ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 59 ヒョウ 余話

Iさんが来たので、雹で穴の開いた屋根の修理状況について聞いてみた。
「予定では15日だったが、何の予告もなく3日に突然、瓦をトラックに積んでやって来た。1個約2キロの瓦300個を数個の段ボーる箱に入れて運んで来たのはいいが、重すぎて下すことが出来ない。業者は引き返してクレーン車を積んだ大型トラックで再来訪。道の真ん中にトラックを停め、クレーンで庭に下す作業を始めたのはいいが、道いっぱいふさがっているので、他の車が通れず、警笛をブーブー鳴らし始めた。庭側の道路わき上には電話やインターネット、テレビの線が3本通っているので、クレーンを通すのが難しい。道路はたちまち大渋滞で、車が一斉に警笛を鳴らし大騒ぎになっってしまった。クレーンの運転手は警笛に焦るものだから、手元が狂ってなかなか上手くいかない。結局全部の瓦を下すのに30分近くかかってしまった」そうだ。
道路で作業状況を見ていたI さんは恥ずかしいので、自分の家じゃないような振りをしていたと言う。私もその場の状況を想像して吹き出してしまった。
予告なく自分の都合で勝手に予定を変えてやって来る。下す時のことを考えずに積み込む。
他の車のことなどこれっぽっちも考えずに車を停める。これぞまさしくアルゼンチン流。
瑠璃通信2部 59 ヒョウ 余話_f0135018_7574892.jpg

       街角風景、イスラム教寺院。ブエノスアイレスには天理教の立派な寺院もある。
by ruriwada | 2010-05-06 08:00 | Comments(0)