ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 162 怪しい者ではありません・・・

7月13日(水)
今日は夫が日亜学院で子供相手の課外授業があるので夕方まで帰らない。しめしめ、鬼の居ぬ間のおせんたく~、と、友人を招いて家でランチ。先日、日系人のお宅からギンナンを沢山頂いたので、おすそ分けしたら、大喜びされた。何しろこればかりは中華街でも売ってないから貴重品なのだ。
4時頃夫が、日亜学院で働いていて近所に住んでるN女史に、大荷物を持つのを手伝ってもらって帰って来た。そのまま夜まで飲み会となる。Nさんも私の友人ウワバミに負けず劣らずの酒豪だ。その上、エスキモーの村落に単身数年過ごし、トナカイの解体まで引き受けていた豪傑だ。と言っても外見は小柄でやせっぽち。どこにそんなパワーがあるのかいつも不思議に思っている
7月14日(木)
近所のナショナル銀行へ両替に行く。この銀行の人は皆感じが良い。日本では円高ドル安だが、ここではペソ安ドル高。1ドルが4.11ペソ。1ドル80円で換算すると1ペソが19.5円。5年前に来た時は1ペソが約40円だったのに。5年前と給料が変わらない我々にとってはペソ安さまさまだ。
7月15日(金)
月末に出かける旅行代金を払い込んだら、昨日両替したペソがなくなってしまった。給料を下ろすついでにペソへの両替を頼みにアレックへ行く。ここもレートは同じだった。
因みにエセイサ国際空港内での両替はかなり割高なので、必要最低限だけ両替することをお勧めする。
7月18日(月)
午後1時に長崎県人会会長のKさんがサンマルティン市から折り紙200枚を届けに来た。kさんの姪が日本人と結婚して土浦市に住んでおり、夫と私のスペイン語の先生だ。その縁でKさんには10年ほど前日本でお会いしたことがあり、アルゼンチンに来てから親しくしている。
来月8月初旬にブエノスアイレス郊外で長崎原爆展が行われることになり、会場に千羽鶴を飾るので、手伝って欲しいと頼まれたのだ。時間があれば200枚ぐらい折れるが、来週から5日ほど旅行するので、同じボランティア仲間で長崎出身のFさんにも半分引き受けていただいた。
2時にkさんFさんと別れてセントロ日系へ行く。今日はタンゴだけでスペイン語はお休み。先生がバケーション中なのだ。
7月19日(火)
夫は労働省の失業者対策講座での2回目の講義があるので朝6時に家を出る。11時からマキシとの交換授業。タンゴ仲間のNさんがこの金曜に帰国するが、なかなか時間の調整がつかずお別れ会が出来ないので、NさんとKさんをお呼びして、12時からマキシと4人でうちでランチ会にした。マキシの日本語の勉強にもなるしね。
中華丼の中身の、白菜、椎茸、タケノコ、キクラゲはこれまで食べたことがないそうで、「う~ん、こういうヘルシーな物を食べてるから日本人は太らないんだ・・」と、えらく感心していた。昼間からワインを1本空けて盛り上がって居る所に夫が帰宅。

夫の方は散々な目にあったらしい。
あれからスサナがフェンスの鍵もくれたので、正々堂々カギを開けて庭に入ったまでは良かったが、玄関のドアを開けたとたん、耳をつんざく様な大音響でアラームが鳴り出した。心臓が止まるかと思ったそうだ。
止め方が分からないので、手当たり次第ボタンを押したら、警察と消防車がやって来た。駆けつけた警官二人を手招きして、止めてくれと頼んだが、止められない。おまけに怪しまれて身分証明書の提示を求められる始末。
そこへやっと警備会社が来て止めてくれたという。先週の講義の後、警報機を取り付けたのだが、いつも一番早く来る夫に、取り付けた事も止め方も事前にスサナから連絡がなかったのだ。夫はスサナに「来週は何が起こるかね」と、嫌みを言ってやったそうだ。
ここ最近続けて、幼児のいたずらで鳴った警報で駆けつけた警官が、いきなりドアに発砲した事件や、職場から出て来た青年が警官に射殺された事件があったばかりなので、話を聞いてゾッとした。アルゼンチンじゃクールビズなんていらないよ、まったく。
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     街角風景。最近ブエノスアイレスの街中をやたら多くの観光バスが走りまくっている。
by ruriwada | 2011-07-25 07:50 | Comments(0)