ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信2部 47 スワッ、フォークランド紛争再燃?

テレビでクリスティーナ大統領が、何やらマルビナス諸島について気炎を吐いている。
マルビナス諸島とはフォークランドのことだ。イギリスとの領土戦争に負けて、イギリス領になってしまったが、アルゼンチンの地図には今でも堂々アルゼンチン領となっている。
先ごろイギリスの会社が石油の試採掘をやったのでアルゼンチンがかっかときてるのだ。今回は中南米諸国が全員一致でアルゼンチンの味方をしてるので強気なのだ。
初めてアルゼンチンに来た時、「絶対フォークランドと言ってはいけない。殺されてしまうから」と、アルゼンチン人の友人が冗談半分で忠告してくれたのだが、確かにここではフォークランドと言う言葉は禁句だ。
今日(3月1日)トイレに入っていたら、何やら賑やかなマーチの音が聞こえて来た。あわててトイレから飛び出し窓から下を見たら、数百騎の騎馬隊員がリベルタドール通りを行進中だった。ポルテーロ(管理人)に聞くと、マルビナス諸島問題についての軍のデモンストレーションらしかった。
しかし沿道の民衆は誰も騒いでいなかったから、国民の関心はもっぱらチリ地震の方にむいてるのだろうか。
瑠璃通信2部 47 スワッ、フォークランド紛争再燃?_f0135018_8345617.jpg

             リベルタドールを示威行進する騎馬隊
by ruriwada | 2010-03-02 08:36 | Comments(0)