ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

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2009年12月29日

ブエノスアイレ在住の日本人にとって最も重要な場所はどこかと聞かれれば、そくざに「バリオ・チノ(中華街)」と答えるだろう。ここではほとんどの日本料理の食材が手に入るのだ。ないのはイクラやタラコや数の子等の魚卵類だけ・・かな。
ヒラメやタイなどは1キロ前後のが400円ぐらいで買えるから、毎週買って、刺身にして食べている。魚部門の威勢のいいお兄さん達(たいていボリビア系の顔立ち)に「サシミ、ポルファボール」と言うと、3枚におろしてくれる。
前回ご同様、毎週土曜日の午前中、二人で130番のバスで中華街へ出かけて行く。夫はリュックを持参して、月1回米10キロを背負って帰る。まさにかつぎやスタイル。
その他の日は大根やネギがリュックの上からはみ出して、背後から見ると「珍光景」
笑ってはいけない。本当にご苦労様です、はい。
1年ぶりの中華街の入り口には立派な門や、記念碑やモニュメントが建っていた。新しいおしゃれな雰囲気の店もいくつかオープンしている。
暮れに行くと毎年カレンダーをただでくれたのだが、今年は100ペソ以上買わないとダメと言われた。いつもは100ペソ以上買っているのだが、今日に限って少なかったのだ・・残念。日本と違ってカレンダーを配る店はほとんどないから、カレンダーは貴重品なのだ。
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by ruriwada | 2009-12-30 03:59 | Comments(0)

瑠璃通信2部 17 審査員

クリスマス前のある日、セントロ日系に顔を出したら、日本語コンテストの審査員をやってくれないかと頼まれてしまった。
セントロ日系ではアルゼンチン人向けに日本語クラス、習字やマンガなどの日本文化、日本人向けにスペイン語クラスとタンゴの踊りを教えている。私はここでブエノスアイレス大学の教授からスペイン語の個人レッスンを受けている。
セントロ日系では毎年12月に生徒たちの発表会が行われるのだが、メインは日本語クラスの日本語コンテストだ。
ブエノスアイレスでは現在日本語ブーム。日本語クラスはどこも大盛況だが、日系1世の方達は大部分亡くなったりか高齢だ。2世で話せるのはごく少数、しかも話せても漢字が書けないし話し方も変。
純(?)日本人は絶滅品種という訳で、審査員を探していたがなかなか見つからなかったらしい。審査員は4人で、一人は日本語の先生、一人はセントロ日系の2世。もう一人はやはり急に頼まれたという日本人青年で、ミュージシャン。タンゴギターを習いに1年前に来亜したとのこと。
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     アルゼンチン人達による和太鼓
会は2時半頃から始まり、和太鼓、タンゴダンスの発表に続いて、8クラスの日本語クラスによる寸劇や歌が発表された。上級クラスの人達の日本語はびっくりするほど上手で、外人特有のアクセントもなく、流暢な日本語で話す。一番長い人で日本語を始めて3年と聞いて、さらにびっくり。
コンテスト終了後の受賞者への優勝杯の授与や、メダルを首にかけてあげる名誉も与えられ、貴重な経験をさせてもらった。
終了は8時半過ぎで、6時間に及ぶ長作業だったが、楽しくて少しも疲れを感じなかった。
数日後セントロ日系に行ったら、責任者のリカルドが「ありがとう」と言って、首からメダルを下げてくれた。良く見たら金紙に包まれたメダル型のチョコレートだった。
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 街中風景(某国大使館・・昔はアルゼンチンの金持ちの私邸)
ブエノスアイレスにはこんな豪邸が沢山ある。現在は大部分が公有になっている
by ruriwada | 2009-12-27 23:11 | Comments(0)
クリスマスイブは仲間3人を招待して5時頃から我が家でパーティ。10時頃客が帰り、11時頃ベッドに入った。と思ったら又もやバリバリ、ドドドーンと花火が上がり始めた。
深夜2時頃まで、窓から眺める180度の視界いっぱい、あらゆる所から花火、花火、花火。家庭用の小規模なものから打ち上げ花火まで、花火のオンパレード。
まるでブエノスアイレスの街全体がディズニーランド化したかのような賑やかさ、キンキンギラギラの華やかさ、そして美しさ。
前回サンタフェ通りに住んでいた時は、窓の前に大木が生い茂っていて、音しか聞こえなかったのだが、今度のアパートは花火見物に絶好の場所だ。
このアパートに入居して良かった、と心から思えるようになった。
今日(25日)はK家でのアサド(焼き肉)パーティに招待されている。コルドバに持っておられる牧場から子羊やニワトリ、牛肉などを運んで来て、2時頃から焼き始め、数時間かけて焼くのだ。パーティのお開きはたいてい真夜中過ぎ。帰宅は午前1時を過ぎる事だろう。やれやれ、年寄りにはちときつい。
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                 アパート前公園の彫刻。ちゃんと、ちっちゃなイチジクの葉がついている
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             アパート裏手にある公園のカフェテラス。何故か牛の置物が・・
by ruriwada | 2009-12-25 21:45 | Comments(0)
今日12月21日から、アルゼンチンは暦の上での夏。日本には「盆と正月が一緒に来た・・」という表現があるが、ここでは夏とクリスマスが一緒にやって来るから、今月はイベントだらけ。12月に入ってから、もうすでに花火大会を3回見た。9階に住んでるので、各地区の花火が良く見えるのだ。
昨日(12月20日)、昼間は茨城県人会に招待され、疲れたので早めにベッドに入った。うとうとしてると突然、窓一杯に鮮やかな色彩がきらめき、続いてすぐにバリバリ、ドーン!と大音響。
びっくりして飛び起き、窓に駆け寄ると、何とアパート前公園内の、窓下50メートル程先で花火大会をやっているではないか。あわてて夫を起こし、二人で窓から花火見物。
まさに特等席で、こんなに間近で花火を見たのは初めてだ。
アルゼンチンの花火はたいてい夜9時半頃から始まり、切れ目なくボカボカ派手に打ち上げたと思うと、30分ぐらいであっけなく終わってしまう。
下のリベルタ通りを見ると、12車線のうち両サイド2車線づつ残して、全部車が止まって花火見物。コレクティボ(バス)まで止まっている。運転手も乗客も花火を楽しんでいるらしい。
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              我が家の寝室から花火見物
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    ブエノスアイレ市内はハカランダの花も終わりに近づき、今はこの紫の花が町中に咲いている
by ruriwada | 2009-12-22 21:51 | Comments(0)
証券取引所ビルで働くEさんを上司のAさんから紹介され、EさんがAさん夫婦と私達夫婦をカクテルパーティに招待してくれた。主催者のF氏はアルゼンチン財界の超大物で、アルゼンチン人なら誰でも知ってる人らしい。
Aさんのご主人が急な腹痛で来られず、3人で出かけた。パレルモホリウッドの会場はF氏の自社ビル。受付を済ませると、制服を着た美人が3人、バトンタッチで最上階の会場まで案内してくれた。テラスが広い庭園になっていて、芝生が敷き詰められ、花壇には花が咲き乱れている。
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     ビルの最上階のガーデンテラス
F氏に紹介されたが、かくしゃくとしたご老人で貫録たっぷり。一見映画のゴッドファーザーの様だが、とても愛想よく挨拶してくれ、会の途中ですれ違うと、親しみを込めて、私の肩を軽くたたき、帰りのご挨拶をした時は、私の手を取って甲に口づけする。まるでヨーロッパ社交界の映画のシーンのようで、どぎまぎしてしまった。
参加者は50人程だが、女性は数名で後は老紳士ばかり。ほとんど全員大会社の社長で、いわば財界の忘年会なのだそうだ。
私達は全く場違いな感じで、早く言えばワシの群れの中に2羽のカラス、というところ。
Aさんも恒例のこのカクテルパーティには、いつもはご主人が参加するだけで、Aさんは初めてで、知人もEさんとFさんだけだそうだ。
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3人で隅っこの方に固まっていたのだが、次々差し出される料理が、どれもびっくりするほど美味しくて、これまた美味しいシャンペンをがぶ飲みしながら、料理を食べまくった。サーモンやマグロのカナッペ類、海老フライ、ブタ腿の丸焼き、どれを取ってもアルゼンチンで味わった中で最高の美味しさ。よほど腕の良いコックを雇っているのだろう。
これ以上食べれない所で、さっさと引き上げる事にした。まさに食い逃げ。
それにしても、アルゼンチンにはこういう世界もあるんだなあ。
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                     木の弦で編んだかごに入ったパン
by ruriwada | 2009-12-21 23:47 | Comments(0)
ブエノスアイレスで今年はデング熱が発生し、空き缶や放置されたゴミに蚊が発生すると言うので、さすがのんきな国民も俄然、環境問題に目覚めたようだ。
メルロー大学でも環境問題の講座が行われ、主催者が夫の職場なので、十人ほどの講師の中に夫も加えられたと言う次第。
教室は立ち見が出るほどの大盛況。そこへなんと犬が一匹入って来て、私の足元にはいつくばった。講義でも聴きに来たのかな・・そんな訳ないか。この犬、ノラちゃんだが数年間大学に住みついていて、昼間は教室の中で過ごしてるのだそうだ。
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                 聴講に来た(?)ワンちゃん
講義の持ち時間は各自30分なのだが、講師の一人が、延々と2時間もしゃべりまくった。
次の番の夫はこれ見よがしに、腕時計を外して目の前に置き、時々時計を見ながら講義をしていたので可笑しかったが、かんじんの時間無視男は自分の講義がすむと、さっさと帰ってしまっていた。
夫は挨拶だけは一夜漬けで丸暗記したスペイン語で話したが、あとは日本語で、コスタリカ生まれの日本人青年A君の通訳付き。
A君はボランティアで財団で働いているのだが、観光ビザなので、3カ月毎に隣のウルグアイまで行き、日帰りで再入国を繰り返している。
話は変わるが、サンルイス地方は国民に人気があって、夏場にはホテルが足りなくなるほど人が押しかけるそうだが、住民は素朴でいかにも田舎町と言った感じだ。
アルゼンチンでは手間仕事の労賃は昔は牛肉で支払われたそうだが、ここでは今でもその習慣が残っていると言うのでびっくり。他の国でも貝や絹、真珠は昔の通貨代わりだったらしいが、牛肉とはさすがアルゼンチン。
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メルローの街角風景。まな板と貴石を売っていた

さて、講演も無事好評に終わり、夜行バスでブエノスアイレスに戻った。夫は行きにバスターミナル手前で「汚物かけ」の被害に遭ったのだが、ブエノスアイレス到着が朝の7時頃だったのでまさかこんな早くから敵は出没しないだろうと思っていた。
突然背後で「スシオ!スシオ!(汚れている)と言う騒ぎ声が聞こえたので振り向くと、夫が服やカバンに白い液体をかけられ、数人の男たちに取り囲まれていた。
あわてて駆け寄ると、男たちはあっという間にいなくなった。全く、油断も隙もない。ブエノスアイレスはまさに観光客と泥棒軍団の戦場なのだ。
by ruriwada | 2009-12-17 05:31 | Comments(0)

翌朝、Aさんが市長、消防署長、警察署長及びメルロー大学の学部長に挨拶に行くからと、れいのオンボロレンタカーで迎えに来た。市庁舎は民家の様なちっちゃな建物だ。待つこと2時間。何と面会の予約を入れてないので会議が終わるまで待て、ということだった。12時過ぎても会議が長引いているので午後から出直すことにし、先に消防署と警察へ行こうと言う。
行ってみたら、二人とも留守。まったく、いくら小さな町とはいえ、町のトップに会うのに予約も入れてないとはのんきな話。
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                    メルロー市役所
午後出直したら、市庁舎は閉まっていた・・・しまった!なんてダジャレを言ってる場合じゃない。結局メルロー大学へ行き、ここでは無事学部長に会うことが出来、明日の夫の講義の打ち合わせ。
途中、Aさんの友人でメルロー在住の、70代のNさんも加わり町を案内してくれると言う。
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              800才の木
800才の樹齢の大木のある公園などを見てから、Nさんが素敵な場所へ案内するからと、総勢6名が2台の車に分乗してドライブとしゃれ込む。私達は今度はNさんの車に乗せられたが、これはレンタカーより古そうなチョーオンボロ。
30分以上も舗装のない、狭く、でこぼこの山道をぶっ飛ばしながら、Nさん曰く「私はこういういう舗装してない道を運転するのが好きだ」
まったく、アルゼンチンのおばあさん連中は元気がいい。
地上から数百メートル位の高さの山の頂上近くに、スイスの山小屋のような可愛い家が現れた。ドイツ人が住んでいて、自宅兼カフェレストランになっている。ここで奥さん手作りの美味しい美味しいケーキとティーを頂く。
時刻はすでに7時半。日が暮れるのが9時頃なので、アルゼンチンではこの時間はティータイムなのだ。
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            山の上のカフェレストラン。入口に野バトの巣があった


12月13日現在、ブエノスアイレスの我が家の近況報告
換気扇はまだ直っていない。不動産屋のオスカルが、焼け切れたモーターを取り外し、新品を買って意気揚々とやって来てくれたのはいいが、部品が合わないとかで、又持ち帰ったまま。でも先日地方へ赴任した友人の話だと、田舎のアパートには換気扇がついてないそうなので、あるだけましと、ひたすら待ち続けることにした。
数日前またもや電話が不通になった。オスカルが奇妙な道具を持ち込んで、色々試してくれたら、内線はつながってるが外線が切れてるそうだ。
オスカルが電話会社に電話して何やら話しこんでいたが、結局「電話会社から技術者が来ることになった、明日都合がいいか?」と言うので承諾し、翌日丸一日、一歩も外出せずに待っていたが、来ない。その翌日も来ない。三日目の4時頃たまりかねて、オスカルに電話したら、「もう一度電話会社に電話する」とのこと。
電話会社からは誰も来ず、連絡もなかったが、夜7時頃になって急に電話がつながった。まったく、奇妙奇天烈。この国の電話事情は一体どうなってるの?
by ruriwada | 2009-12-14 05:06 | Comments(0)
早朝目覚めたバスの窓からの風景は、手入れの行き届いていない、ぼそぼそと生えたヤシの林と見渡す限りの草原が延々と続いたが、突然砂漠のオアシスのように町が現れた。サンルイス州メルローだ。
州都サンルイス市からは車で数時間、隣のコルドバ州の州都コルドバ市からは2時間。乾燥していて温暖な気候なので、避暑地や夏のキャンプ地として有名なのだそうだ。いわばアルゼンチンの軽井沢。
人口2万人の住民の80%がブエノスアイレスから移住した人達だというが、ブエノスアイレスから遠すぎるし、飛行機は週一便で、交通手段がバスしかないのが難点だ。
ブエノスアイレスにウンカのごとくおわす泥棒連中も、さすがにここまで出張出来ないらしく、治安はとてもいいそうだ。
朝の8時頃ホテルにチェックインし、シャワーを浴びて着替えた後、Aさん運転のレンタカーで職場の公園に向かう。この車がチョーオンボロ。何度もエンストを起こし、エンジンがかかるまでにえらく時間がかかる。この国には車検なぞないらしい。
さて公園に着いてびっくり。70万坪のうち99%が岩だらけの連山なのだ。乾燥地なので木もまばらで白い岩がびっしり。大半が雲母だった。何か雲母の利用方がないのかなあ。
それにしてもこんな岩山、どんなに広くても個人が持っていては何の益もなさそう。Aさんが財団に寄付したのも納得。
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            夫の職場の公園(白いのは全て雲母)
by ruriwada | 2009-12-08 18:09 | Comments(0)
夫の仕事先の財団のオフィスは5月広場近くだが、本部はブエノスアイレスから800キロのサンルイス州の田舎町、メルローにある約70万坪の公園だ。ボスのAさんの寄付だと言うのでびっくり仰天。
夫が11月1日から5日までそこに出張することになり、Aさんが「皆に紹介したいからぜひ奥さんも」と言われ、バスで一緒に行った。
レティロのオムニブスターミナル(長距離バス発着所)を夜9時頃出発。30分もすると先ず食前酒のシェリーが配られ、その後すぐ、ワインつきディナーとデザートが出る。なかなか美味しいが、量が多すぎて食べきれない。
食事が終わって1時間もすると消灯。座席はカマ(ベッド)と言われ、水平に寝れるので快適だ。約10時間の旅で190ペソ(約5千円)だ。
アルゼンチンでつくづく素晴らしいと思うのは、この長距離バスだ。ブエノスアイレスのターミナルからは、多くのバス会社の2階建ての長距離バスが、アルゼンチンのあらゆる地方へ向けて、ひっきりなしに出発して行く。
たいてい夜出発して、明け方目的地に着く。朝はコーヒーや紅茶に簡単な朝食も出る。
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              オムニブス(長距離バス)ターミナルから出発するバス。乗り場は約70ある。
by ruriwada | 2009-12-03 08:30 | Comments(0)