ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

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我が家の大家さんが家賃を貰いに来た。彼は最初の「オーラ、コモレバ?(こんにちは、お元気ですか)」の次に必ず「トドス ビエン?(何も問題はないか)」と聞く。
夫と私は大家さんの事をトドスビエン氏と呼んでいる。
知人達の話を聞くと、大家ともめることが良くあるらしいが、我が家は前回も今回も良い大家さんでラッキーだった。
入居当時は故障が多く、修理に時間がかかり、ひどい大家だと思ったのだが、大家が悪いのではなく、彼が頼んだ修理屋がいいかげんだったのだ。大家さんが我が家のお助けマンことオスカルに全部まかせるようになってからは全て順調、まさにトドスビエンだ。
れいの我が家のホルターガイスト電子レンジも、故障してると大家さんに言ったら、二日後に新品が届いたので感激した。早速大家さんに電話でお礼を言ったら、嬉しそうに「トドス ビエン?」
因みに新品の電子レンジを届けに来た青年が故障した方を指して「持って帰って良いか?」と聞くから「シー、クラーロ(もちろん)」と答えた。こちらとしたら捨てる手間が省けて大助かりなんだけど、はて、たいてい面倒な事は嫌がるのに・・?
そうか!修理して売るつもりなんだ。なっとく。
今頃はどこかの家でもホルターガイスト現象を起こしてるのかなあ。想像したら楽しくなった。
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街角光景。ブエノスアイレス名物の犬の散歩屋。犬を写して良いかと聞いたら、本人がポーズをとった。そばを大型犬10頭を連れた散歩屋が通りかかったが、こちらは「危険だから」と撮影を断られた。
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コレクティボで移動中、そばを市内観光バスが7台連なって走っていた。最近実に観光客が多い。
by ruriwada | 2010-04-28 23:04 | Comments(4)
4月23日、金曜日、セイボ会の秋の総会がプエルトマデロのホテルマデロで行われた。セイボ会(セイボはアルゼンチンの国花)は日本大使夫人を名誉会長とする、ブエノスアイレス在住日本女性の会で、会員は現在約90人。
月に一度、ブエノスアイレス市内および日帰りできる近郊の名所巡り、ワインテイスティング、陶器製造所見学、ボーリング大会や講演会などがある。もちろん美味しい食事つきなので毎回楽しみにしている。その他、年に数回バザーもやって収益金は慈善団体に寄付している。
今回はマジックショーつきだった。行く時、130番のコレクティボに3台無視され頭に来たが、乗った4台目のバスでは青年が席を譲ってくれ、運転手も下りる場所をちゃんと教えてくれたので、機嫌を直した。
プエルトマデロ地区は、地元の人に言わせば「オトロ ムンド(別世界)」
市内は大理石やレンガの作りのヨーロッパ風の、豪壮だが古色蒼然とした建物が多いが、ここは近代的なビルが立ち並び、公園も整備されていて、風光明美で垢抜けした地区だ。
ウルグアイ行きの船はここから出る。運河沿いにはレストランが立ち並んでいる。
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  運河沿いのレストラン街
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             レストラン街の裏

ホテルマデロは運河を渡ってすぐ左手にあった。
マジシャンはハンサムで陽気でやたら愛想の良い青年だ。ハトを出したりの派手な芸はなかったが、観客を次々巻き込んでのパフォーマンスは楽しかった。
しきりに冗談を言うのだが、私には良く分からない。皆がどっと笑うので、分かった振りをして私も笑う。若い人たちは2年も暮らしてりゃスペイン語が達者になるが、この年になると、右の耳から入った単語は頭に留まらずに左の耳から抜けて行ってしまう。情けないったらない。
終了後写真撮影となったが、シャッターを押すのは件のマジシャン。もしかして、一瞬にして全員消えちゃったりして・・
最後にカメラをボーイさんに渡して、マジシャンも記念撮影に飛び込んだので皆大喜び。サービス精神満点だ。
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ホテル前にパロボラチョの並木があったので、まだパラボラチョを知らない方に写真をお見せしよう。
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パロボラチョの花と実。冬にはこの実が割れて中から白い綿が飛び散る
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      青年期には幹にトゲがある
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              これは少し中年。もう少し年をとると幹がビヤダルみたいになる。
by ruriwada | 2010-04-25 20:37 | Comments(1)
前にもブログに書いたけど、今日はコレクティボについてのおさらい。
アルゼンチンでは市内循環バスは「コレクティボ」と言われている。ブエノスアイレスの町は100メートル四方に区切られていて、1辺が「クアドラ」と呼ばれる。
バスはこのクアドラをコの字型にこまめに回って客を拾い集めて(コレクティボ)走るからコレクティボなのだ。
コレクティボの運転手は「コレクティベロ」。これがそんじょそこらの運転手じゃない。ここではコレクティベロは王様なのだ。バス停に何人客が待っていようと、止まりたくなければ素通り。
運転中に喉が乾けば、道の真ん中にバスを止めて乗客をおきざりにしたまま、コーラを買いに近くのスーパーに行ってしまう。
隣を走る別会社のバスと競争で町中をぶっ飛ばすなんざ日常茶飯事。同じ会社のバスが並ぶと、窓から顔を出して大声で話し始める。
友達(アミーゴ)が乗って来ると、男同士でも先ずハグにベソ(抱擁とキス)。アミーゴは運転席のそばに立ったままで、二人あるいは数人で運転手とおしゃべりに熱中。ひどい時はマテ茶の飲み回しまでする。
こちらはひやひやし通しだが、誰も文句を言わない。言えばすぐさまバスから下されてしまうだろう。
バス停には時刻表がない。数台連なって来る時もあれば10分間以上来ないこともある。
料金は乗る時運転手に「1ペソ・20センタボ」と言えば運転手がそのように設定して、表示が出る。1ペソ25と言えば1ペソ25の表示が出る。どこまでがいくらかははっきりしていないけど、大体10クアドロ(1キロ)までが1ペソ10センタボらしい。こちらも適当に言う。
先日セントロ日系に行く時コレクティボに乗ったら、次のバス停で料金箱が故障。運転手が箱を何度もたたいた(よく見る光景)が直らない。10人程の乗客を全員ただで乗せて出発。次のバス停で修理のテクニコ(技術者)が乗って来た。
あとは客を下すだけで新たな客は乗せなかったので、いつもより早く目的地に着いた。
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                料金箱の修理中
バスの故障も日常茶飯事で、時々途中でバスを乗り換えさせられたこともある。
それでもバスは庶民の足で乗りなれると実に便利だ。ただしバス停には名前がないので、初めて行く場所で下りる時は、何か目印になる物を事前に調べておかないとどこで降りるか分からない。
運転手に「××通りで降りたいから教えて」と頼んでおいてもたいてい忘れられるから、恥も外聞もなく車内で周りの乗客に聞くと、皆親切に教えてくれる。
でも親切な運転手も一杯いるよ。乗客は皆弱者に優しい。妊婦、赤ちゃん連れ、老人には先を争って席を譲る。どこかの国と違って、この国にはシルバーシートなんて必要ないね。
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雨の中でのデモ。ブエノスアイレスではいつもどこかでデモをやってる。
by ruriwada | 2010-04-21 00:10 | Comments(0)
3月30日にブエノスに戻って以来、来客続きだ。毎週水曜日はブエノスアイレス大学の建築科教授のIさんが日本語を習いに来る。
土曜日は7人の日系2世に家で日本語と日本の家庭料理を教えている。
3月末に私の友人K(年はかなり下だが)がアルゼンチンに新規赴任して来て、友達を連れてすでに3回も我が家にやって来た。
こいつがウワバミ並みの呑み助で(一応女性だが)、この日曜には4人で来たが、正午から6時まで食べ続け飲み続け。こんな連中と対等に付き合ってちゃ体がもたん。
kはこれまで20年間、アフリカやカンボジャなどの途上国を渡り歩いてきた変わり種。日本滞在中もしょっちゅう電話が来たけど、北海道、九州、四国、沖縄からと、いつも居場所が違う。カプセルハウスで寝泊まりしての文字通り住所不定だ。
類は友を呼ぶと言うが、連れて来た友達(40代女性)も数年間エスキモーの村で暮らし、トナカイの解体まで引き受けていたと言う珍種だ。
明後日からはエルサルバドルとメキシコから、日本人女性2人が我が家に5泊の予定で来るが、二人とも初対面だ。はてさて今度はどんな珍種がやって来るのやら。
アルゼンチンに限らず、外国で暮らしてると、日本語恋しさ、日本料理恋しさから、主婦のいる家庭は日本人のたまり場になってしまう。
おまけに、親戚、知人どころか、そのまた知人とかまで「泊めて」と言ってくるから、まかないつき無料ホテルと化してしまうのだ。
お金と体力を大量消費するけど、地球の裏側まで流れて来る連中は奇人変人揃いで、皆とてもユニークな人生経験があって話を聞くのが楽しい。
まさしく「友、遠方より来たる、また楽しからずや」だ。
それにしてもちと、フトコロが痛い
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街角風景  ブエノスアイレス市内にはまだこんなレトロな車が現役で走っている
by ruriwada | 2010-04-14 02:55 | Comments(2)
3月30日、約1カ月ぶりにアルゼンチンに戻った。ニューヨークで乗り換えたが、待ち時間が10時間。3番ゲートでずっと待っていたら、出発予定の1時間前になって、「ゲート変更」のアナウンスがあり、なんと一番はじっこの47番だと言う。
重い荷物をかついで、ひたすら歩き、やっとゲートに着いたが、出発が2時間遅れ。ロビーでは人々が床に座り込んだり寝そべったり。これを見て早くもアルゼンチンに戻った気がした。
これまでずいぶん色んな国の飛行場を通ったが、ロビーで寝そべってる人がいるのは、アルゼンチン行きのゲート前だけだ。飛行場だけでなく、列車の中でも座席が空いているのに床に座り込んだり寝そべったりする。
アルゼンチン人こそまさしく元祖地ベタリアンなのかも。ともあれ、アルゼンチンに戻って何やらほっとした。このだらしなくて騒々しい国は、同じく何事にもルーズな私には居心地がいい。
昔の人も言ってるではないか。清き水には魚棲まず」と。
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             ゲート前でロビーの床に座り込んだ人々。横になって寝ている若い女性もいた。
by ruriwada | 2010-04-09 03:23 | Comments(0)
2010年3月20日
富山から姉が出て来たので、二人で鹿児島にいる我が家の長男を車で訪ねる事にした。強風に煽られたり土砂降りの雨に祟られたりしながら、交互に運転。
70才の姉はふだんは温和だが、ハンドルをにぎったとたん暴走族に豹変する。深夜の高速を飛ばしまくるので怖い。途中二人とも疲れて仮眠して、茨城県つくば市から鹿児島市市内の息子のアパートまで24時間かかった。フーつかれたー
翌日は指宿へ行った。魚見岳の上から知林ケ島を眺めたら、何と島まで砂州がつながっているではないか。大干潮の時、しかも一年に20回くらいしかつながらないと聞いていた。あわてて下におりて海岸まで行くと、まだ数人の人が渡っている。前回来た時は冬の海の中を膝まで漬かりながら渡ったのだが、今日は砂州を歩いて行ける。ヤッター!
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        魚見岳から見た知林ケ島
島に渡ると、指宿市観光課の人が「あと2時間ぐらいはもつから、島の展望台まで登ってみたら?島側からも砂州がつながってるのが見えるよ」と教えてくれたので、304段の階段をゼーゼー言いながら登った。
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      知林ケ島からの眺め            
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         年に20日だけ島とつながって歩いて渡れる
知林ケ島の由来は、松林が風でこすれてチリンチリン鳴るからだそうだ。階段を下りる時、鈴の音がはっきり聞こえるので耳を傾けていたら、何と、姉のケータイの鈴だったので大笑い。
世界遺産に匹敵するようなこんな素晴らしい景観が、あまり人に知られていないのはもったいないような・・それでいてこのままにして置きたいような複雑な心境。
それにしても日本にもまだまだ私の知らない素晴らしい所があるんだなあ。
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前回(2008年12月28日)に訪れた時は膝ぐらいまで浸かりなら、夫と息子と3人で島へ渡った。
by ruriwada | 2010-04-04 04:29 | Comments(0)
3月4日にブエノスアイレスを発ち、5日間ニューヨークで過ごした後、9日、成田に向かう。JFKでⅩ線検査の後全員がボディチェックを受けた。
アルゼンチンでは私は常時札束は腹巻き式ホルダーに入れている。この時もドルを腹に巻いていた。タッチした係官が「これはなに?」と血相を変えた。
なぬ?この私がテロリスト?
「マネーバッグ」と答えると、外せと言う。外すとこわごわ手に持ってⅩ線を通し、私本人ももう一度Ⅹ線検査を受けさせられる。
周囲が緊張して見守る中、当の係官が「マネー」と告げると、全員ほっとした様子。フー参った。機内自爆テロ未遂事件以来、いくらアメリカの空港がピリピリしているったって、こんな間抜け面の婆さんをテロリストと疑うなんて!
成田に着いて、つくばセンター行きのバスを待っていたら、日系アルゼンチン人の友人k夫妻とばったり出会った。つくば市の隣の土浦市に住む姪を訪ねての来日で、来られる事は知っていたが、まさかここで出会うとは世の中狭い。
ダラス空港で、スーツケースに入れておいたカン詰類を全て没収されてしまったと、カンカンに怒っておられた。
私もエセイサ空港のアメリカンエアライン搭乗前検査でやはりカン詰を取り上げられそうになったが、そばにいた上司らしい人が「カン詰はいいよ」と、カンにんしてくれたのでカン謝。
それにしても市販のカン詰まで没収するなんて、いかんに思うね。
by ruriwada | 2010-04-01 19:11 | Comments(4)