ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

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さて翌朝、夫が「もうバスツアーはこりごりだ。自分達だけでバスで行こう」と言う。ホテルでパンフレットをもらい、美味しい魚料理が食べれると聞いていたチロエ島へ行くことにした。
今回は地球の歩き方を持ってくるのを忘れたので、何もかも手探り状態だ。海岸沿いに15分ほど歩いてバスターミナルへ行く。夫が「あまり遠くまでは行きたくない」と言うので、波止場から2つ目のアンクードという町までの切符を買う。一人3000チリペソ。約15ドルだ。
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               チロエ島へのフェリー
途中のフェリー30分を入れて、2時間かかった。フェリーはバス優先らしく、行きも帰りも順番待ちの車の列を尻目にすぐ乗船、バスが乗るとすぐ出発。 
波がないので揺れないが、カンカン照りなので、甲板には長くいられない。フェリーを降りると又バスは走り始めたが、道は海岸をすぐ離れ、田舎道に入った。牧場と森以外は何もない道が30分も続いてやっとチロエ島第2の町アンクードが見えてきた。
バスターミナルは街中にあり、海はどこにも見えないし、方角も分からない。サンチャゴから来たと言う、リュックの若者と角つき合わせて地図を眺め、こちらだろうと歩き出す。30分ほど歩いてやっと港に出たが、観光地とはおよそ程遠い小さな漁村だ。砂浜もなく、黒いごつごつした岩だらけ。
広場でチリの民族衣装を着た人達が踊っていて、その周りには観光客らしい人達が2~30人ほどいるが、他には見かけない。
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海のそばにレストランがあったが、ケバケバしい色で興ざめ。
ブラブラ歩いていると、外見はぱっとしないが、「エル・カングレホ(カニ)」と言う名のレストランがあったので、ここなら魚介類を食べれるだろうと入った。中は小奇麗で感じの良い店だ。家族だけでやってる店らしく、アットホームな感じ。
お目当てのウニはこの時期身が痩せていて、市場にないと言うので、生牡蠣(小ぶりだが20個ぐらい)、カニ1匹(黒い爪でかなり大きい)、海鮮スープ(数種類の貝がたっぷり入っている)、地ビールにチリワインで皆とても美味しく値段も安く、13000チリペソ(30ドル)。
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          この他に貝の身がたっぷり入ったスープも
店の中は壁から天井まで、びっしり名刺で覆われている。多分人気の店なのだろう。店のご主人に見物に適した場所を聞くと、スペインの砲台があり、景色が良いとのこと。食べ過ぎて胃が重いので、腹ごなしにブラブラ行って見ることにした。
途中で老紳士に道を聞くと、手を引っ張って見える所まで連れて行ってくれた。この島の人達は素朴で実に親切だ。
確かに砲台からの眺めは良かったが、ここはチリの南方(つまり寒い)なので、海は何となくくすんだ感じだ。その後マーケットを冷やかしに行く。魚屋が沢山あって、珍しい魚介類を沢山売っている。
さすがに疲れたので、帰りはバスターミナルまでタクシーに乗った。1300ペソ(3ドル)だった。人の良さそうな運転手で、バスターミナルで降りると、ニコニコ手を振って帰って行った。
プエルトモンのターミナルに着き、ブラブラしていたら、お土産屋さん街が見えたのでショッピング。その最中、突然轟音がしたので見上げると、2機の戦闘機が直下して来るのが見えた。え?まさか墜落?固唾を呑んで見ていたら、水面すれすれと思えるほどの所で方向転換して急上昇。航空ショーをやっているのだった。しばらく買い物を止めて見物。
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        バスターミナルからホテルに向かう道の露店(貝類の干物が多い)
この晩はれいのイスラエルのギアがお勧めのレストラン「ディノス」へ行く。街角の外観は余りパッとしない店で、下がカフェ、二階がレストランだ。この町には日本から魚介類の買い付けに来る人達が多いそうで、日本語のメニューがある。白身の魚と盛りだくさんの海老、イカリングフライとワインにビールで約48ドル(5000円位)。
ウェイターが「ウェルカムドリンクだ」と薄いグリーンのカクテル(ピスコサワー、ブドウのリキュール)二人分サービスしてくれた。口当たりが良いので一気に飲み干したら、目が回って来た。かなり度が強いらしかった。その他にビールも飲んだので、珍しく酔っぱらってしまって、口は回らないし、まともに歩けない。
「おらは酔っぱらっちまっただー・・」と、歌いながら帰ったような気がするのだが・・
ホテルに戻ると、フロントで昨日の道中ずっと一緒だったアメリカ人夫妻とプエルトリコ人夫妻と出会った。昨夜は別のホテルに泊まり、明日サンチャゴに向かうんだって。
旅の醍醐味は美味しい食べ物と、人との出会いだもんね。ウィ~、ヒック
by ruriwada | 2008-02-29 21:04 | Comments(0)
今日でバリローチェとはお別れ。バスと3つの湖を船を乗り継いでアンデスを越え、チリのプエルトモンへ向かう予定。
先ずミニバスで朝7時半にホテルを出発、バスターミナルへ。ここで大型バスに乗り換え、手荷物以外は預ける。後はチリで受け取れば良いとの事で、ナウエル・ウアビ湖の船着場へ向かう。
クルーズ船(カタマランと言う)に乗りこみ、私達は前部のサロンに陣取った。右隣はコロンビア人の中年女性2人連れ。左はイスラエル人の夫婦。船はサザナミしか立たない位の速度で、鏡のような湖面を滑るように進む。
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        船の中でマテ茶を飲む人(アルゼンチン人はお湯の入った魔法瓶と
        マテ茶セットを常に持ち歩いている
周囲は雪を頂いた山々。みな3千メートル級の山だが、湖の標高が高いのでそれ程高く見えない。コロンビア人の女性二人は2週間2人で旅行中だそうで、一人は船の中でも殆ど本を読んでいて、もう一人が退屈なのかしきりに私に話しかけてくる。
船を降りると乗客は3組に分けられ、2組は船着場のレストランで昼食、私達のグループは2台のオンボロバスに分乗させられ、フリアス湖の船着場へ向かう。今度は小型船でのクルーズ。港に着くとアルゼンチン側税関があり、人でごった返している。
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             アルゼンチンの税関
出国手続きの後またバスに乗せられたが、アメリカ人夫婦とプエルトリコ人夫婦と私達以外は20人のイスラエル人グループ。ギア(ガイド)もスペイン語の次にイスラエル語なのでさっぱり分からない。
このご一行様、身なりも雰囲気も田舎のジッちゃんバッちゃん風で、ペチャクチャうるさいこと(ま、団体さんはどこの国でもうるさいけど)。おまけに歩くのが好きで、あちこちでバスを下りて歩き出す。こちらもつき合わされ仕方なく歩く。でも気は良い人達で、しきりに話しかけてくる。
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            アルゼンチンとチリの国境の門
国境の門まで来ると、またバスを下りて歩いて国境を越える。国境辺りは全く未開のジャングルで、路傍に高山植物が咲き乱れている。その後またバスに戻り、ジャングルの中の悪路を右に左に振り回されながら2時間余。これで腸ねん転を起こさないのが不思議。やっと麓に出たらチリの税関。
荷物は全部調べられる、食べ物は全部取り上げられると事前に散々脅かされていたのだが、荷物チェック係りは2人だけで手が回らないせいか、5個の荷物の内2個を開けてさっと見ただけでOKだった。
アルゼンチン側もそうだったが、ここも税関と言っても小さなプレハブ小屋みたいな建物だ。税関の周囲は見渡す限り牧場で、牛だけでなく色々な家畜がいる。家はホテルとレストランしか見えない。ここでやっと昼食にありつけたが、すでに4時半(チリは夏時間を採用していないので、3時半)。
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                  チリの税関
ボーイが一人なので遅くて、夫はイライラ。おまけに、サンドイッチ2個、オレンジジュース2杯、野菜サラダで2千円とはびっくり。ま、山の中の1軒屋みたいなものだから、高いのも仕方がないのかも。
それにしても、ギヤが厨房まで入って行って、料理を運ぶのを手伝っているのを見ると、ギアはこのレストランとグルで、途中で昼食させないで、わざわざここで食べさせたのじゃないかと勘ぐってしまった。
昼食後バスで船着場まで行くと言う話しだったが、皆が歩き出したので仕方なく付いていった。と、カナブンより大きな虫が一杯体にまとわり付き始めた。
ん?ハチ?アブ?なんだハエか。それにしてもでかいし、うるさいなあ。イタイ!ヒエー、殺人バエだー。必死で逃げ出したが、どこまでも追ってくる。だいいち、暑くてすぐ息が切れて走れない。
炎天下の1キロ程を皆、ハンカチや帽子で必死にハエを追っ払いながら歩く姿は、まるでタコ踊りだ。トドス・ロス・サントス湖を渡る船に乗り込んでやっと、巨大ハエの襲撃と炎暑から解放されてほっとした。
あとで聞いた話ではこれは普通牛にたかる刺しバエで、1月だけこの地方に大量発生するのだそうだ。
この船の中で、最初の船で一緒だったコロンビアのオバチャンたちや他の顔見知りになった人達と再会。他のグループはずっとバスで移動していたらしい。
この湖からは3つの噴火山が見える。その中のオソルノ山(2652m)は富士山にそっくりで、ガイドがしきりに「日本の富士山」を話題にしている。
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               オソルノ山
船を降りると荷物を受け取って、行き先毎のバスに乗せられる。ここでのトイレ使用量は1回200チリペソ。チリペソがいくらぐらいかまだ良く分からないのでえらく高く感じる。レストランと言い、巨大ハエといい、トイレ使用に料金を取るなど、チリの第一印象は最悪だった。
私達のバスはペトロウエ川に沿ってプエルトモンへ向かう。川の水が空色で周りに白い泡が立っているのでとても美しい。30分も走った川沿いでバスが休憩、皆、橋の入り口でお金を払って歩いて行く。夫は「金を払ってまで川を見たくない」と言い出した。
私も疲れていたので、無理に行こうとは言わなかった。ベンチに座って休んでいたら、若い女性が「どうして見に行かないの?」と話しかけて来た。
「疲れたから」と言うと、走っていってパンフレットをもらってきてくれて、「とても綺麗な滝があるのに」と言う。
夫に「行こうか?」と声をかけ、夫も少しその気になった時には他の人達が戻ってき始めてしまった。無理してでも行くべきだったと悔やまれたが後の祭りだ。
ホテル到着はアルゼンチン時間の真夜中12時、チリでは11時だった。
カードキーをもらい部屋に行くと707号室。「おっ、ラッキー!」とドアを開け、電気を点けるためカードを差し込んだとたん、バキッ。入り口の電気が消え、部屋の電気もつかない。すぐフロントに戻って言うと、新しいカードを持って来てくれて、部屋の電気はついたが、入り口のは滞在中ずっと消えたままだった。
フロントで生の魚介類を食べさせてくれるレストランを聞いたら、海沿いに10分ほど歩けば、海の中にレストランがあるとのこと。荷物を置いてすぐ、真夜中の海岸沿いを歩いて行く。ヨットクラブと言う名のレストランで、ヨットの形をしている。
海の上に突き出ているので町の夜景が見渡せ、とても綺麗だ。ウェイターも感じが良い。何より、生の魚貝類の料理がとても美味しかった。ワインやビールも飲んで料金が2人で30ドルと格安だ。チリの悪印象が解消。それにしても長い一日であった。ふー
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            ホテルの側の公園
by ruriwada | 2008-02-24 01:39 | Comments(0)
 今日はCerro Tronador と黒い氷河ツアーだって。え?黒い氷河なんて本当にあるの?
ツアー客は3組。ドイツ人3人とメキシコ人一家3人と私達夫婦。ガイドは運転手兼の、大男でハゲのホアン。どこにいても目立つので見失う心配がない。それに若い女性のツアー見習いが2人。
朝9時にホテルを出発。町を出て少しするとアルゼンチン最大の、ナウエル・ウアビ国立公園入り口に到着。国立公園なので入場料がいる。外国人は20ペソだが私達はアルゼンチン在住なので1人7ペソ。
公園内は原生林で全く未舗装の大変な悪路だ。時々ひっくり返りそうになったり、ドンと飛び上がったりしながら走るので、体がもみくちゃにされる感じだ。しかも砂ぼこりがもうもう。
こんな道をミニバスで3時間ほど、Gutierrez湖とMascardi湖の湖畔を巡りながら走る。Mascardi湖は水の色が青緑で実に神秘的な美しさだ。湖の中に島があり、上空や向こう岸からだとハート型に見えるそうで、ハート島と言うそうだ。
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                Mascardi湖
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                 ハート島
Mascardi湖を過ぎるとMansoSuperior川に沿って走り、Pampa Lindaで昼食休憩。ビーフサンドとコーヒーの昼食。近くに牧場があり馬が沢山いた。馬でトレッキングに行く人達を見た
 このあと又川に沿って走り、途中川のそばでトイレ休憩。川辺にテントが点々。簡易宿泊所もあり、中を覗くと鉄製の汚い3段ベッドが並んでいて、何やら刑務所のような感じ。バックパッカーの人たちが泊まるのだろうが、汚いこと。
川にはマスの幼魚が沢山泳いでいたので眺めていたら、ドイツ人の婦人が声をかけてきた。連れの若いカップルは知人の息子夫婦、本人はドイツ系アルゼンチン人だが、今はドイツ住まいで夏だけ(ドイツの冬)アルゼンチンで過ごすのだそうだ。
一方メキシコ人一家は息子は17才、陽気な人達で、しきりにメキシコの宣伝をして、私達にぜひメキシコへ来いと言う。
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                 黒い氷河
 やがて標高3478メートルのTronador山の麓にある黒い氷河に到着。本当だ!黒い!ミネラルが多いので黒くなるのだそうだ。氷河の上の山には真っ白い雪の層が厚く積もっているのに、氷河が黒いのは面白い。下の川に浮かぶ氷塊は黒いのや白いのが混じり合っている。
夫が「コンタミナシオン(汚染)で黒いのだろう」と冗談を言うと、ガイド見習い嬢が「コンタミナシオンはありません。ミネラルです」とムキになって言うので可笑しかった。
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                 黒い氷塊
黒い氷河の後又しばらく走ると森の中で休憩。水の音が聞こえてくる。皆の後をついて行くと視界が開け、川に出た。
轟音に見上げると、高さ100m以上ある垂直の崖から滝が10数本流れ落ちている。ロス・アレルセスの滝で、まるで天から流れ落ちてくるようで迫力満点だ。滝の上には厚い雪の層が見える。上に川があるではなく、全て雪解け水らしいが、この水量からしていかに雪が多いか推察できる。
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帰りは元来た道を戻ったが、途中追い抜いていった車は2,3台あったが、出会った車は1台だけ。しかもエンコしたらしく、ドライバーが駆け寄ってホアンに何か話しかけていた。助けを呼んでくれと頼んだらしい。国立公園内とは言え、こんなジャングルの中でエンコしたら、本当に死活問題だ。
市内に入る少し前、昨日行ったカテドラル山がくっきり見えた。本当にカテドラルに見える。
夕方8時頃ホテルに着いたが、この日のツアーはまさに難行苦行。夫はしまいに「金輪際2度とバス旅行はしないぞ」と怒り出したくらいだったが、行っただけの甲斐はあった。
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                 ホテル前の道
ホテルで勧められたレストランを探していたら、日本人カップルがやはり何かを探しながら向こうからやって来た。夫が「おー!Iくんじゃないか?」
相手も立ち止まってびっくり。夫の知人で、パラグアイで働いている人だそうだ。今日バリロッチェに着いたばかりで、知人から勧められたレストランを探していたのだが、偶然にも同じレストランだった。
4人で一緒にその「Restaurante Familia Weiss」へ行く。今日もマスのキノコソースと牛の串焼きを食べたが、牛がとても柔らかくて美味しかった。食事の最中、ギター弾きの老人が弾きだしたがかなり音が大きく、夫がうるさいと文句を言い始めた。
今日のバス旅行でのイライラが再燃したらしいのだが、あきれて物も言えない。ギター弾きに気の毒してしまった。食事の後、I夫妻がホテルに寄り、一緒に少しワインを飲む。それにしても世の中は狭い。
by ruriwada | 2008-02-18 21:17 | Comments(0)
今日は9時の出発でバリロッチェ市内から23キロの所に位置するカテドラル山(Cerro Catedoral、標高は南峰2388、北峰2140m )への半日コース。山の峰が教会の尖塔の様にいくつも突き立っていて、教会のように様に見えるから付けられた名前だそうだ。
ホテルを出て30分ほどでバスはスキー場に着いた。
白状すると私はスキーリフトに乗るのが初めてなので、おっかなびっくり5人乗りのリフトに夫と2人で、しがみつくように乗った。リフトが上りだしてこわごわ見下ろすと、下は高山植物のお花畑。小菊の様な黄色い花やジギタリスに似た赤紫色の花が沢山咲いている。渓流も流れている。
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               スキーリフトから下を見る
怖さも忘れて眺めてるうち、花畑は消え荒地になってきて、風が吹き出した。とたんにブルブルブル、凍えるような寒さが襲う。頂上まで3分の2程上がった所で一旦リフトから下され、歩いて別の2人用のリフトに乗せられた。ここはもう草木1本ない岩山である。
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               カテドラル山頂からの眺め
頂上には山小屋が1軒。歯をガチガチ言わせながら、一目散に山小屋に飛び込んだ。不思議なことに山小屋の前の空き地は無風で暖かい。頂上からは見渡す限り雪を頂いた山脈が連なり、その手前に青々とした山と湖が広がっているのが見える。
側にいた人に「どれがカテドラルですか?」と尋ねたら、一瞬妙な顔をして、それから笑い出し「ここがカテドラルです」と地面を指差す。
「え?・・・・・・」またやってしまった。スキーリフトで上がった山からカテドラルが見えるのだと思い込んでいたのだ。
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                リフトからスキー場を見る
帰りもリフトを乗り継いで下りてから(片道丁度30分かかった)、スキー場内のレストランでエンパナダとコーヒーの昼食。あつあつのエンパナダが美味しかった。
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                スキー場内のカフェ
いったんホテルに戻ってからまたまた町を探索。観光案内図に湖畔に2つの博物館が載っているので、1キロほど歩いて行ったら、二つとも閉鎖されていて今や廃屋状態。やれやれ、全くいい加減なんだから。
バリロッチェの町は湖畔にあるのだが、湖に沿った道路までが平坦なだけで、そこからは急斜面になっているから、ひとつ隣の通りへ行くにも階段を上らねばならない。
あまりにも急坂になっている所はさすがに車は通れないらしく、歩行者用の階段だけだ。坂を上がりきった所には、市外からの車が町全体の上を通り抜けるルートが出来ている。
このルート上にショッピングセンターがあり、坂道や百段の階段をフーフー言いながら上って行ってみたが、お土産は何も売っていなかった。
がっかりして、今度はてくてく汗だくになりながら坂を下ったが、おかげで住宅街の風景も満喫できた。木造の山小屋風の家々が立ち並び、どの家も花が咲き乱れている(バラが多く、しかも花が大きい)。そして眼下には雪山を背景にゆったりと湖が広がっている。バリローチェは本当に美しい町だ。それに人情もとても良い。
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                 街中で見かけた変な木
セントロに戻り、フェリアに入って見て歩いていたら、日本語で「こんにちは」と声をかけられびっくり。上品な老婦人で、自作の手染めのTシャツやスカーフを売っている。ご主人が日系3世で、奥さんも桐生市に住んでいたことがあるそうだ。今はブエノス郊外に住んでいるが、バリロッチェにアパートがあり、毎年夏だけここに来てこの店をやってるとのこと。店が始まる前、アパートの窓から私達が通るのを見ていて、多分日本人かなと思っていたと言う。
この地方の名物料理はマス料理と牛の串焼きだと聞いていたので、この婦人にマス料理を食べれるレストランを聞いたら、店の留守番を隣の小母さんに頼んで、道案内して下さった。
そのレストラン、「La Alpina」で、私はマスのソテーのキノコソースかけ、夫はパスタのサーモンソースを頼む。どちらも美味しかったし、店の雰囲気も、ウェイターのサービスも合格。
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              レストラン「ラ・アルピーナ」の入り口と店の中
未明に目が覚め、窓から眺めると、満月が湖上を照らし、船の係留所の辺りの湖面がキラキラダイヤモンドのようにきらめいていて、とても神秘的だった。
by ruriwada | 2008-02-15 01:29 | Comments(0)
 翌朝8時にホテルまでバスが迎えに来て、7つの湖を見ながらバリローチェの北396kmにある街サンマルチン・デ・ロスアンデスへのツアー出発。今日もギアは若い女性で、スペイン語の後で英語で説明してくれたので助かった。
バリロッチェ市内を出てしばらくは松林が続き、その後、原生林に入る。鬱蒼とした木立の間に見え隠れする、美しい6つの湖の湖畔に沿ってバスは走り、ビューポイントごとに停車。湖の背後は万年雪の山々。
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           トイレ休憩した小さな町の変な像
7つ目のラカール湖湖畔のSan Martin de los Andesが目的地だ。ここで約二時間の昼食休憩。帰りは別のルートでやはり何ヶ所かの湖畔を通った。湖水と森と険しい雪山。まさにバリローチェ周辺一帯が、南米のスイスと言われる由縁だ。スイス人の他にドイツ人入植者の多い地域である。どいつもこいつもドイツ人・・・・なんちゃって。
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           ヴィジャリノ湖
行く途中、湖畔に家が点在していたが、アルゼンチンの大富豪達の別荘地帯だそうだ。サンマルチン市内の観光案内所前で、この町に住んでるという日本人女性から声をかけられた。市内からさらにバスで2時間の山の中で働いている、私達の仲間のMさんの話をすると、知り合いだと言う。
そのMさんに電話したら、「今、ウシュアイヤに来ていて、世界最南端の列車の中」と言う返事。みんなバケーションを楽しんでるんだ。
土産物を売る露天のおやじさんから、夫が車に書かれた中国語の漢字の意味を聞かれて答える。そのおやじさんに安いレストランはないか聞くと、テネドールリブレ(バイキングスタイル)の店を教えてくれた。
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             昼食を食べた「エル・テネドール」の外の眺め
 飲み物別で1人30ペソ(1200円)で食べ放題だが、デザートは別払い。美味しかったが別段安くはない。後でさっきのおやじにそう言うと、サンマルチンは物価が高いのだそうだ。
値段はともかく、ボーイさんはえらくハンサムで、良く気が利き、愛想も抜群の良さだったから、ま、いいとしよう。
バリロッチェへ戻る最後の休憩地は片側が奇岩の連なる湖の湖畔。どんなに美しい湖でも、あまり沢山見すぎると感動が薄れてくるが、この奇岩に囲まれた湖は見ごたえがあった。
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            サンマルチンの町で見かけたレストランのメニュー

 全行程1000km近いバスの旅で、さすがに疲れた。外食する元気もなく、夕食はスーパーで出来合いの料理を買ってきてホテルで食べた。
by ruriwada | 2008-02-09 02:33 | Comments(0)
 瑠璃通信41で、ブエノスアイレスでは、アルゼンチンの国花であるセイボの花をほとんど見かけないと書いたが、昨日パレルモ公園を訪れたら、数本のセイボが満開の花をつけているのを発見した。
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          セイボの花と木
パレルモ公園(正式名は2月3日公園と言う、なんとも味気ない名前)までは私のアパートから歩いて20分ほどで行ける。
公園内にはバラ園(Rosadal)や大きな池があり、珍しい植物も一杯植えられていて、いつでも家族連れで一杯だ。又、毎週末には野外コンサートや劇、ダンゴショーなどが開かれていた。
無料なので、私達は週末には欠かさずこの公園に行っていたのだが、花が咲くまでここにセイボがあることに気がつかなかった。
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           パレルモ公園内の池
最近市長が変わったせいなのか、それとも財政危機なのか、音楽活動に市が補助金を出さなくなったので、今年になってから野外ステージが行われないのでがっくり。
ところで、私はセイボ会と言うのに入れて頂いてるのだが、この会は日本大使夫人を名誉会長に、他の大使館員夫人達、日本企業の駐在員の夫人達を中心にした、在亜日本人女性の会である。毎月、市内および日帰りで行ける博物館や名所巡り、それに講演会や慈善バザー等を行っている。
スペイン語があまり話せず、情報不足の私にとって、ブエノスアイレスの色々な面を知る事が出来るチャンスを与えてくれるので、参加するのを楽しみにしている。それに毎回、素敵なレストランで美味しい昼食、と言うのが含まれているので、これが一番の楽しみだ。でも、夫にはナイショ・・へへへ
by ruriwada | 2008-02-06 01:11 | Comments(2)
 1月21日、アエロパルケ(ブエノスアイレスの国内線空港)を11時10分発の飛行機でバリローチェに向かう。隣の席の青年に話しかけたら、流暢な日本語で返事が返ってきたのでびっくり。ドイツ人で、大阪で語学教師をしていた事があるとのこと。バリロッチェに着いたら、一日10ドル位の格安ホテルを探すそうだ。
 1時半にバリローチェ空港に到着、市内まで15キロ。アンデス山脈の湖水地帯、リオ・ネグロ州のバリローチェは南米のスイスと称され、ブエノスアイレスから1650km、標高770m、ナウエル・ウアビ湖畔にある。
 ホテルはTres Reyes(3人の王様)、Nahuel Huapi湖に面した4星。部屋も湖に面していて、セントロにあるので便利。対岸の森の背後に見えるのは2000~3000メートル級の山々で、ロケーションは最高。
 ホテルのフロントが全員女性。カクテルラウンジのバーテンも2人とも女性。朝の食事の係りも全部女性。送迎バスのギアも女性だった。女性上位の町なのか、それとも男性が不足してるのかな?
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          バリローチェの広場
 チェックイン後すぐ市内見物とショッピング。この町はスイスからの移民達が自分達の故郷に似てると言うので入植したそうで、町全体がスイス風に統一されている。建物は全て木でスイスの山小屋風のとんがり屋根。ホテルなどもふんだんに木を使っていて、階段も木である。町全体が美しく、メルヘンチックな雰囲気だ。
チョコレートで有名で、チョコレートの製造工程を見せ、販売やレストランを併設してる店が沢山ある。女店員はスイスの民族衣装を着ていてとても可愛い。又、あちこちの店頭には民族衣装を着てボウルのような物をを持った太ったおばさんの人形が飾られている。
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町の中心の広場ではアルプスのハイジをイメージして、セントバーナード犬と観光客とのツーショットを商売にしている人たちがいる。大きな図体のセントバーナードが数匹いるが、どれもとてもおとなしく愛らしい。ギターでタンゴの曲を披露しているグループやスケボーのパフォーマンスをやってる青年達もいて、観光客で溢れている。
繁華街の角では若い女性と中年の男性がタンゴのショー。フェリアのある広場では男女2人組みがアクロバットのショー。大道芸人の多い町のようだ。
スーパーで水と出来合いの惣菜を買ってホテルで遅い昼食を取る。夕食はお腹が減ってないので、ホテルのカクテルラウンジでホテルサービスのワインとカクテル、サンドイッチですませた。カクテルラウンジから湖が見渡せるので、グラス片手に、湖の向こう岸が緑から茜色、やがて薄墨色に変化して行く様を心行くまで味わった。右手には真ん丸い白い月が中空にかかっている。
まさに至福のひととき。これでお相手がアランドロンなら・・・・夫の方も美女を想像してるかもね。
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             ホテルのカクテルラウンジからの眺め
by ruriwada | 2008-02-04 01:40 | Comments(0)