ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

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私の住むレコレタ地区にはブエノスアイレス名物の墓地がある。墓地が名物だなんて、と見たことがない人は思うだろうが、これは一見の価値がある。高い塀で囲まれた広い墓地の中は、2階建て3階建ての大理石の家の様な墓が立ち並び、まさにブエノスアイレス市のミニチュアだ。
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              塀の内側が墓地(建物は全てお墓)
塀の外は公園になっていて、毎週末フェリア(ノミの市みたいなもの)が開かれている。公園の周囲はレストラン街。公園の中まで張り出したテラスには椅子テーブルが置かれ、いつでも客で溢れている。とにかくアルゼンチン人は戸外で食事をするのが好きらしい。
14日の日曜日、土産物を買おうと、大目にお金を持ってフェリアに出かけた。人混みの中、品定めしながらブラブラしてると、突然ガシッとハンドバックを抱えた腕をつかまれた。スワッ、引ったくりか?
とっさにハンドバッグをしっかり握りしめたが、グイグイ腕を引っ張られる。必死でもぎ放そうとして、腕の先を見ると、中年のウルトラヘビー級の婦人が地面に片膝をついてぶら下がっていた。でこぼこの石畳に転びそうになって、とっさに私の腕をつかんだらしい。
やっと手を放してくれたが、そのとたん、腕が猛烈に痛いのに気がついた。腕をさすっていたら、連れらしい人が、私に気の毒そうに「大丈夫か?」と聞いたが、肝心の人間ダンプの方は、私の腕のお陰で怪我もせずにすんだのに、一言のお詫びもなく行ってしまった。もっとも、気が動転していて、それどころじゃなかったのだろうから、許してあげよう。
それにしても、まさか公園内で人身事故に遭うとは。
痛む腕をさすりながら歩いていると、オペラの様な素晴らしい歌声が聞こえてきた。そちらに足を向けると、レストランの公園内テラスの所で、二組の男女がソプラノとテノールで歌を歌っている。思わず聴き惚れてしばらく拝聴。歓喜の歌も歌った。
痛い思いもしたが、それにお釣りが来るようなラッキーチャンスだった。
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     素晴らしい歌声を聴かせてくれた人達

これはレストラン主催だが、ブエノスアイレスでは至る所の公園内で、毎週プロによるタンゴダンス、ギターなどの演奏や歌が披露され、無料で楽しめる。
また、毎年12月、クリスマス前の土曜夜には、リベルタドール大通りとサルミエント大通りの角の公園で、「アマデウス」と言う有名なオーケストラがモーツアルトを演奏する。私も一度聴きに行ったが、両大通りは封鎖され、数万の群衆が道路に座り込んで、私語一つ発せず、うっとりと聞き惚れているのを見て、感動した。よほど音楽好きな国民性らしい。
一説によると、この国民性を利用して、歴代の指導者は国民の不満を懐柔するために、無料で演奏会などを行っているのだとか。
by ruriwada | 2010-02-25 04:47 | Comments(0)
2月19日金曜日。又もや朝から大雨。最近よく降る。しかも滝の様な猛烈さだ。やれやれ又停電にならなければいいが、と思っていたら案の定、夕方5時半に停電。テレビもパソコンもダメ、衣をつけて揚げる寸前になっていたトンカツもキッチンは暗くて揚げられない。
することがなくなって窓から外を見たら、目が点になった。なんと、リベルタドール大通りが川になっている。あわてて下におりてみると、車道は勿論、幅広い歩道も全部水没。排水溝の穴めがけて渦を巻いて水が流れ込んでいるが、追いつかないらしい。
片側6車線は水深が深くて通行不可。反対側6車線のうち、中央寄りの2車線だけどうやら通れるようで、車がモーターボートみたいに波をけたてて走っている。
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               川になったリベルタドールと歩道
食事の用意が出来ないので外で食べるつもりだったが、これでは外出もできないので、冷蔵庫の中の、料理しないで食べれる物だけ食べた。
停電は夜になっても復旧せず、真夜中トイレに起きたがまだ停電中。道路の水は引いたが朝になっても電気はつかない。冷蔵庫の中身をすぐ食べる分だけ出して冷凍室に移した。昼になっても電気がつかない。途中で水も出なくなった。停電はこのクアドラ(100メートル四方)だけらしい。水で地下の電気のトランスがだめになり、乾くまで待つほかないのだそうだ。おまけに誰もかれもバケーションのうえに週末と来てるから、電力会社も人出不足なのだ。
水の方は幸い2時間ほどで出るようになったが、そのうち電話も不通になり、夫のケータイもバッテリー切れ。こうなったら完全に陸の孤島だ。
私のケータイはまだ使えるので、近くに住む知人に充電依頼の電話をかけたら、知人が非常用の固定電話を持って駆けつけてくれた。我が家の電話機のコードにつなぐとちゃんと使える。へ~え、便利な物があるんだ。と言うことはいかに停電が多いかということ。
停電36時間を過ぎると、冷凍庫の中身がシャーベット状になり始めたので、全部出して火を通す。40時間後、ついに冷凍庫の中は水になり、キッチンの床は水浸し。
日曜日の午後3時33分、やっと電気がついた。停電してから実に46時間後だ。はーあ、さすがにまいった。これまで災害に遭った人たちの事を見ても実感がわかなかったが、少し分かった様な気がする。
by ruriwada | 2010-02-22 08:40 | Comments(0)
11日には2時間断水(何故かお湯だけは出た)。それが直ったと思ったとたん、2時間の停電。今回は大通りの信号まで消えた。翌12日はまたもや2時間断水。今度はお湯も出なかった。
電子レンジは2カ月前ほどから動かなくなったり動いたりしていたが、数日前からはボタンも押さないのに勝手に動きだしたり、加温時間が本来なら数字がだんだん少なくなるはずが逆にどんどん増えて行く。あわててコンセントを抜き、
「電子レンジがとうとう狂った」と夫に言ったら、
「そう言うな。俺の事を言われてるみたいだ」だって。夫の方は自覚してる分とうぶん大丈夫そうだ。
電子レンジはと言えば、数日狂いまくったあげく、今は又正常に作動している。理由は全く分からない。このアパート、電話も時々不通になったり、自然に直ったりする。もしかしてオカルト?
by ruriwada | 2010-02-20 00:01 | Comments(0)
ブエノスアイレスの町は2月現在パロボラチョの花が満開だ。以前にもパロボラチョについては書いたが、この木は私がこれまで知っていた木の中で、一番変わっていて面白い。
幼木の時は真っすぐで、幹の表面は長いトゲだらけ。成長するにつれてトゲがなくなり、年を取ると幹の真ん中辺りが膨れてくる。まさにビール腹の中年男そのもの。パロ(木、棒)ボラチョ(酔っ払い)の名前の由縁だ。。花は形、大きさ、色もカトレアに似ているが、何となくだらんとした感じ。
花が終わると、ラグビーボールの様な形の大きな黒っぽい実がなる。これがやがてパカッと割れると、中から真っ白い綿状の物が現れる。
秋口に空中をフワフワ漂っている白い綿や、犬のブラッシングでもしたみたいに、ブエノスアイレスの至る所で芝生の上に白い綿毛が一杯散らばっているのがこれだ。
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      パロボラチョの花
by ruriwada | 2010-02-19 08:11 | Comments(2)
チリから戻ってすぐの金曜日(5日)、前回アルゼンチンに来た時の、夫の受け入れ先の社長Cさんから電話がきて「明日食事に来てくれ」と言う。実は暮にも招待されたのだが、10月半ばに3番目のお子さんが生まれたばかりだと聞いたので御遠慮したのだ。
以前はブエノス市内からバスで一時間程の所に住んでおられたのだが、昨年9月、その中間あたりのサン・イシドロという町に引っ越したそうだ。
タクシーで行くつもりで一張羅の服を着てめかしこんでいたら、夫はバスで行くと言う。このドけち!。仕方なくカジュアルな服に着替え、バスでプラサ・イタリアまでコレクティボ(市内循環バス)で行き、そこから60番のセミラピド(半高速)に乗る。
運転手さんに行き先を書いた紙を見せ、教えてと頼んだ。頼んでおいても忘れる人が多いのだが、今回はちゃんと教えてくれたので、迷わず到着。
バス停まで迎えに来てくれたCさんの車でお宅へ伺う。町中を通り抜けたと思ったとたん、うっそうとした木立に囲まれた、豪邸が立ち並ぶ区画に出た。以前の家もプール付きの豪邸だったが、今度の家はさらに大きく庭も広い。プールも以前の倍ぐらいある。
庭ではカエルが大合唱。引っ越してきた時、プールの中は緑の絨毯を敷き詰めたみたいに、水の表面一杯カエルがいたそうだ。ここのカエルは日本の雨ガエル位の大きさで、色も緑色だという。息子のフェリックスの話では、掃除業者がプールの中のカエルを網ですくって庭に放しとのこと。今鳴いてるのがきっとそのカエル達だろう。
C家は8才を頭に3人の子供と、今日貰われて来たばかりの生後3か月のシェパード。夫人は建築家で、レコレタ墓地の近くの設計事務所で働いている。食事は外のテラス。ふだんはお手伝いさんが二人いるのだが、今日は休暇を取らせたとかで、奥様手作りの美味しい料理とワインをたらふく御馳走になった。帰りはタクシーを呼んでもらって、家に着いたのは真夜中。
後日、日系2世の友人に聞くと、大統領公邸のあるビセンテ・ロペス、サン・イシドロ、ティグレと、ラ・プラタ川沿いを北上する地域は大金持ちの邸宅が多いのだそうだ。我が家の大家さんは弁護士で事務所はブエノスアイレス市内だが、自宅はティグレにある。
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ブエノスアイレスの街中で見かけた彫刻
by ruriwada | 2010-02-17 22:07 | Comments(0)
朝トランクを下げてフロントに降りたら、れいのボーイさんが来て「もう帰るの?」と聞く。「そうだ」と言うとがっかりした様子で、ポケットからホテルの名刺を出し、裏に自分のメルアドを書いて、ブエノスアイレスに着いたらメールをくれと言う。そして迎えの車のそばで、「良い旅を」と言って、出発するまで見送ってくれた。
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                新しいアミーゴ
プンタ・アレナス空港を10時半発の、プエルトモン経由サンティアゴ行きに乗る。行きは子供の泣き声に悩まされたが、今度は座席前2列の5人兄弟の賑やかな事。2才から14才までで、女の子は一人。ベルト着用のサインが消えたとたん、機内は遊園地化。
紙飛行機や紙コップが飛んでくるわ、通路を2才児と4才児が走り回るわ。座席では取っ組み合いのじゃれあい。前の座席から身を乗り出して私にも話しかけてくる。賑やかだけど可愛い子供たちで、泣きわめいたり大声を上げる者はいないので、夫も苦笑だけ。
そのうち乗務員を呼ぶベルに気がつくと、競争で鳴らし始め、駆けつけた二人の乗務員に注意されたが、一向に効き目がない。ペルー人一家で、サンティアゴまで行くそうだ。
夏休み中で、飛行機は子供連れが多いのだ。夫は「俺は二度と夏休み中は飛行機に乗らないぞ」だって。
ブエノスアイレスには7時に着いた。エセイサ空港から乗ったタクシーの中がムッと暑い。運転手さんが「あなた達はラッキーだった。昨日までの数日間は40℃あった、今日は34℃で涼しい」だと言うが、気温5℃の場所から帰って来た身にはこたえる。
チリの人は時間に正確で真面目。ラテン系の国では優等生だ。何より人情が豊かで皆とても親切だ。その上とてもジョーク好きの国民性らしい。お土産品やら町中の看板や彫刻など、とてもユニークで面白い物が多い。いくつかを御披露しよう。
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真夏でこの格好。あまりの風の強さと寒さに帽子を買った。え?エスキモーみたいだって?・・・
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           チリの土産品は思わず笑ってしまう物が多くある
by ruriwada | 2010-02-15 22:19 | Comments(0)
ペンギンツアーから戻り、昼食はガイドが教えてくれたレストラン「SOTITOS」へ行く。老舗の有名なレストランなのでほとんど満席で、なかなか注文も取りに来ない。ウェイターはほとんど老人。料理は美味しく値段もまあまあだったが、サービスがいまいち。忙しすぎるせいだろう。
昼食後アルマス広場を散策。この広場にマゼランの像が立っているが、その足元を原住民の像がまるで奴隷のように取り巻いている。像の足を触ると幸福になると言われているそうで、皆が触るのでピカピカになっている。夫も私も触ったのは言うまでもない。
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                  マゼランの像
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      マゼラン像の下部。足に触ると幸福になると言われている
この後、昨日行ったら閉館後で見られなかった、マゼラン地域博物館へ行く。今日は開いていた。マゼラン海峡を舞台に財をなした億万長者メネンデスの豪邸を、家具その他ありのままに展示してある博物館で、ダンス専用の部屋やビリヤード室もある。
アルゼンチンにもこの様な豪邸がいくつかあるが、南米の黄金時代の往時が偲ばれる。
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              博物館入口
この後小雨の中、強風に吹き飛ばされそうになりながらサレシアノ博物館に行ったら休館だった。
マゼラン海峡を通る商船がなくなり、今では地の果てのようなプンタアレナスだが、町には次々とホテルが建てられ賑わっている。モダンな建物のカジノホテルは3カ月前にオープンしたばかりだそうだ。
チリパタゴニア唯一の空港があり、フィヨルドと周辺部に無数の湖、3600メートル級の山々から、トレッキング向きの山まで、アウトドア派向けの条件の揃ったパイネ国立公園を控えているので、ヨーロッパから観光客が大勢来るのだ。
町中には彫刻が数多く、野外博物館のようで、散策するだけでも楽しい。
夕食はランチを食べたSotitos の隣の「Puerta Vieja」に行く。ここのウェイター達は皆若くて愛想が良い。しかしチリ名物のセビチェを頼んだら、酸っぱすぎて気持ちが悪くなり残してしまった。
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  酸っぱすぎたセビチェ
by ruriwada | 2010-02-14 22:58 | Comments(0)
今日はマゼランペンギンを見に行く予定。早めにロビーに下りてツアーバスを待っていたら、ホテルのボーイが寄って来て、30分以上も私のそばにつきっきり。ゼスチャを交えながら、自分の事や町の出来事を色々話してくれるのはいいが、他の客達の世話はほったらかし。
フロントの人がちらちらこちらを見てるので、「仕事をしないとクビになっちゃうよ」と言ってやると、あわてて走って行ったが、終わると又戻って来る。余程私が気に入ったのか、日本人びいきなのか。ラテン系の国で日本人女性がもてもてなのは確かだ。夫はソファーでタヌキ寝入り。

オトウェイ湾のペンギン営巣地へのツアーの乗客は私達だけだった。1時間程パンパの中を走ってオトウェイ湾の海辺に出る。プンタアレナスのあるブルンズウィック半島の、プンタアレナスとは反対側の湾で、マゼラン海峡からつながっている。
海岸からすぐ丘になっていて、広大な原野の中に点々と無数の穴が開いている。マゼランペンギンの巣だ。9月の末に先ずオスの集団がやって来て、1ヶ月後にメスがやって来るという。天敵がいない安全な営巣地だそうで、人間を全然怖がらず、すぐ目の前で見られる。
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嘴を交差させているペアあり、立ち話中のグループあり。海に向かって一列に歩いてるグループは、まるでイースター島のモアイ像が並んでるみたいで実にユーモラス。愛の行為中のもいてガイドが大笑い。今から卵を産んでも遅すぎるんじゃないかと言ったら、ガイドが「卵を産むためじゃなく、楽しんでるのだろう」とにやにや。
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海岸そばに覗き穴の開いた柵があり、覗くと沢山のペンギンが海で泳いだり、もぐって魚をとったりしている。海面すれすれに一メートル程ジャンプするのもいる。波打ち際から少し高くなった所では沢山のペンギンがうつらうつらひなたぼっこ。
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道のすぐそばにある巣穴の前で、立ち止まってカメラを向けたら、お父さんらしいペンギンが怒って、巣穴の前で羽を広げ、グワグワと大声を上げて威嚇する。目も尖らせている。ごめんねと言ってあわてて離れた。
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              巣穴の前で威嚇するお父さん(それともお母さん?)
ガイドが突然立ち止まって足元を指差すので見ると、板敷きの歩道の隙間からペンギンが見えた。中にもぐっていたのだ。
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               足元から覗いていたペンギン    
1時頃町に戻ったが、念願の野生のペンギンが見れて最高の気分。それにしてもペンギンの可愛いこと。ペンギン達は3月頃、子供達を連れてここを離れブラジルまで行くのだと、ガイドが教えてくれた。ブエン・ビアフェ(良い旅を)!
by ruriwada | 2010-02-14 18:34 | Comments(0)
プエルト・ナタレスを9時発の定期観光バスで又、プンタ・アレナスに戻る。途中10軒ほどの家のある村が1カ所だけ、あとは無人のパンパだ。昼頃、先日と同じアルマグロホテルに着いたら、ちょうど観光バスが着いたところで、どやどや大勢人が下りて来た。
その中の数人が私を見て嬉しそうに「また会いましたね」と声をかけてきた。どうやら昨日のパイネツアーのメンバーのようだが、東洋人は私達だけだったので向こうは覚えていたが私には見覚えがない。でもいかにも覚えていたかのように挨拶を返す。
ホテルの目の前はマゼラン海峡だ。海岸を散歩していたら、天気なのに小雨が降って来た。ここの天気は変わりやすい。相変わらず冷たい風もビュービュー吹いている。真夏でこの寒さだから、冬はマゼラン海峡は通れるのだろうか?
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         プンタアレナスの街を散歩中、店頭のピエロの人形から突然「コンニチワ」                      と声をかけられギョッとしたら、何と本物だった。
部屋に荷物を置いてすぐ、フロントで「魚を食べれるレストラン」を教えてもらって、テネドールリブレ(ビュッフェスタイル)の「Arco Iris(虹)」へ昼食を食べに行く。中国系の店で、夫は中華料理が好きなので気に入ったようだが、チリの南端まで来て中華料理とは・・
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        テネドールリブレのレストラン「アルコ・イリス」
その後、マゼラン地域博物館に行ったら日曜は2時までで、10分過ぎていて入れなかった。お土産を買ったりしながらホテルに帰る途中、夫と離れて無人の公園を通ったら、木の陰で放尿中の若者とばったり鉢合わせ。あわてて背を向けると背後から日本語で「アリガト」
照れくささに、思わず、たった一つ知ってる日本語が出たのだろう。
返事を返す訳にもいかず、声を出さずに笑っていたら、合流した夫が「なんだ?」と聞く。説明したら「こちらこそありがとうって言ってやれば良かったじゃないか」ときた。
全くもう!洋の東西を問わず、男ちゅうもんは・・・
プエルトナタレスには魚市場はあるが、魚を売るだけで、中で食べる事は出来ないそうだ。その代わり市場直営のレストランがあると言うので、夕飯はそこに行く。その名もずばり「El Mercado」ここにもウニやカキはない。シーズンオフなのだそうだ。ここのマリスコスープはカニも入っていて盛りだくさんで美味しかった。
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              マリスコスープ
by ruriwada | 2010-02-13 23:37 | Comments(0)
今日は「Torres del Paine」国立公園ツアー
7時半にツアーバスが迎えに来て、例のごとく、ホテルを数軒回って客を集めてから出発。最初にミロドン洞窟見学。この穴の中からミロドンという、3メートルぐらいの高さの、ゴジラの様な動物の骨が発見され、入場券売り場に併設されたミニ博物館に展示されている。また、洞窟内には等身大のミロドンの像が復元されて立っている。
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     ミロドンの骨と復元像
洞窟を少し入った所にあった突起物をミロドンがかじったと言う伝説があるそうだ。パタゴニア特有の強風のために開いた風穴だが中はかなり広い。
傍を茶色い犬が歩いてる、と思ったらキツネだった。パタゴニアには茶色と灰色の、2種類のキツネがいるそうだ。
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                野生のキツネ
ミロドン洞窟からしばらく走るとアルゼンチンとの国境に出た。ここから両国にまたがる自然公園だ。道筋にはダチョウの一種ニャンドウやグアナコが沢山いる。グアナコの天敵のピューマもいるが、グアナコは最近増えすぎて困ってるらしい。
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グアナコの群れ
湖にはチリフラミンゴの群れ。ここのフラミンゴは体が小さく、ガイドの説明によると、ここにしか生息してない種だそうだ。
パンパの向こうには雪を頂いた山々が聳えている。有名なのがトレス・トーレスと言われている3つの山だ。元は一つの山だったのだが、マグマがつき上げて、塔(トーレ)の形に割れたのだそうだ。周囲は頂上に雪を頂いた3千メートル級の山々に囲まれ、実に美しい眺めだ。
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トレス・トーレス(三つの塔)
公園内には数え切れないほど大小の湖もあり、木も茂っているが、ここも大半の木が死にかかっている。いつかパタゴニヤの森林は丸裸になってしまうに違いない。
トーレスの周りを廻りながら、時々バスを降りて滝や氷河を見にミニトレッキング。氷河を見に行くには途中、一度に6人しか渡れないつり橋を渡り、砂利の浜を往復1時間歩く。砂利道は歩きにくく、夫はブーブー言い始め、俺は行かないと言い出した。
夫を残してさっさと歩いていたら、しばらくして夫が追いついて来た。若い夫婦がそれぞれ一人づつ子供をベビーカーごと肩に担いで、夫の脇を通り抜けて行ったのを見て、恥ずかしくなったらしい。
氷河は遠くからしか見れないので(船はあるが乗らなかった)、あまり迫力がないが、浮かんでる氷塊が真っ青できれいだ。氷の密度が濃く、含まれる空気が少ないせいだそうだ。
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               中央が氷河。
湖畔のホテルでバイキングスタイルのランチ(ツアー代金に含まれている)。
ホテルのある一帯はキャンプ地で、バンガローやテントが沢山見える。ここからトレッキングに出かけるらしい。
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          キャンプ地内のホテルでランチ
ホテル着は8時半。天候に恵まれ、パタゴニア名物の強風も奇跡のように吹かずラッキーだった。
夕食は「地球の歩き方」にアナ場だと推奨してあるレストラン「OSTRAL」に行った。ところがメニューには種々の魚料理が載っているのに、頼むそばから「ない」との返事。結局あるのは高いカニ料理とアナゴの鉄板焼きだけ。
店を変えたかったが、テーブルについたとたん、ピスコサワーを「店のおごりだ」と出されて帰るに帰れず、夫はビフテキ、私はアナゴを食べる。うまい手だ。2時間ほどいたが、その間誰も客は来なかった。
by ruriwada | 2010-02-12 04:12 | Comments(0)