ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

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アルゼンチンに来て以来、あちこち旅行したが、まだクジラとペンギンを見ていなかったので、念願のクジラを見るため、8月下旬バルドス半島に向かった。
南部パタゴニア地方の、大西洋に突き出たバルデス半島に、ペンギンは10月から3月、クジラは6月頃からから12月位まで、それぞれ繁殖のために南極からやってくるんだって。
ペンギンには早すぎるが、うまくすれば一匹ぐらい見れるかも。この前ウシュアイアに行った時、ペンギンが一杯いて大喜びしたんだけど、ふと妙な事に気がついた。ペンギンが空を飛んでる!???
なんと、ペンギンに良く似た海鵜の一種だと分かってがっくりした。バルデスにはトレレウとプエルトマデリンに空港があるが、プエルトマデリンの方は便数が少ない。トレレウまで飛行機で行き、あとはツアーバスでプエルトマデリンに向かった。
トレレウからプエルト・マデリンヘの一時間近い道中の風景は360度見渡す限りのパンパだ。白っぽい砂交じりの大地に、薄汚れた黒褐色を帯びた緑の潅木だけが茂っている。
10時頃ホテルに着いたが、すぐ入室させてくれた。3星だが、海に面していて、部屋も広くなかなか快適だ。従業員も皆感じが良い。
今日はツアーを入れてないので午後からの予定がない。フロントで「4時から3時間のクジラウオッチングツアー」に申し込む。それまで時間があるので街をぶらぶらすることにした。
海岸沿いの道路沿いは土産物屋が並んでいるが、オフシーズンなので閑散としている。今は数人しかいない海岸も夏には日本の海水浴場並に混雑するらしい。
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                レストラン「ナウティコ」
土産物屋のおやじさんに美味しいレストランを聞くと、ホテルから2ブロック先の「カンティナ・エル・ナウティコ」が美味しいという。すぐそばの角にも船の形をした海鮮レストランがあるので聞いたら、そこは良くない、とのこと。ホテルでもナウティコを勧めてくれたので行く。
開店と同時に入ったのだが、次々客が来てたちまち満員になってしまった。よほど評判が良いらしい。学校の先生のようなウェイターが愛想良く、色々話しかけてくる。マリスコスープと、やはり魚介類のカセロールを頼んだ。どちらも魚介類がたっぷり入っていてとても美味しい。ワインが1本10ペソと、値段も安い。
昼食後ホテルに戻り、夫は昼寝。私は観光案内所へ寄ったり、土産物店を覗いたりしながらスーパーへ水を買いに行く。ここにもカリフーがあった。カリフーは全国規模のスーパーらしい。
4時に車が来たが、他にスペイン人女性が一人同乗。1時間ほどパンパを見ながら走り、人工物の一切ない海岸に出る。波もなく、まるで湖のように穏やかな海が紺青色に広がっていて美しい。クジラが湾の中あちこちにいる。
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大きな頭をグッと水の上に突き出したり、逆さまになって大きな逆さ八の字型の尾を見せたり、まるで間歇温泉の様に水を高く吹き上げたりする。息を吐き出す時にはまるで象のオナラのような大きな音を立てるので可笑しい。少し遠方には家族連れなのか、数頭のクジラが輪になっていて、周囲が大きく泡だっている。
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              家族連れのクジラ
6時まで見物してホテルに戻ったが、料金を聞くと2人で100ペソだと言う。ホテルに申し込んだ時は1人45ペソと言われたから、2人で90ペソのはずなのに、勝手にチップを上乗せしたらしい。チップを10ペソ上げるつもりでいたから文句はないが、良さそうな青年に見えたのに、少しがっかりした。
夕食は、あちこちのシーフードレストランを覗いたが料金が高そうだ。あまり良くないと言われた船型のレストランのメニューが安そうなので入る。大型海老のメニューがあったので、「これはどういう料理ですか?」と聞いたが、返事が理解出来なかったし、時価とあったので高そうなので止めて、魚のグリルとマリスコスープを頼んだ。
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 愛想の良いウェイトレスが並べた料理を見て、ギョッ。大きな海老が10匹も皿からはみ出しそうに並んでいる。海老はブエノスアイレスではとても高い。あわてて「これは頼んでいない。こちらの魚料理を頼んだはずだ」と言うと「あなたはこれを指差した・・・」と、ウェイトレスは途方にくれた様子。
夫と相談して「それじゃ、これを食べるから、マリスコスープはキャンセルして」と言うとウェイトレスはホッとした様子でOKと言う。
「これだけで300ペソは取られるかもね」と、財布の中身を数え、ひやひやしながら食べた。請求書が来て2度びっくり。豪華な海老料理がたったの45ペソ(約1800円)だったのだ。
ブエノスアイレスでは、この大きさで10匹だったら魚屋でも2000円はするのに。それにしても美味しいし安いのに、どうして土産物屋のおやじは「あそこは止めとけ」なんて言ったんだろう。隣近所だし、もしかしたら経営者と仲が悪いのかもね。
ひやひやしたが思わぬ儲け物をした感じ。
by ruriwada | 2008-10-02 02:48 | Comments(3)