ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

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日時が少しさかのぼるが6月18日から26日までイースター島とチリの首都サンチャゴへ旅行した。今回は友人のAさんも一緒だ。Aさんは天然ボケの異名をもつ愛すべき女性なので、何やらハラハラドキドキの予感。
エセイサ国際空港へ行くためアパート前でラジオタクシーを拾おうと待っていたら、花屋のルイスがご親切にもタクシーを止めてしまった。ラジオタクシーじゃないので危ぶんだが、ルイスの手前断りにくく、ま、人の良さそうなおじさんなので乗った。途中でガソリンを入れると言う。ここでメーターが上がる。
高速道路の料金所で「ここから先はプロビンシアなので別料金だ」と、しつこい位に言うので変だなと思ったら、案の定、メーターの表示60ペソ以外に往復の高速料金など請求され、98ペソも取られた。アルゼンチンの高速料金は安いので、往復分追加してもせいぜい20ペソぐらいのはずだ。
道中、以前自分はトヨタに勤めていたので大勢日本人を知ってる、などと抜かしていたけど、日本人が良いカモだと言うことも知ったのだろう。全くもう!
チリの航空機はさすがワイン王国だけあって、わずか2時間ほどのフライトなのに軽食にワインが出た。
サンチアゴ空港でいったん荷物を受け取って通関手続き。犬が数匹荷持受け取りフロアを走り回っている。ここでは全部メスだそうだ。理由を聞くと、オスはおしっこをかけるからだって。事実、イースター島の空港ではオスが荷物コンベアの上におしっこをひっかけていた。
犬が1匹私のバッグをかぎ回る。え?なに?このワンちゃん。麻薬なんか持ってないよ・・係りの女性が「何か食べ物持ってますか?」
「あ!サンドイッチ。ハムサンド」うっかり、朝空港で食べた残りを持っていたのだ。
「ハムは持ち込み禁止です。ビニールバッグに入れて渡して下さい」。
あわてて渡し、税関に向かう。通関してふとAさんを見ると、中身を調べられ、何やらもめている。係りの青年が取り出したのは数個のオレンジ。
あわてて駆け寄って「彼女はスペイン語が分からないから」と弁解すると、生真面目そうな係官は「でも英語でも書いてあるでしょう!」・・・・ごもっとも。
Aさんはゴミ箱に捨てるから良いでしょうと、身振り手振りで、何とか見逃してもらおうと試みたが、係官は「あなたはちゃんと税関の書類に申告したでしょう。ダメです」と取り合わず、書類にペンを走らせる。
時計を見るとイースター島行きの搭乗時間だ。「時間がない」と必死で頼むと、係官は「何時の飛行機?」と聞いてから、おもむろに自分の時計を見て「まだ充分あります」
・・ん?そうか!時差を忘れていた。
チリの税関職員の名誉のために言っておくけど、彼らは少しもいばったところがなく、あくまで紳士的だ。
書類の書き込みがすむと、今度はオレンジの量を量るカウンターに行かされる。量によって罰金高が違うらしい。ニンジンの切れ端まであるのには思わず笑ってしまった。
日本のお茶の袋もあるので「お茶もダメなの?」と聞くと、そこの係官は笑いながら「これはお茶じゃない。種です。ほらね」
ハサミで袋を裂いて見せてくれたら、本当に中身は種だった。他にも同じ袋が二つあり、それらも皆中身は種だった。悪質な件だ。もしかしたら大麻の種かも。
Aさんが別室で罰金を払いながら延々とお説教されてるのをドアの入り口で待つ。              
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                      出番を待つ麻薬犬達

そばにケージがずらりと並んでいて、犬数匹入っている。しばらくすると係りが来て犬を出し、首にエプロンみたいな布をかけると、犬達はフロアの中を走りまわり始めた。出番を待つ麻薬及び生ものを嗅ぐ犬達だったのだ。チリでは麻薬の他にも食べ物の検査が厳しいのだ。ポケットにタバコを入れていた人も犬に追い回されていた。
それにしても私の一切れのハムサンドは嗅ぎつけたのに、Aさんの数個のオレンジを見逃すなんてダメじゃないの。あそこで見つかってたら、没収されるだけですんだのに・・・
Aさんが81ドルを請求されてる声が聞こえてきた。オレンジ数個で81ドルとはえらい損害だ。後でAさんに聞くと、これでも額から言うと少ない方から2番目だと言われたそうだ。
やっと放免されてイースター島行きのゲートに向かう。幸いと言って良いか、飛行機は出発が遅れていたのでゆっくり間に合った。
旅行会社でもらったスケジュールには食事は出ないと書いてあったが、美味しい鮭の食事とワインが出た。ワインはお代わりも出来る。何より、チリの航空機は乗務員が美人ぞろいでしかも愛想が良いのが嬉しい。
イースター島は想像していたのと違ってまさに南国。建物やそここに描かれた模様もポリネシア風だ。空港にはツアー会社の日本人スタッフが迎えに来ていた。ポニーテールの感じの良い青年。
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                  私達の泊まったホテル
セントロまでは車で数分ほど。ホテルは平屋建てで、廊下はなく、どの部屋も直接庭から入る。庭は素晴らしいの一言に尽きる。四季を問わない世界各国の花々が咲き乱れている。アヤメもあってびっくり。ポインセチアが真っ赤に色づいた隣にブーゲンビリアやハイビスカスが咲いている。椰子やマンゴーも実をつけている。
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              四季の花々が咲き乱れるホテルの庭
Aさんが税関で迷惑をかけた御礼だと、全身マッサージをしてくれた。彼女のマッサージはプロ並で気持ちが良くて、いつの間にかウトウト。
by ruriwada | 2008-08-19 22:05 | Comments(0)
8月8日、真夏のニューヨークから真冬のブエノスアイレスへ戻って来た。日中だったせいか思いのほか寒くなく、薄着だったのでほっとした。エセイサ国際空港からタクシーに乗ったが、先月チリからの帰りに乗った時は80ペソだったのが90ペソに値上がりしていた。
昨年12月、クリスチーナが大統領に就任して以来、アルゼンチンでは物価が急勾配で値上がりしているのだ。
そのうち暴動でも起きるのではないかと心配になるが、街中は相変わらずののんびりムードだ。とは言っても犯罪は確実に増えているらしい。
昨日中華街に行ったら、垂れ幕が下がり、提灯がずらりと飾られてお祭りムードになっていた。オリンピック開催日だったのだ。ここの住民は台湾系と聞いていたが、やはり同じ中国人なんだね。
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                マンハッタンのブックオフ
ニューヨークは暑かったよ。特にマンハッタンは。さる土曜日、娘婿に生後3週間の赤ちゃんを預け、娘と2人で紀伊国屋とブックオフへ行った。アメリカにもブックオフがあるにもびっくりしたけど、1ドルの本があったのにはなおびっくり。紀伊国屋のそばの公園でコーラを飲みながら、ボケーと30分ほど過ごした。娘は育児から解放されて嬉しそうだった。
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               正面のビルが紀伊国屋
ニューヨーク滞在中に3日ほどマサチューセッツのロングメドーに住む友人宅に滞在した。
ニューヨークからスプリングフィールドまで、高速バスで約3時間。バス停まで友人のA夫妻が車で迎えに来てくれていて、20分ほどでロングメドー到着。
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               美しいロングメドーの街並み
アメリカ東部の町の郊外は、どの家も道路から広い芝生が広がっていて実に美しい。私達夫婦は40年前、コネチカット州のハートフォードに8ヶ月ほど住んでいたことがあり、A夫妻はそれ以来の友人だ。
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                A家のサンルーム
翌日はウェストハートフォードからB夫妻が、ニューハンプシャーのジェフリーからはC夫妻が馳せつけて来て下さった。
B夫妻もC夫妻も40年来の友人で、全員80才前後。C氏は80才でジェフリーから3時間も運転して来て下さったで大感激。
この次はいつみんなに会えるか分からないけど、ぜひお元気でいて欲しいものだ。
今日(10日)はパレルモを散歩した。相変わらず公園ではバザールが開かれ、歩道を占拠したカフェテリアの椅子はどこも満席状態。とにかくお祭りと外食の大好きな国民だ。
てな訳で、またブエノスアイレスでの生活が始まった。
by ruriwada | 2008-08-11 22:21 | Comments(0)