ハッスルおばあちゃんのアルゼンチン日記


by ruriwada

瑠璃通信 2部 8 グランホテル・ブエノスアイレス

翌24日やっとアパートの中に入ることが出来、借りる事が決まった。27日(月)に大家さんと私達、大家と借家人両サイドの不動産屋立ち合いで契約を結び、翌火曜日の入居の予定。やれやれ。
自分のアパートに移れるのは嬉しいが、一か月近く滞在したホテルを去るのは少し寂しい。この「グランホテル・ブエノスアイレス」は前回アルゼンチン到着時にも1カ月お世話になった。従業員は3年前とほとんど同じで、皆私達の事を覚えてくれていて、「アミーゴが戻って来た」と、大歓迎してくれた。
瑠璃通信 2部 8 グランホテル・ブエノスアイレス_f0135018_7471453.jpg

               右がグランホテル・ブエノスアイレス 左はシェラトンならぬシェルトン
4星だが部屋は狭く設備も完備とはいかないが、従業員は皆とても親切で愛想が良く、とてもアットホームなホテルである。
瑠璃通信 2部 8 グランホテル・ブエノスアイレス_f0135018_7494776.jpg

十数人いるフロントとボーイさん達はみんな私のアミーゴ
瑠璃通信 2部 8 グランホテル・ブエノスアイレス_f0135018_7532725.jpg

             コックさん達。ここの朝食は3年一日変わらない
ベッドメーキングのメイドさんは18年このホテルで働いてるそうで、毎日会うたび大きな体で嬉しそうにハグとベソをされる。数日間私が風邪を引いた時も、「風邪が移るから」と断っても、一向に気にせず、ベッドに寝ている私の頬にブチュッとして行く。そして「熱はないか?」「喉はまだ痛いか?」から始まって、「ちゃんと食べたか?薬は飲んだか?」と、まるで母親。
私より15才は年下なのだが、溢れるような母性本能はまるでイタリアのお母さん「マンマ・ミーア」そのもの。
すっかり良くなったと言ったら、大喜びして、何と唇にキスされてしまった。まさに自分の子供扱いだ。私がいなくなったらきっと泣いちゃうかも。
日本の5円玉を上げたら、自分の首から十字架のついたネックレスを外して、私の首にかけてくれた。5円玉では釣り合わないので、あとで沖縄のお守りのシーサーを上げたが、彼女は最初の5円玉の方が嬉しかったらしく、時計に紐を通して5円玉をぶら下げてるのを見せてくれた。
瑠璃通信 2部 8 グランホテル・ブエノスアイレス_f0135018_7561987.jpg

マンマ・ミーアのような母性本能溢れるメイドさん
by ruriwada | 2009-10-25 07:57 | Comments(0)