ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

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10月10日。今月のセイボ会はコロン劇場のリハーサル見学。
コロン劇場は世界3大劇場の一つに数えられている、アルゼンチンの誇りだ。前回私が滞在中に改装工事が始まり、今年建国200年祭(ビセンテナリオ)に合わせて新装オープン。一度は行ってみたいと思っていたのだが、普通は開幕が夜遅いので、早寝の夫が嫌がるので行けないでいた。今回、セイボ会でリハーサルを見学出来る事になり、開始時間も4時と早いので渡りに船。
夫も来たがったが、申込先着25名と言う事で、会員限定となり、夫はダメ。ざーんねんでした。

早く着いたので、ぶらぶら周辺の建物の写真を撮っていたら、目つきの鋭い中年男性2人が話しかけて来た。ん?どうも怪しいやつらだ。と、空を指差して「リンド(美しい)」
空を見上げるとほんとだ。雲一つない青空だ。思わず、「シー」と答えると、
「中国人か?韓国人か?」と畳みかけて聞く。「日本人だ」と答えると、「日本はアルゼンチンとは深い関係がある」と、日本についてあれこれ話し始めた。
こういう手合いが危ないんだよね。日本びいきを称するタクシー運転手に、何度か料金を吹っ掛けられたことがあるからね。警戒しながら観察すると、上着の胸に見た事のあるマークがついてる。
「これは何?」と聞くと「ポリス」だって。なーんだ、二人とも警官だった。
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                         話好きのお巡りさん達(どうみてもおまわりさんには見えないよね)
コロン劇場の前にセイボ会の人達が見えたので、話好きのおまわりさん達に別れを告げて戻ったが、Nさんに「おまわりさんにつかまっちゃって」と言ったら「え?」「おしゃべりの」「何だもう。びっくりするじゃん」
アルゼンチンにしては珍しく、ほぼ時間通りに開場。リベルタード側にある正面階段を入るとそこは別世界。映画で見た、ヨーロッパ社交界の雰囲気を思わせる豪華絢爛な内装だ。階段を上がると、片側にドアがずらりと並び、係りの女性が6人づつ中に入れる。
劇場は馬蹄形になっていて、2階から6階までがボックス席。見回して知人の顔を探し、互いの近況を確認したり、ゴシップのネタを探す社交の場でもあるのだそうだ。
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7階は格安の立ち見席だが、ここが一番音響効果が良いそうで、「パライソ(天国)」と呼ばれている。
舞台の対面2階はVIP用。新装オープニングの時にはマクリー市長が外国の大統領とここで観劇したそうだ。クリスティーナ大統領はマクリーとケンカをしてるので出席しなかった。
舞台の袖の所に格子付きのボックス席があり、昔は喪中の未亡人はここで見たのだそうだ。一説では密会用にも使われた(今でも)とか。いかにもラテンの国らしい話だね。
今日はリハーサルだが、2演目あり、後半のオペラのヒロイン役は日本人だ。地球の反対側の世界で活躍している若い日本人を見るのは嬉しい。いつの間にか、私も愛国者?
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幕間に他の部屋を案内して頂いた。VIP用の控えの間は「黄金の間」と呼ばれ、天井も壁も、彫刻を施した柱も全て金箔が貼ってあるから、まさにキンキンピカピカ。天井からはシャンデリアがずらりと並び、まるでベルサイユ宮殿・・・本当はまだ行ったことがない。椅子も王朝風の豪華なものだ。
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                               黄金の間
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         これで私も上流階級の仲間入り・・え?それにしては品がないって?失礼な。
地下は2階あり、舞台で使う小道具や衣装は全てここで作られるそうだ。7時半に終了。一緒に見ていたNさん達は皆ベルグラーノに住んでいて、私とは逆方向だ。一人でトイレに行って戻ったら、もう知人は誰もいなかったので、一目散に歩いて家に帰った。途中までは人通りがありほっとしたが、アルベアル通りの辺りから人通りが途絶え、こわいので1キロ程はほとんど駆け足。そのせいで夜中に足が釣って、膝の下に枕を敷いても治らないので、とうとう鎮痛剤を飲む羽目に。まさに楽あれば苦あり。
ところで、後日聞いたところによると、Nさん達は楽屋を案内してもらっていたのだそうだ・・残念無念、グスングスン。
by ruriwada | 2010-10-29 23:52 | Comments(2)
10月5日、エスコバルに住む日系人のKさんから花祭りへのご招待。ブエノスアイレス市から60kmのエスコバル市には花木栽培の日系人が多く住んでいて、毎年9月下旬から10月上旬にかけて花祭りを行っている。
私達は毎年、茨城県人会会長であるkさんから招待され、見るのは今年で3回目だが、いつも大盛況だ。今回は新しく茨城県人会に入会されたYさん夫婦もご一緒。平日なのでYさん宅でY氏の帰宅を待って、Kさんの車でエスコバルへ向かう。
普段なら1時間はかからないのだが、途中、事故渋滞に巻き込まれ、花祭り会場に着いたのはゲートが閉まる7時の20分前だった。
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                                  メイン会場入り口には満開のフジの花
ほとんど早足で見て回ったが、出口に向かう頃には会場の大半のライトが消され、夜桜ならぬ、夜花見学となった。表に出るとすでにゲートには鍵がかかっていて出られない。Kさんがガードマンを探して来てやっと出してもらった。
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                           カラフルなカラー。全部、自然の色だって・・ほんとかなあ?
その後、Kさんの家で奥様手作りの美味しいエンパナダとピザを御馳走になる。Kさん宅の庭は1,000坪以上あり、敷地内に、母屋、娘さん一家の別棟、パーティハウス、趣味のための工作小屋、2LDKのゲストハウス、プールなどが点在している。
広大な庭には八重桜が満開で、Kさんが私達とY夫婦に一枝づつ折って下さった。アパートに帰ったのは真夜中12時。ポルテーロ(管理人)が「どこへ行って来た?」と聞くから「エスコバル」と答えると、「ああ、花祭り。きれいだろう」とにっこり。
それから私に向かい「花もきれいだけど、あなたの方がずっときれいだ」ときた。
「ありがとう」と言うと、今度は英語で「You are beautiful」だって。でへへへ・・
こう言うのを、アルゼンチンではピロポって言うんだよ。うちのアパートには常勤のポルテーロは3人いるけど、このうち2人がよくピロポをやるんで、遊びに来た女性達は皆、にやにやしながら入って来る。
いくつになっても、男性から、「きれいだ」って言われたら嬉しいもんネー。うちの亭主なんか、間違っても言っちゃくれないし・・
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    花祭り会場にあった等身大の菊人形。私はこれよりはまし・・・・え?うぬぼれるなって?ごめんなさい
ところで、この数日後、Kさん宅に強盗が入ったそうだ。Kさんの話では、台所で仕事をしていた奥さんの口を背後から手で押さえ、包丁を取り上げて、その包丁で奥さんを脅しながらKさんに現金を出させ、他にもパソコンとケータイを奪って行ったと言う。
一見のどかそうな田舎だが、やはり豪邸は狙われやすいようだ。
同じ敷地内に住む4人のお孫さん達が年中出入りしているので、この子たちに怪我がなかったのが不幸中の幸いだ。
by ruriwada | 2010-10-22 22:51 | Comments(2)
9月28日。8時20分に通訳のリサがレミスで迎えに来た。今日はパレルモ地区にある中流以上の家庭の子女が通う私立の小中高校での講演だ。以前に私達が2年間住んでいたサンタフェのアパートから7ブロックぐらいなので懐かしい。
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                               パレルモ地区の上流階級子弟が通うバイリンガル校
入口のガードマンが挨拶の時「セニョーレス、W」と、私達の姓を言ったのでびっくり。さすが上流階級の子弟が通う学校は出入りが厳重で、前もって来賓の名前が知らされていたのだろう。
高校生達は背が高く、もう立派な大人に見える。いかにもエリート面の青年(少年)達もいたが、話してみると素直で人懐こいのでほっとした。今日はブエノスアイレス市内のバイリンガル(英語とスペイン語)5校から代表が集まって、生徒達の環境問題研究発表と数人の講師による講演とが行われる予定だ。
講堂で開会式と紹介の後、講師毎に別れ、夫は3校の代表15才~18才の30人程が対象だ。理科の実験室なので骸骨の模型がある。高校時代の理科の教室を思い出した。
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                                                      理科室での講義
 生徒達はゴミ問題についてはかなり勉強してるので、今日はプラスティックのリサイクルについてのみの講義となったが、少し難し過ぎるのか、年少の子供達はノートにいたずら書きをしてる。
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                                           ガイコツの模型とツーショット?
終了後、子供達に折り紙の鶴や、夫が半紙に書いた習字を上げたら大喜び。講義中は眠そうだった子供達の顔がとたんに輝き出した。職員室で先生が講義の礼を言い、「子供達は満足したようだ。教室から出て来た時の嬉しそうな顔で分かる」と言う。
「お土産もらったからじゃないの」と、思わずつぶやいたら、リナが通訳、先生が噴き出した・・夫にはナイショ、ナイショ。
アルゼンチンでは漢字で書いたものが大人気なので、休憩中の先生方や講師の方々も皆欲しがる。夫が全員に配ったが、先生が壁をさして、「ここに飾る」と言うので、
「こんな下手な字を中国人や日本人に見られたら笑われる」と、夫も私も大あわてで止めた。
終了後、アナさんがリナさんと私達夫婦に近くのカフェテリアでサンドイッチとコーヒーをおごってくれた。
この後、夫が5時からパレルモにあるラジオ局に生出演する予定だ。ラジオパレルモでは毎週水曜夕方から、「ジャパン・オイ(今日と言う意味)」」と言う番組をセントロ日系のRがやっているのだ。
5時にはまだ時間がありすぎるのでリナさんとタクシーでいったん家に帰る。タクシーの運転手が私達の日本語の会話を聞いていて「ハイと言うのはシーの意味か?」と聞き、リナが「シー」と答え、一瞬全員で笑ってしまった。
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                    ラジオパレルモ
4時半に又レミスで通訳のリナとラジオパレルモへ向かう。
夫は事前にいくつかの質問事項を渡され、一生懸命、何を話すかリハーサルして行ったのだが、同席した夫の団体のコーディネーターが一人でしゃべりまくり、夫の出番はたった2分程で終わってしまった。
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                                                      生放送中
このラジオ出演に関してはすったもんだがあった。1週間前にRの所で働いてる、私達の仲間のSさんから「ご主人のラジオ出演の通訳を頼まれた」と聞いてびっくり。夫には何の連絡もなかったので、まさに寝耳に水。
アナさんに問いただすと「あ、忘れてた。すぐRに電話する」
ところがその後もナシのつぶて。2日前になっても何の連絡も来ないので、イライラした夫に頼まれ、Rに聞くと、「アナさんとコーディネーターに話してある」と、カンカン。通訳も勝手にそっちで探せと言う事になり、急遽リナさんに依頼。
アナさんはコーディネーターまかせ、コーディネーターが連絡を忘れたのだ。
夫は「話がきても断る」と、プリプリしていたのだが、当日になって機嫌を直し、無事一件落着・・・とまあ、ラジオ出演までは無事すんだが、この後大問題発生。これについては後日のお楽しみ。
by ruriwada | 2010-10-20 23:27 | Comments(0)
9月27日
今日は待ちに待った、セイボ会によるボカスタジアム見学。サッカー試合はめちゃくちゃ込むし、観客はほとんどトランス状態で乱闘騒ぎがつきものだから、アルゼンチンに3年間もいると言うのに、サッカースタジアムに入ったことがないのだ。
ブエノスアイレスには4大サッカーチームがあるが、中でもリベールとボカは最大のライバル。ご存じマラドーナはボカ出身だ。
今回のセイボ会は日本人学校の休日と重なり、家族もOKと言う事で、サッカーのあまりのバカ騒ぎに、サッカー嫌いを公言して来た夫も、一度もサッカースタジアムを見た事がないでは、帰国しても大きな顔が出来ないと、ここぞとばかり参加。
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        集合場所へ向かう途中見かけた、桃、ブラシの木、さつき。アルゼンチンは今日本で言えば4月。             春タケナワなのだ。
ボカスタジアムはタンゴ名曲「カミニート」で有名な場所にある。ボカはタンゴ発生の地だ。スタジアムのあるビル内には博物館やボカグッズを売っている店もあり、入場料を払えばいつでも入れるが、観光客は試合のある日はスタジアム見学は出来ない。
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                    階上の部屋の一つはマラドーナのだそうだ
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スタジアムはそれほど広くはないが、3万人ぐらいは入れるらしい。スタンドは45度くらいの急傾斜なので上り下りが怖い。一番料金の高いスタンドの真上は個人の部屋になっていて、マラドーナの部屋があるそうだ。
入り口の右側はいわゆるフーリガンの連中が大騒ぎしながら見るスタンドで、目の前に高い金網が張ってあり、興奮すると一斉にこのフェンスにカエルみたいに飛びつくんだって。、ガイド役の青年がフーリガンの模範演技(??)をやって見せてくれ、皆でパチパチと拍手。
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                                         フーリガン?いえ、ガイドの青年です。
このスタンドの下は対戦相手の控室になっていて、フーリガン達がドスンドスン立てる音でビビらせるのだとか。選手達の控室の、トイレ、シャワー室、個室(と言っても椅子の周りに囲いがあるだけ)など見せてもらったが、あまりにも質素なので意外だった。アルゼンチンじゃサッカーは花形スポーツなので、もっと贅沢だと思っていたのに。
宿敵リベルと試合の時には、リベルの選手の控室の電気を消したり、シャワーのお湯を止めて水しか出ないようにしたりと色々意地悪をするのだと、ガイドが笑っていた。半分冗談だろうけど、リベルのスタジアムに行った時は同じ事をされるんだろうね。
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                                              選手のシャワー室
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          選手控室のプライベートスペースはたったこの広さ
一般人が普通入れない所まで全部見せてもらえてラッキーだった。入口にはマラドーナが現役選手だった頃の等身大の銅像が立っている。うーん、お世辞にもカッコいいとは言えないなー。
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                                                若き日のマラドーナ
スタジアム見物後はプエルトマデロ地区の公園でピクニック。日本食レストランの寿司弁当を食べる。おいなりさんは美味しかったが、ノリ巻きに肉が入っていたのにはびっくり。どうもやはり肉は寿司には合わないようだ。
by ruriwada | 2010-10-14 06:04 | Comments(1)
翌朝もリナさんがレミスで迎えに来て、ビセンテロペスで上司のアナさんと待ち合わせ。アナさんはビセンテロペスに住んでいるのだ。そこからアナさんの車でサンマルティンへ。乗り換える時、アナさんがバックに入れたまま車を降りたので、無人のまま車がバックし始めた。あわててアナさんが又乗り込んでブレーキをかけ、危うく背後の車との衝突を免れた。ふー。
今日も午前中は2クラス、午後は2クラス一緒で1クラス。授業の合間合間にアルベルトさんが学校内を案内してくれる。庭の隅には生ゴミを土に戻す装置やアサドを焼く炉がある。道路向かい側のマンサナ(100メートル四方の区画)はアルゼンチンを代表するビール、キルメスの工場だ。
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アルゼンチンにはジャンケンがないそうだ。リナさんが教えたら大喜びで、パペル!(紙)ピエドラ!(石)ティヘラ!(ハサミ)と元気よくやっていた。
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                                隣はキルメスビールの工場。けっこう美味しいよ
昼食にシェフが校庭の炉で焼いたアサドを御馳走になった。チョリソーも美味しかったが、牛肉も柔らかくて美味しかった。皆がシェフに拍手。
午後のクラスが終わると、学校から私達夫婦、リナさんに感謝状と子供達からのお礼のメッセージ集を渡してくれ、その後フォルクローレの踊りを見せてくれた。ガウチョの恰好をした背の高いヒゲモジャの青年と、民族衣装を着た若い女性と30代くらいの女性の3人で、フォルクローレを次々と踊って見せてくれた。サンバ、チャカレーラとチャマメと言う、3種類のアルゼンチンフォルクローレだそうだ。
青年が馬の足音を模した「サパテオ」を踊ってくれたが、これはタップダンスのようにブーツを踏みならす、豪快な踊りだ。
何と、ヒゲもじゃ君はこの学校の生徒で16才だって!びっくりしたなあ、もう。おまけに女性は彼の恋人とその母親だって。日本じゃ考えられないよ。
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年に何回かは全校の先生や職員、その家族が100人程集まって、校庭でアサドパーティをやるんだって。家庭的で素晴らしい学校だ。理事長のアルベルトさんの教育理念なのかもね。おかげで私達も大いに楽しませて頂いた。
帰りはアナさんが家まで送ってくれる事になったが、元ブエノスアイレス大学農学部教授で財団のボランティアのおじいさんも同乗する事になり、小型車の後部座席に3人乗りなので窮屈だ。
82才のこのおじいさん、2日間一緒にいたが、何の手伝いもせずただ座って見てる。結局タダ飯を食べただけ。この爺さんの家に先に寄る事になったが、アナさんが高速の出口を間違え、えらく時間がかかってしまった。ま、ピストル強盗にあうよりゃいいけどね。
by ruriwada | 2010-10-12 08:40 | Comments(2)
サンマルティン市
9月23,24日はサンマルティン市の学校で夫の講演予定。朝7時に通訳のリナがレミス(ハイヤー)で迎えに来てくれた。これまではいつも大きな荷物を抱えて列車やバスで移動だったので、レミスだと楽だ。
サンマルティン市に入ってから、運転手が「そう言う番地はない」と言う。夫の職場に何度か電話したが通じないので、警察署に寄って聞く。全く、この国の情報のいいかげんさには頭にくる。だいたい、夫には学校名さえ知らされていないのだ。
何年生に、何人の生徒に、何時から、という様な基本的な情報さえ三日前まで知らされていなかった。それも何度も催促してやっと、1クラス30名、1年生から6年生まで、2日間で4クラスと分かった。
生徒数1100人、幼稚園から高校まである私立の学校で、理事長のアルベルトさんが気さくに案内したり世話を焼いたりして下さる。
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               アルゼンチンは春。学校の庭には花が咲き乱れていた
11時頃、午前の部が終わってほっと一息ついていたら、別のグループがぞろぞろ入って来た。え?と驚いたら、午前2クラス、午後2クラス、明日も4クラスだって。
夫と私だけなら言葉による聞き間違いも考えられるが、リナさんも「知らなかった」と驚いていた。子供達に上げようと持って行った、二日分で130個の折りヅルは一日で全部なくなってしまった。
ここの子供達の親は中流層だそうだ。学校の礼儀作法教育が行き届いているらしく、活発で人懐こいが、礼儀正しいので感心した。アルベルトさんは環境問題に熱心で、学校内でリサイクルを徹底し、使用済み紙も校内で再生して使っている。                                           
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                                             子供達がゴミを分別して捨てている
高学年の生徒達は環境問題を勉強しているそうで、質問もかなり質が高い。犬のフンの処理法や不燃物を埋めた場合、土壌や地下水が汚染しないかの質問まで出て、夫はたじたじ。私に助けを求めるしまつだ。
だいたいうちの亭主は定年までプラスティックを作っていたのだ。一応日本では大気汚染の資格は持ってはいるが、家庭ごみを出したことなど一度もない。それが何の因果か、アルゼンチンで環境教育をまかされる羽目になり、まさに一夜漬けでの勉強だから、時々ボロが出るのは仕方ない。
クラスの始まる前と、1クラス終わった後に美味しいビスケットとコーヒーのサービスが出た。3人とも朝食抜きだったので遠慮なく頂いた。昼は校内の食堂で、理事長同席でミラネサとホーレンソウのパスタを御馳走になる。これまでの学校で最高のもてなしだ。
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                    帰ろうとしたら、子供達が大勢夫の後を追って来た。夫はちょっとした人気者
帰りのタクシーが途中トンネルに入ったとたん、パンパンと大きな破裂音。バイクが並走していたのでバイクのパンクかと思ったが、その後ブレーキ音もないので不思議に思い、運転手に聞くと「ピストルだろう。モトチョロ(バイクに乗った強盗)だ。ここは物騒な所なんだ」 だって!
ちょ、ちょっと、そんな物騒な所を通らないでよ。リナが「私はアルゼンチン生まれのアルゼンチン育ちだけど、こんな怖い経験は初めて」とビビってる。ところがこの私はこれで二度目なんだなあ。
一度目は3年前の、ブエノスアイレス市内だったけど、突然銃声がして、目の前を男が走って行った。その後を警官が2人で追っかけて、少し先で男に飛びかかって捕まえたのを目撃したことがある。
さて、5時頃帰宅したが、明日の生徒達に折りヅルがなくては不公平だ。家には折ったツルは20個しかないから100個折らなくちゃならない。夫も手伝ってくれて11時に丁度完成。首が痛くなってしまった。夫が手伝ってくれたのは不細工だけど、直す元気もヒマもないので我慢してもらうしかない。
by ruriwada | 2010-10-11 22:29 | Comments(0)
9月19日(日)
夕方6時からアルマグロの「カサ・デ・タンゴ」でタンゴクラスの陽子先生のタンゴショー。陽子先生は20年間のブエノスアイレス滞在を切り上げ、11月に帰国される。帰国後すぐに名古屋でパートナーのジョナサンとの公演が行われるが、アルゼンチンではこれが最後の公演だ。
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                    カサ(家)デ・タンゴ。タンゴのレッスンやミニタンゴショーを行っている
普段の陽子先生はツギ当てジーパンにTシャツ姿で化粧っけ一つないが、今日は華麗に大変身。相変わらずため息の出る様な見事な踊りを見せて下さった。
タンゴクラスの現在の生徒は勿論、元生徒達も数人見に来たので、懐かしい人たちと2年ぶりの再会も果たした。皆でアルゼンチン式にハグで再会を喜び合う。Iさんは相変わらず美人で可愛い。まだビセンテロペスの日本料理店「さきこ」で働いてるそうだ。
34才にしてまだ結婚どころか彼女もいないらしい我が不肖の息子に、こんな可愛い嫁さんが来てくれたらなあ・・なぬ?結婚できないのは、勝手気ままに異国暮らしを楽しんでる親が心配だからだって?・・ムムム
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9時頃終了。Mさんとバス停に行ったが、私は92番、Mさんは128番。128番は回数が多くいつもすぐ来るが、92番は本数が少ない。Mさんが心配して「92番が来るまで待ちます」と健気にも言って下さったが、若くて美人のMさんを一人で残す方がよほど心配だ。バス停の側はレストランだが、人通りが少ない。ブエノスアイレスの町は日中は比較的安全でも夜になると危険な街路が多いのだ。
128番が来たので「私は平気だから来たバスにすぐ乗って」とMさんをバスに押し込んだが、なんとラッキーなことに、128番のすぐ後ろに92番も来ていたのだ。
ここまでは良かったが、アパート最寄りのバス停は公園の外れのあり人家がない。しかもバス停からアパートまで、人っ子一人歩いていないのだ。100メートルの距離を一目散に走る。帰宅したら夫はもう眠っていた。
他の奥さん達のご主人はボディガードについて来たり、心配してケータイに電話していたのに、うちの亭主ときたら全くもう・・・粗大ゴミに出して新しいのと取り換えたいよ。
by ruriwada | 2010-10-09 08:00 | Comments(0)
パソコンのインターネットエクスプローラーが壊れ、10日ほどインターネットが使えなくなった。今日10月7日、やっと技師が来てくれて直ったので、早速ブログを更新。

9月12日(日) マラソン大会
前日サンルイス州から戻り、のんびりソファーに寝そべって休養していたら、窓の外から賑やかな声。覗くとリベルタドールでマラソン大会をやっているので、文字通り高みの見物(10階の窓から)
おや、後ろ向きに走りながらカメラを写している人がいるぞ。イチャイチャしながら走ってるカップルも。
あれまあ、犬まで走っている。ハハハ、ちゃんとコース内をひたすら走ってる。飼い主が一緒に走ってるのかな?
おやおや、スケーターまで現れた。怒られないのかなー。
え?自転車もはじっこを2~3台走ってる・・。コースの外を走ってる自転車の後ろにはゼッケンをつけた人が・・そうか、自転車は落ちこぼれを拾ってるんだな。
日本のマラソン大会と言えば、何とか完走しようと苦しそうに顔をしかめ、必死の形相だけど、ここの人達はいかにも参加を楽しんでる感じだ。まさしく所変われば・・だね。
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                                                  マラソン大会
16日はパレルモレディースの食事会。今月はパレルモのUgartecheとCervinoの角にあるイタリアンカフェ「ANNETTA」
早く着き過ぎたので店の前の緑地帯のベンチに腰を下して街角光景ウォッチング。作業車が来て、店の入り口の並木の枝を切り始めた。
友人のNさんが来たので一緒に、チェンソーの音が止んだ合間を見計らって店に入ろうとした。とたんに頭上で音がして、上から木屑のシャワーが降って来た。
「ウワー」と叫びながら店に飛び込み、二人で全身の木屑を払っていたら、作業員たちがにやにや笑いながら見ているではないか。
どうもわざとやったとしか思えない。まったくもう!
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                      レストラン「アネッタ」
今日はブエノスアイレス市内で一斉に樹木の手入れを始めたらしく、帰り道のあちこちで作業員たちが公園の花壇の花植え、芝生の手入れをやっている。芝刈りをやってる側を通る時はご用心だ。小枝や小石がバンバン飛んでくる。
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    22日からアルゼンチンは暦の上で春だ。春の訪れを前に一斉に公園や街路の手入れが始まった
木屑を吸いこんだせいかどうかは分からないが、夜になって喉が痛くなり鼻がズーズーし始めた。風邪薬をのんで早めにベッドに入り、眠ったとたん電話で起こされた。
日系の友人Iさんのお母さんが亡くなった、これからお通夜だ、とやはり日系のkさんからだった。
車で1時間の遠方だし、帰りは真夜中になるからタクシーだってないだろう。明日のお葬式に行くからと電話を切ったが、その晩から熱が出て、結局お葬式にも行けなかった。
風邪が治ってから電話でお悔やみを述べたが、96才の大往生だったそうだ。こうして日系1世は段々数が減って行く。
ところでここの日系人の間だけの習慣かどうかは知らないが、お香典を沢山上げると、亡くなった事を喜んでるみたいだから失礼なんだって。へえ~知らなかった。
by ruriwada | 2010-10-08 23:51 | Comments(0)