ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2

 私の住んでるのは、大理石造りの豪華なアパートで広いんだけど、なんせ古いだけに、ゴキブリがわんさといる。で、このゴキブリが日本のと違って、最大でも2cmぐらいの小さな奴で、ほっそりとして弱々しい感じ。しかも動作ものろい。
 アルゼンチンに来て以来、道路も建物も食べ物もみんなでっかくて、圧倒されっぱなしの日本人としては、ここぞとばかり、「日本のゴキブリはでっかくて太っていて、黒光りしてる、しかもすばしっこい」とアルゼンチ人の友人に自慢してやった。そうすると、あのにっくきゴキブリが懐かしく思えてきたから不思議だよね。
 と、ここまでは良かったんだけど、相手が妙な顔してしきりに首をひねってる。しばし沈黙ののち、「ククルーチョ?」と念を押すから、「シー、シー(イエス、イエス)、インセクト(虫)」と答えたとたん、「ガハハハ」と大笑いしながら「それはクカラーチャ!ククルーチョはソフトアイスクリーム」
 これにはグーの音も出なかった。こう言う失敗は日常茶飯事。
先日「ラトン(ネズミ)が壊れて、新しいのを買った」と言ったら、相手が「???」。
私が「コンピューターの」と、付け加えたとたん、又もや「ガハハハ。ラトンはアニマル。マウスはアルゼンチンでもマウス!」「・・・・・・」
 で、わがゴキブリハウスのまん前が植物園。間に6車線の大通りが走ってるけど、4階まで届く街路樹の大木が両サイドから枝を伸ばしてるから、我が家のベランダからは庭続きに見える。
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そして、この植物園に何故か、2百匹ぐらいのノラ猫が棲みついてる。ブエノスアイレスは大都会だけど、公園がやたら多くて、まるで公園の中に街があるみたい。ところが今までのところ、この植物園以外の所では一匹も猫を見たことがない。
飼い猫は家の中で飼っていて、ノラは全部この植物園で保護してるみたい。と言うのも、園の管理人達も可愛がってるみたいだし、近所の人たちが歩道沿いにエサや水をやっている。
 園の周りは一応柵がしてあるけど、猫が出入りできる間隔だし、人間も入り口からただで出入りできる。でも犬は入れないみたい。先日犬を連れた人が一人入って来たら、管理人に追い出されてた。
 まさに、ここは猫の天国。猫の方も知ってるらしく、たまに歩道まで出て来ることはあるけど、一日中園内でのんびり寝てる。お互いにけんかもせずに。大雨の日、心配して見に行ったら、みんなちゃんと、雨の当たらない場所にかたまって寝ていた。猫達を見てると、なんだか平和な気分になってくる。案外それが為政者の目的かもね。
 で、この植物園の道を挟んだ隣が動物園。ま、早い話が、ゴキブリ園と猫園と動物園が続いてるってとこ。
by ruriwada | 2007-02-04 19:47 | Comments(0)