ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 63 タンゴ

5月のセイボ会はサンテルモの「Dandy Royal」でのタンゴレッスン。昔大金持ちが住んでいた豪邸が、高級娼婦の館を経て、現在はブティックホテル兼カフェ兼タンゲリアとなっている。
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           Dandy Royal の入口
室内は当時の家具やランプなどがそのまま残されていて、タイムスリップした様な雰囲気。ブティックホテルと聞いて、何やら妖しい雰囲気を想像していたのだが、壁にはタンゴの絵などが描かれ、いかにもタンゴのレッスン場だ。
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最上階のタンゴレッスン場(片側の壁一面が鏡になっている。奥にはスイートの部屋がある。
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                当時のままのランプ
出席者30人程に対して先生は、スリムでいかにもダンサー風情の青年3人、美人の若い女性ダンサー1人、少し太めのシルバーグレイのおっさん、これまた太めの淡屋のりこタイプのマダムの計6人。
出席者の大半はタンゴは初めてなので、もっぱら基本ステップの練習だ。
先生とペアで踊る順番待ちをしてるのは何やらホストクラブに行った感じ?行ったことがないんで想像だけど・・でもこの妖しい雰囲気こそがタンゴの世界。
マダムが男性役をやって相手してくれた後、親指を立てて「ムイ・ビエン(とても上手)」とお褒めにあずかりほっとした。2年近くタンゴを習っていて、未だにダンゴ虫コロコロ状態じゃ月謝をドブに捨てたようなもんだものね。
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レッスンの後は子牛の腿肉のアサド。朝の5時頃から焼いたと言う肉はとても柔らかくて美味しかった。ワインも美味しく、空になるとすぐ継ぎ足されて3杯も飲んでしまった。
食事の最中にはプロのダンサーによるタンゴショーもあり、感激。
おまけに、マダム先生が帰りがけに私達のテーブルに立ち寄って全員にハグした後、私に「とても上手だった」と又もや褒めて下さったので、すっかり舞い上がってしまった。
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心地よい疲れと、美味いワインに美味い料理を味わい、素晴らしい踊りを見た最高にハッピーな日だった。
現在習っている、セントロ日系でのタンゴクラスが10月で閉鎖なので、どうしようかと思っていたんだけれど、ここに来ようかな。
Commented by yoiko at 2010-05-18 06:56 x
すごいですね。先生にほめられるなんて。ワインと子牛の腿肉のアサ-ド、見るからおいしそうですね。淡屋のりこ風マダムなんて・・・たのしい。
ハッスルさん本当におもしろいです。
Commented by ruriwada at 2010-05-19 07:32
殆どの方がタンゴは初めてだったので上手に見えただけですよ。でもタンゴの曲を聴くだけで体が反応してしまいます。タンゲリアと言うのは独特のエロティシズムがあり、まさにラテンそのものです。
by ruriwada | 2010-05-18 02:50 | Comments(2)