ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada
8月30日(火)
私は9月27日に日本に帰国する予定だ。マキシとの交換授業もあと3回。せっかく張り切って日本語を習っているマキシのために、誰かに引き継いでもらおうと思案してたら、パレルモレディース仲間の0さんの息子さんがスペイン語を習っている事が分かった。
さっそく打診してみたら乗り気だったので、マキシに話すとマキシも大喜び。早速来週月曜のタンゴクラス前にセントロ日系で紹介することになった。
今日はマキシにすき焼きを御馳走した。歌の好きなマキシは坂元九ちゃんの「スキヤキソング」を知っているので、「へえ?これがすきやき」と言いながら、「おいしい」を連発しながら食べていた。
それにしても、何で「上を向いて歩こう」が「スキヤキソング」なんだろう?
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                   街角風景。0点の右側が高速道路、左側が7月9日大通り
ところで先週の土曜日、エスコバルの知人宅に3人組の強盗が入り、一人でいた知人の顔を殴打した上ナイフで刺して大ケガを負わせた。昨年暮れにはこの方の兄さん宅に強盗が侵入、奥さんに刃物を突き付けて現金やパソコンを盗んで行った。
郊外の日系人には成功した人が多く、豪邸を構えている。街自体は平和なのだが、ブエノスアイレス市内からやって来る強盗団に目をつけられているのだろう。
前回アルゼンチンに滞在していた時に比べて、最近の犯罪はかなり凶悪化してる感じがする。物価は倍増したし(今も続々値上がりしてる)、失業者も増えてるから、治安がどんどん悪くなるのは当たり前だよね。
それにしても恐ろしい話だ。
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火事ではない。電力会社です。いつもはこれほどひどくないが、いつも煙がもうもう。ブエノスアイレスとは良い空気と言う意味だけど、これではマル(悪い)アイレス(空気)だ
# by ruriwada | 2011-09-08 04:55 | Comments(0)
8月27日(土)
来月27日には私達の帰国が決まっているので、今日は日本語クラスの最終日だ。来月はレストランでアサドのお別れ会をして下さるそうだ。4年間のアルゼンチン滞在もあっという間に過ぎてしまった。
スペイン語もタンゴもいまいちなのが悔しい。なんせ日本語だって片っ端から忘れて行くと言うのに、新しい事を覚えようってのがどだい無理なのだ。
8月29日(月)
今月のセイボ会はエンパナダ作り。アルゼンチンに4年も住んでいて、1品もアルゼンチン料理の作り方を知らないでは女がすたる。え?元女だろうって?・・ほっとけ。
てな訳で、何をおいても参加した。プロのコックさんはやはり全てが流れるように手際が良い。ひき肉、トウモロコシ、ホーレン草とチーズの3種の作り方を教えて頂いた。皮の作り方から教えてもらったので、日本に帰ってからも作れそうだ。
練った粉を寝かす時間がないので、コックさんがすでに作ったのを後で食べさせて頂いたが、美味しいー!
1時45分頃終了と同時に、タンゴクラスのkさんとの待ち合わせ場所へ急ぎ、バスで一緒にセントロ日系へ向かう。朝8時半に家を出て2時間半立ちっぱなし、合計3キロ歩き、タンゴを1時間半踊り、スペイン語を終えて帰宅したのが夜の7時半。
さすがに疲労困憊。ベッドに入ったとたん両足ともケイレンを起こし、膝下枕も効き目がなく、とうとう鎮痛剤を飲んだ。楽あれば苦あり。自分の年を忘れて、つい無茶をしてしまうのだ。
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           エンパナダは普通は餃子型だが饅頭型もある
ところで、こちらからメールを出さぬ限り、自分からは寄こさぬ息子から珍しくメールが来た。
「断食したけど、ちゃんと本読んで実行したから心配しないで」・・なぬ?
あわてて息子のツイッターを覗くと、80時間断食したと書いてある。最後の日は膝から崩れ折れた、だと?・・・・なんちゅうアホや。
息子は私がツイッターを盗み見してるのを知って、怒られる前に先手を打ってきたらしい。
この母にして、この子あり、か。これじゃ嫁さんが来んはずじゃ。
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        街角風景。チャカリタ墓地入口周辺には花屋が並んでいる
# by ruriwada | 2011-09-05 20:56 | Comments(0)
8月22日(月)
今日は先週日曜日に行われた大統領予備選挙の振り替え休日。何故選挙の翌日にしないのか不思議に思ってたら、アルゼンチン人いわく、「もし日曜の翌日を休みにしたら、みんな選挙に行かずに旅行に行ってしまう」  さもありなん。
と言う訳でセントロ日系も休みなので、茨城県副知事をエセイサ空港までお出迎えの仲間入り。便の到着後えらく時間がかかると思っていたら、税関で箱の中まで開けて調べられたのだそうだ。
エセイサ空港の税関は前回滞在中はワイロが横行して悪名が高かった。私も一度、職員から「自分について来い」と言って、別の出口から出してくれた後、「10ドルくれ」と言われた事がある。
びっくりして思わず「ノー」と言うと、「ノ-?」聞き返され、重ねて「ノー」と言ったら、むっとした顔をして行ってしまった。
日系人の友人達に話したら、「よほど気の弱い税官吏か初犯だったのかも。普通だったら逆ギレして100ドルは取られるところよ」と脅かされてしまった。その後間もなく、10人程の税間職員が逮捕された。抜き打ち検査をしたところ、彼らのポケットには各自数千ドルの現ナマが入っていたのだそうだ。
それからしばらくの間、税関はフリーパスだった。さらにもう1回複数の税官吏が逮捕されてからは、ワイロの話は聞かなくなった。最近の税関は出口でX線検査の後、大半はそのまま外に出られるが、金持ちそうな外国人は徹底的に調べられている。
アルゼンチンでは外国製品が無税で入るのを警戒しているのだ。特に電化製品は箱に入れたままだと、えらく高い関税をかけられるから要注意だ。
私は何十回も税関を通ったが一度も調べられた事がない。どう見ても金持ちには見えないんだろうなー。ハムレットじゃないが、喜ぶべきか、悲しむべきか、それが問題だ・・
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                   ホテル・アメリアン(料理はなかなか美味しかった)
ところで、茨城県人会は今年で発足50周年。本当は6月に知事が来られるはずだったが、大震災で急遽取り止めになり、県人会の人達はがっかりしておられた。
それがブラジルでの式典に副知事が来られる事になり、アルゼンチンにも1泊で立ち寄られる事になったのだ。
夜はレコンキスタ通りのアメリアンホテルで歓迎会(勿論各自自費である)。会長のウンベルトの愉快な司会で会は大いに盛り上がる。3月11日の大震災直前まで日本に留学していたロミナはプロの歌手級の歌い手で、歌唱力のある素晴らしい歌を披露してくれた。
ともあれ、めでたいこっちゃ。
8月23日(火)
マキシとの交換授業が終わるのは1時。副知事達は朝から県人会のメンバーが市内見物のお供をして、2時にボカから空港へ向かう予定。私もお見送りするつもりでいたが、万が一遅れたら悪いので(何しろブエノスアイレスの町では年中どこかでデモをやってるので、いつ交通止めになるか分からない)お断りした。
マキシとの交換授業は楽しい。彼は30才の英語ースペイン語の通訳、翻訳家。週に4日は夜中にミロンガを踊りに行くと言う、元気いっぱいの若者だ。礼儀正しく、アルゼンチン人にしては珍しく、時間をちゃんと守る。
日本語の習得にも熱心だが、私にスペイン語を教えるのにも熱心で、いつも2時間はあっという間に過ぎてしまう。
滅多にメールも寄こさない薄情な実の息子より、この代理息子の方がずーっと可愛い。
こら、息子よ、少しは反省せよ。
亭主は自分の留守中にハンサムな青年がやって来るので、良い年をして、かなりヤキモキしてるようだ。ハハハ
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街角光景。ブエノスアイレス名物の犬の散歩屋。さすがに20匹連れてるのは珍しい
# by ruriwada | 2011-09-01 01:25 | Comments(1)
8月21日(日)
家の窓から見える所にイベント会場があり、今月になってから「タンゴ ムンディアル」の大きな看板が出ている。8月16日から恒例の世界タンゴコンテスト大会が始まったのだ。
気になりながらも忙しさにかまけて覗きに行けないでいたら、日本語クラスの生徒さんから電話が来て、「16時から20時まで一般人も踊れるし、入場料無料だ」と教えてくれた。
日曜日、窓からイベント会場を見ると、車が沢山停まっている。日曜日だから早くからやってるのかも知れないと、夫を誘って先ずは散歩がてらに偵察に出かけた。
フロアの中央がしきられ、大勢のカップルがタンゴを踊っている。会場の片側はカフェと、カルロス・ガルデルの展示室、もう反対側にはタンゴグッズの店が並んでいる。
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                          フロアで踊る素人のカップル達
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                          タンゴ用の靴
フロア奥のステージではパンタジャにタンゴにまつわる映画の様なものを写しており、ステージ前には椅子が沢山並べられ、前列の方にちらほら人が座っている。会場内をしばらくブラブラしてからステージの方に向かうと、座席はいつの間にか満席状態だ。
前の方に立ち見で陣取って待っていると、タンゴショーが始まった。プロのダンサー7組が入れ替わり立ち替わり踊る。合間に楽団の演奏だけの時と、男性歌手が一人で歌う時もある。ものすごい拍手からして相当名前の売れてる人らしい。
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        一組づつ変わり番こに踊り、最後とアンコールだけ全員で踊った
今年の大会は約500カップルが登録したそうだ。去年の優勝者は日本人女性とアルゼンチン人男性のカップルだったと言う。コンテストにはプロは参加出来ないから、いわばタンゴ世界の登竜門だ。
昨日までは素人が踊りに行っていたが、今日の夕方からコンテストが始まるのだそうだ。最終審査はアレムのイベント会場「ルナ・パーク」で行われると言う。
たっぷり1時間のプロの踊りをタダで堪能して、夫と二人「得した、得した」
何事にも正反対の二人だが、貧乏根性だけは似た者夫婦だ。

帰りがけにアパートそばの美術館を覗いたら(ここはいつも無料)近代彫刻展をやっていた。まだ創作中の青年がいて、夫は「創作中も作品の一部だろう」と言うのだが、真相は?
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                  制作中?それとも人間も作品の一部?
そうかと思えば、古いパソコンを集めた、どう見ても粗大ゴミ置き場にしか見えない作品もあり、素人の理解の域を超えている。
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                       これが芸術?
アルゼンチンに限らずラテン系の国は芸術家が多いようだ。サンマルティン広場から7月9日大通りに至るアロジョ通りは軒並み画廊が並んでいる。5年前と変わらず営業してるところをみると、芸術愛好家が大勢いるのだろう。
# by ruriwada | 2011-08-24 05:25 | Comments(0)
自分で好きでやってるんだから文句は言えないが、今月は超過密スケジュールだ。
月曜日はバスで片道約30分のセントロ日系で、タンゴのレッスン(3時~4時半)とスペイン語の勉強(4時半~6時)
火曜日は朝5時起きで、夫の朝食の用意と弁当(おにぎり)作り。6時半に夫を送り出し、11時から午後1時まで家でマキシとスペイン語と日本語の交換レッスン。
水曜の午前中は近くのスーパー「ディスコ」で高齢者割引があるので買い出し。
いつもは、「フビラダ(退職者)」と言えば、すんなり割り引いてくれるのだが、先日は新顔の青年店員が「フビラダ?」と聞き返して、しげしげと私の顔を見つめてから「証明書見せて」と来た。
パスポートのコピーを見せたら、笑顔で「OK」と言ってまけてくれた。思わず頬が緩んでしまったのは我ながら情けないが、女はいくつになっても若く見られたら嬉しいもんね。
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              ディスコから帰る途中、騎馬隊のパレードを見かけた。軍用車も沢山通っている。
              サンマルティン将軍の記念日らしい。
午後2時半から4時半までは日系2世のIさんに日本語を教える。彼女は実に熱心で、4年間、私の旅行中以外は欠かさずやって来られる。
土曜日は隔週毎に10時~1時、7人の日系人が日本語と日本料理の勉強に来る。先週の献立は鯛チリ鍋。ポン酢が手に入らないのでネリダが自家製のレモンを持って来た。数カ月前に沢山レモンを頂いたことがあるので、「え?どうやって保存していらしたの?」とお聞きしたら、レモンは一年中、次々に実がなるのだそうだ。アルゼンチンはやっぱり亜熱帯に属してるのかなあ?
とまあ、こんな具合で、これが1週間の決まったスケジュール。

今月はこの他に、18日は夫の上司から頼まれて、ブエノスアイレス大学獣医学部キャンパスで、労働省失業対策プログラムの2回目の折り紙教室(2時~4時)。前回は風船と鶴を教えたが、今回はアヤメの花と、箱とピョンピョンカエル。これがどう失業者対策と結びつくのか理解に苦しむが、なかなか好評なのだ。
夫の上司からは、他にもフロシキ講習会も頼まれたが、さすがにお断りした。フロシキ文化を世界中に広める運動をしてる人達がいるが、自分でも使わないのに他人に薦める訳にはいかないよ。
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   以前夫の上司から鯉のぼりを頼まれたが、大きいのは無理なので、可愛いのをプレゼントした。
   顔を覗かせている奴は無視してね。
  夫から聞いた下ネタジョーク。「便所が火事だ。やけくそだ」 …失礼
20日は夫が日亜学院で講演をするのでその手伝い。日亜学院は元は日系人子弟のための学校だったが、今は非日系人が大半を占めている。12才~15才の子供達40人程が、夫がプラスティックの容器で花瓶や玩具を作って見せると、キャーキャー大はしゃぎしながら真似して作っている。アルゼンチンの学校では工作や実験などはほとんど行われていないのだそうだ。

日亜学院の隣に美味しいパン屋さんがある。経営者は中国人だが、あんパンやメロンパン、クリームパンなど日本のと全く同じパンなので、夫は日亜学院に行くたび買って帰る。
私は今回初めて行ったのだが、この店はいつもシャッターが閉まっている。おまけに店名も何も書いてないから、通りすがりの人にはここが店だとは分からない。呼び鈴を押すとおばちゃんが顔を出し、「パンが欲しい」と言うと中に入れてくれる。
パン卸店なのだが、知っている人だけに焼きたてのパンを売ってくれるのだ。文字通りの穴場。
22日は茨城県の副知事が来られるので、空港へのお出迎えと夜の歓迎会。翌日はマキシとの授業があるので、市内観光とランチのお付き合いは辞退させてもらって、授業が終わってから、お見送りの予定。
25日はパレルモレディースランチ会。今月は幹事の一人なので欠席できない。
そして29日はセイボ会会員お宅のエンパナダの作り方講習会(10時~1時半)。終了後に列車、地下鉄を乗り継いで、セントロ日系でタンゴとスペイン語だ。

我ながらよく続くと思うが、アルゼンチンに来てからとても健康になり、疲れを知らないのだ。日本にいる時はわずか1キロ先へも車で行っていたのが、ここでは車を持ってないのでただひたすら歩く。そして毎夕食時には赤ワイン。これが健康の秘訣かも。
# by ruriwada | 2011-08-22 03:24 | Comments(2)