ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

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 3月24日、成田を発ち、ワシントンDCまで12時間。ワシントン空港で7時間待って又、ブエノスアイレスまで12時間。毎度のことだが、つくづくうんざりするし、疲れる。
今回はフライトの方はスムーズにいった。でもワシントンの入管でトラブル。「入国の目的は?」と聞かれ、「トランスファーです」と答えると、「それで住んでるのはアルゼンチン?」「はい」「スペイン語はなせるか?」「ポキート」と、話はにこやかにすすんでいたのだが、指紋チェックがすむと、「これを持ってあの部屋に行って下さい」と、パスポートをはさんだファイル(Bと書いてあった)を渡された。部屋の入り口を見ると「SUSPECTION・・」とある。
え?うそ!何でこの私が怪しまれるの?もしかして南米と日本を行ったり来たりしてるから、麻薬の運び屋と疑われたのかなあ?それともテロリスト?
部屋には数人が待っていて、一組の男女はずいぶん長く調べられている様子。ドギマギしながら待っていると名前を呼ばれた。係官は指紋を又とると、「OK、サンキュー。そのドアから出てください」
なーんだ。ほっとしたような、がっかりしたような。推理小説マニアの私としては、せっかくのサスペンスのチャンスだったのに・・
もっとも待ち時間が有り余っていたから、こんなのん気なことを考えておれたのだが。
ブエノスアイレスに無事到着。税関もフリーパス。迎えに来てくれた夫と共にタクシーでアパートに着くと、入り口そばの肉屋に長蛇の列。この肉屋はいつも大繁盛だが、今日は特別多いし、ショーケースの中はほとんど空っぽ。
家に入ってしばらくすると友人から電話が来た。「精肉業界のストが明日から始まる。当分肉が手に入らないから、売り切れないうちに買っておいたほうが良い」とのこと。
肉屋に行くと相変わらず長蛇の列だ。あきらめて並ぶのを止め、しばらくしてから店を覗くと、3人しか居なくて、豚肉だけが残っていたので1キロ買った。アルゼンチン人て豚肉食べる人少ないんだね。
夜、アパート前の花屋のルイスお勧めのレストランで食事。「肉はあるの?」と聞くと、「今日はある。明日からない」とのこと。レストラン業界は痛手だろう。
アルゼンチンではデモ行進やストは日常茶飯事だが、肉中心のお国で肉が手に入らないとなったら、一大事だ。
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       アパート隣の肉屋の店員さん達と。パーティ行くためにユカタを着て通りかかった        ら、写真をせがまれ、記念撮影
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        我が家のベランダ(外壁の塗り替え中)から見たブエノスアイレス名物のデモ風景
       
by ruriwada | 2008-03-28 02:56 | Comments(0)
3月4日、夜11時の便でワシントンDCへ向けてブエノスアイレスを発った・・・のはずだった。
4時頃旅行会社より電話があり、エンジントラブルでキャンセルになったと言う。ま、エンジンが途中で故障したよりはましか。
翌日アパートでボケっとしながら過ごしていると、今度はユナイテッドエアラインから電話が来て、出発が夜中の3時半になったので、12時半までに来てくれだって。
全くもう!こんな故障ばかりの飛行機大丈夫なの?心配になって旅行会社から問い合わせてもらった。
乗務員はフライトの後、何時間休憩を取らなくちゃならないと言う国際法があるそうで、機体のトラブルではなく、前日のキャンセルのしわ寄せで出発が遅れるんだって。さすがにUAも悪いと思ったんだろうね。チェックインの時、空港内レストランでのディナー券くれた。
ところで、10日ほど前、中華街で買ったボラを刺身で食べたら夫も私も、1週間も続くひどい下痢をした。私の方は二日前に治ったが、夫の方はまだ下痢が続いてる。
ビフテキを食べてる私を、見送りに来た夫は恨めしそうに眺めてる。ごめんね。でも今回は私一人だけ帰国で良かった。下痢状態で飛行機乗るのは地獄だもんね。だいいち、成田空港で強制入院させられちゃったかも。
ともかく無事飛行機は飛び立った。隣の席は台湾系アルゼンチン人のおばちゃんで、英語は話せず、飛行機乗るのも初めてらしく、私にスペイン語で、書類の書き方やら何やかやひっきりなしに質問してくる。仕方なく、入国審査、税関、乗り換えゲートまで同行して上げた。
シアトル空港には長女と6才と3才の孫二人が出迎え。1年半ぶりの再会だが、子供の成長の速さにはびっくり。
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         シアトルの長女の家
我が家は長女一家はシアトル、二女夫婦はニューヨーク、末っ子の長男は日本、私たちはアルゼンチンと、全員時差の違う場所暮らし。ま、早く言えば我が家は空中分解状態。
さて、シアトルで4日過ごし、成田へ向かう。
今回は息子がまだ若葉マークを付けたまま、成田空港まで迎えに来てくれた。息子との心中覚悟で車に乗ったが、無事つくば市に到着。家に着く前に回転寿司に寄ったら、息子はスポンサーつきをいいことに、大トロ、ウニ、サザエの壺焼、ボタンエビなどを次々注文。「あー、久しぶりにうまいもん食った!」とご満悦の息子を横目に、こちらは財布の中身を密かに数えてため息。
家に着けば今度はさらなる衝撃が待ち構えていた。2階の居候はいなくなっていたが、代わりに所かまわずおしっこをもらす猫がいた。玄関には何日分も溜まった猫のウンチだらけの砂箱、そしてリビングはパンパンにふくらんだ40L入り生ゴミの袋7個に占領されてござった。洗面所もガス代もトイレもオーブンの中も元の色が分からないほど変色。この、チョーだらしない息子を引き受けてくれる奇特な女性はいないかなあ。アア・・
さてそのチョーダラ息子がどういう風の吹き回しか、水戸の偕楽園に梅の花を見に連れて行ってやるよと言いだした。てな訳で息子と二人で先日偕楽園の梅林を見に行ってきた。茨城県に住んでいながら、梅の開花の時期に偕楽園を訪れたのは初めてで、梅林の美しさと広さに感動。
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          偕楽園の梅林
あと1週間でブエノスアイレスに戻る予定。桜は今年も見れそうにないが、梅を見れただけでもラッキーだった。それにしても、庭園内の屋台で売っているイカの醤油焼きの強烈な臭いは興ざめだ。花に鼻をくっつけないと梅花の香りがしない。
by ruriwada | 2008-03-18 22:56 | Comments(1)
今日はサンチャゴ経由でアルゼンチンに戻る日。今回は難行苦行の修行みたいな旅だったなあ。朝ロビーで迎えの車を待っていたら、れいのアメリカ人とプエルトリコ人がやって来たので、おしゃべりした。アメリカ人の奥さんが「ミズリー州に住んでいる。プエルトコ人の奥さんは自分の姪。ミズリーの冬は寒いので、毎冬プエルトリコへ行き、3ヶ月姪の家で過ごす」、などと話してくれた。
時間ぴったりにギアが迎えに来てくれた(ラテンの国でも感心なことに、ギア達は時間を良く守る)。プエルトモンの空港まで約30分。ギアが手続きを全部すませてくれたので、残ったチリペソのコインを全部上げて来た。
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        プエルトモンの波止場に立つ恋人達の像
乗客はほんの2~30人ほどで飛び立ったが、えらく低空を飛んでいる。と思ったら30分程して下を見ると、え?何で牧場の牛まではっきり見えるの?機内アナウンスが何か言ってるが聞き取れない。まさか不時着?思わず立ち上がって機内を見回した。乗務員達は普通の様子だ。
首を傾げてるうちに機は森の中の小さな空港に到着。数人が下りたと思ったら、乗客がどやどやと乗り込んできて、満席になってしまった。周りはジャングルで町らしきものは見当たらないけど、きっと有名なリゾート地なんだろうね。でも、途中下車する飛行機なんて初めて。
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       プエルトモンからの飛行機から見たアンデス山脈
チリの首都サンチャゴで乗り換え、アルゼンチンに向かう。アルゼンチンの税関はワイロを取るので悪名高かったが(私も1年前、10ドル請求され断った経験がある)、昨年10月ごろ税関職員10名がワイロで現行犯逮捕されてからすっかり変わった。
昨年12月始めに日本から戻った時も今回もフリーパスで、しかも税関吏の愛想が良い。
公務員の汚職が蔓延しているこの国で、果たしてこの状況がいつまで続くやら。
ところで、この税関職員大量逮捕事件が芋づる式に外務省に飛び火。2月現在、外務省のお偉方の逮捕やクビが続き、責任者不在でてんやわんやらしい。友人の某国大使館員夫人が転勤なのに、責任者のサインがもらえないので、引越し荷物が発送できないとぼやいておられた。
by ruriwada | 2008-03-03 21:19 | Comments(0)